夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

錦繍の”洞爺湖”滞在記【12.10.22.~10.31.】 第5章 有珠山の展望台周辺

2012-11-02 17:41:31 | 
25日の木曜日、火山地形の有珠山、昭和新山ぐらいは訪ねよう、
私たちを話し合い、バスの出発基点の道南バスターミナルに向った。、
しかしながら昭和新山の方面の路線バスは、10月中旬からの冬季の間は運行はお休みと知り、
やむなくタクシーで有珠山のロープウェイの乗車地まで行ったが、
到着地点は広大な駐車場、お土産店、熊牧場などがあり、まじかに昭和新山が聳え立ち、
こうした状景を観ながら、ロープウェイの乗車入口に向った。

何かしら昭和新山駅と明記された地点からロープウェイの大きなゴンドラに乗れば、
5分ぐらいで終点の有珠山山頂駅まで間、
眼下に洞爺湖の街並み、やがて洞爺湖が一望できる美景が展開した。

そして山頂駅で下車すると、付近にある展望台からは昭和新山や洞爺湖が眼下に拡がり、
近くにいた修学旅行の数多くの中学生が歓声を上げたり、互いに記念撮影をしたりしていた。

この後、私たちは長い赤茶けた舗装のような歩きやすい長い階段状を登り、
やがて火口原展望台からは幾つかの火口群が観えたり、遥か彼方の太平洋の内浦湾が展望できた。

そして外輪山の遊歩道が見え、歩き始めて、有珠山の荒々しい雄姿を観ながら、
登山路を下り、15分ばかり地点で引き返した。

その後は、ロープウェイの昭和新山駅に戻ると、
家内は熊牧場で餌を与えたい、と言うので、
私は売店に隣接された火山館を見学したり、広場の片隅みから聳え立つ昭和新山をデジカメで撮ったりしていた。

30分過ぎた頃、待ち合わせた場所で家内と再会したが、
熊の餌は果樹園で落下したリンゴを5個ぐらいワンパックで発売され、
これを何度も買い求めて投げて、右腕が痛くなったわ、と家内は微苦笑しながら私に言ったりした。

そして私たちは街中にタクシーで戻った後、『火山科学館』に於いて、
2000年に有珠山噴火の状況を映像で鑑賞した後、
隣接された『ビジターセンター』で長らく見学した。

私は洞爺湖周辺にある樹木の展示を観たりしたが、圧倒的に魅せられたのは、
洞爺湖を縮小したガラス状の広い床で、やさしくこの地域の特色を解説されていた。
そして私はこの周囲を歩き廻り、あたかも洞爺湖の実態が具体的に理解できる、
と感心しながら拝見したのである。

或いはビジターセンターの内部は、展示室、壁面、階段など樹木をふんだん多用し、
建築に疎(うと)い私でも、こうした美を瞬時に感じながら圧倒的に魅せられ、
外部から観た建物の全容にも感銘を受けたりした。

                           《つづく》
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錦繍の”洞爺湖”滞在記【12.10.22.~10.31.】 第4章 洞爺湖の中核に浮かぶ中島を訪ねて

2012-11-02 07:59:16 | 
宿泊した観光ホテルの『湖畔亭』の5階のある私たち夫婦の指定された部屋からも、
館内のロビー、大浴場、露天風呂からも、
円形のような洞爺湖の中核に浮かぶ中島と総称されている大島、観音島、弁天島、饅頭島の4つの島が観え、
24日の快晴に恵まれたので、私たち夫婦は訪ねることにした。

湖畔の一角にある遊覧船の乗り場から乗船して、一番大きな大島の桟橋で下船した後、
森林博物館の横を通り抜けると売店があり、この近くに鹿(シカ)の保護区のような所があり、
動物好きな家内は、売店から鹿センベイを3袋ばかり買い求めて、20数頭いる鹿に与えていた・・。

こうした時、何かテレビ局の人が撮影機で周辺を映しだすと、
演歌のある歌い手と若いタレント女性が現れて、
スタッフが購入してきた鹿センベイを鹿に与えるシーンを撮影を始めた。

家内はテレビの撮影機から逃れるように、場所を移動したが、
このある著明な歌い手は、おかあさん~さぁ、と家内に声を掛けながら少し近寄ったりしたが、
家内は無視して背中を見せていた。

私は鹿も苦手で少し離れた場所にいたが、
数分後にスタッフのひとりが、撮影後の編集の段階で私か家内が映っていた場合、
了解を求めたいらしく、指定された用紙に氏名、住所、電話番号を書いて欲しい、と依頼された。
そして放送番組名、出演のする演歌のある歌い手の名前、テレビ局名も明記されていたので、
気軽に記入した。


この後、私たちは森林博物館の窓口にある登山提出書のようなノートに記載した後、
アカエゾマツ・コースの散策路をゆっくりと登った。
この地域は落葉樹が多く常緑樹もある森で、幾たびか私は立ち止まり、
美景を眺めたりし、デジカメで撮ったりしていた。

そして中腹にある大平原の少し前で、小雨が突然に降りだし、
やむなく撤退して、下山した後、森林博物館の展示室を見学した。
私が改めて教示されたのは、一枚の解説書で、火山の後の荒れ地から森が形成されるまでの図表であった。

《焼けただれた地表や、火山灰でおおわれた火山荒原から、
コケの仲間や、ススキ、イタドリなどが中心とした草原ができ、
その後は低木林、やがて落葉広葉樹、そして混交林と森が形成される》
このような過程をやさしく展示されていた。


この後、私たちは遊覧船に乗船する直前に小雨はあがり、
まもなくして青い空の中、私たちは下船して、宿泊している観光ホテルに戻った。

                           《つづく》
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