夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『冬木立』の情景、つたない私は齢を重ねるごとに魅了され・・。

2012-11-16 18:22:56 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
過日の10日に小庭の樹木の剪定をしたが、玄関庭だけであったので、
本日の秋日和の中、朝の9時過ぎから午後3時過ぎまで主庭の剪定に奮闘した。

我が家は原則として、庭の手入れは私の責務の範疇であるが、
前回に続き、家内の支援もあり、今年最後の剪定を終えることができた。

こうした中で、お互いに休憩している時、落葉樹の淡い黄色、朱紅色に染められた情景を見ながら、
煎茶を飲んだりした。
『あなたの好きな錦繍の時期が終わった後ても・・その後の冬木立の情景がお気に入りで・・』
と家内は微笑みながら私に言った。
『そうだよねぇ・・朱紅色、黄色に染められた錦繍も好きであるが、
この葉が舞い散り吹き寄せのような情景も良いが、この後の冬木立にも魅せられるょ』
と私は家内に応(こた)えた。
『今年の梅の咲き終わる頃まで・・植物園に幾たびか行ったわよねぇ』
と家内は私に言ったりした。


この後、3時過ぎに庭の手入れを終えて、風呂を沸いた頃、家内に先に入ってもらい、
私は主庭のテラスの片隅みで簡易椅子に座り、ぼんやりと煎茶を飲みながら煙草を喫ったりした。
そして私たち夫婦は、今年の早春の時節に、神代植物園に6回ぐらい、
家内を誘って行ったりした。

我が家の近くに野川が流れ、この野川の遊歩道を上流に向って45分ぐらい歩くと、
深大寺の正門に着き、この隣接した場所に都立の神代植物園がある。

私たち夫婦は神代植物園の深大寺入口から殆ど入園し、1月の下旬の時は、
やはり梅園の梅の開花が気になり、寄ったりすることが多い。

そして莟〈つぼみ〉でまもなく咲きますょ、という状況であったり、
或いは恥ずかしげに咲き始めているのに微笑んだりして眺めたりする。

そして園内を廻ったりしているが、冬木立の情景が広がっている。
  
園内の最後には、私が圧倒的に魅せられる情景に、
ここ10数年は齢を重ねるごとに、しばらく佇(たた)ずんで長らく眺めている。

私は民間会社の中小業に35年近く勤めて定年退職したのは、2004(平成16)年10月20日であった。
そして定年退職後、私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めた。

こうした中で落葉樹の芽吹きの時節、朱紅色、黄色に染められた葉が舞い散り時、
そして冬木立の暖かな陽射しを受けている情景に圧倒的に魅せられて、
何かと身過ぎ世過ぎの年金生活を過ごしたりしている。

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