夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

秋日和の中、ときには私たち夫婦は庭の樹木の剪定に奮闘して・・。

2012-11-10 17:34:28 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
一昨日の夕食時に、私は家内に、
『庭の樹・・伸びているので剪定するよ・・土曜日は晴と予報されているので・・』
と私は家内に言ったりした。
『そうねぇ・・玄関の庭の方だけでも、手入れをしないと・・
私も手伝うから・・年末に備えて枝切りを徹底的にしましょう、私も頑張るわ』
と家内は微笑みながら言ったりした。

我が家原則として、庭の手入れは私の責務の範疇であるが、年に数回ぐらい家内の支援がある。

今朝、地元の天気情報を見たら、朝の6時は12度、昼下りは17度、夜の6時は13度、
秋日和の爽やかな日中となります、と明記されていた。

朝の9過ぎに私は玄関庭の下り立ち、
いつものようにストレッチパンズの長ズボン、着古したスポーツシャツ、ウォーキング・シューズ、帽子、
滑り止めの軍手をして、そして剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにした後、どの樹から剪定しょうかしら、
と思ったりした。

とりあえず過ぎし夏の間に彩(いろど)ってくれた紫紅色の花の高砂木槿(タカサゴ・ムクゲ)の樹を
短めに切っていると、
家内は、トレーナー姿にエプロンを身に着け、そしてタオルを姉さん被り、ウォーキング・シューズの万全な容姿で、
滑り止めの軍手をして、高枝鋏(たかえだばさみ)を薙刀〈なぎがた〉のように持ち、
私に近寄ってきた後、付近の樹木を高枝鋏(たかえだばさみ)で枝葉を切り落としたりした。

この後私も剪定用の鋸(のこぎり)を右手に持ちながら、
樹木に登ったり、適度な台に乗り、枝葉を切り落としはじめた。

私は樹木の枝葉を切り落としたりしていると、ときおり地上から、
『その枝もっと短く切り落として・・』
と家内の指示の声がする・・。

我が家の歩道に面した垣根のカイズカイブキ、アカネモチ、ツバキなどを剪定したり、
或いは生家の貸駐車場と隣接した塀際に植えているハクバイ、モミジなどを切り詰めたり、
玄関に近いナンテンなども短めにした。

こうした中で、私は玄関の前の石畳に簡易椅子を持ちこんで、
ほぼ30分ごとに5分休憩し、煎茶を飲みながら、煙草を喫ったりしていた。
そして紫式部〈ムラサキシキブ〉は、それぞれの枝にたわわに実は紫色に深く染めている情景を見たり、
花梨〈カリン〉の実は黄色の染め始め、今年は8つばかり、と数えたりたりした。

この後、剪定した後の切り落とした枝葉を市の指定の『燃えるゴミ』袋に、
剪定鋏(ハサミ)で枝葉を袋が破けない程度に細かく切り分けたりした。
こうした整理したりしていると、昼下がりは過ぎ、結果としては昼食も抜きで、互いに奮戦した。

家内は62歳の身であるが、何かしら心身溌剌としている。
私は5つばかり齢上であるが、定年退職後は現役時代の緊張感が失くしたせいか、
昨今は体力の衰えも実感する時がある。

私の母、そして家内の母も更年期が過ぎてから、
新たに甦〈よみがえ〉る程に元気になっていた60代の時期もあったので、
女は良〈い〉いよなぁ、と私は家内を見つめたりしていた。

そして午後の2時半過ぎに、『XXちゃんさぁ・・ボチボチ・・やめない?』
と私の方から家内に提案し、その後、散乱した枝葉を掃き清め、3時に終了とした。

そして風呂を沸いた頃、家内に先に入ってもらい、
私は玄関の前の石畳に簡易椅子に座り、煎茶を飲みながら煙草を喫ったりした。

私は若き40代の頃は、こうした時はお寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗で、
冷酒を二杯ぐらいは呑んで待機していたが、
その後の50代の時は、殆どビールを呑んだりしていたが、
今や煎茶を飲む身となり、やはり齢かしらと苦笑し、短くなった樹木を眺めたりしていた。

そして玄関庭は何とか終わったが、来週の一日は主庭の樹木も剪定しょう、と思ったりした。

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コメント (2)
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