夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

伊豆半島の『稲取温泉』、過ぎ去る年の5月中旬に近くの『菖蒲園』、『バラ園』を鑑賞し・・。

2013-04-28 13:18:53 | 旅のあれこれ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
昨日の午前中のひととき、家内からの依頼で歩いて10分ばかりのホームセンターに行った。
要望された品を買い求めた後、このホームセンターの一階には園芸コーナーとなって、
数多くの草花もあり、何気なしに幾種類かの美麗なバラを観たりし後、
菖蒲の花も見え、早くも菖蒲の咲く時節になった、と私は微笑んだりした。

今朝、ぼんやりとテラスに下り立ちと、眩(まばゆ)い陽射しの中で、
落葉樹は新緑の色あいを深め、常緑樹の葉も燦々と陽射しを受け、
ときおり吹く風は薫風となり、まさに風光る時節、と感じたりした。

こうした時、なぜかしら過ぎし2006〈平成18〉年の5月中旬に、
伊豆半島の『稲取温泉』に滞在して、この間に近くの『菖蒲園』、そして『バラ園』に私は独りで訪れた時が、
甦(よみがえ)ったきたのである・・。

私は中小業の民間会社に35年近く勤めて2004〈平成16〉年の秋に定年退職した身であり、
この直前に家内の父が病死した。
そして家内の母は独り住まいとなり、これ以降は私たち夫婦は家内の母を誘い、
幾たびか3人で温泉滞在旅行を重ねてきた。

そして2006〈平成18〉年のゴールデンウィークも過ぎた5月中旬に、
たまたま伊豆半島の『稲取温泉』に5日6日の温泉滞在となった。


伊豆の稲取温泉は、広い相模湾の一角で、入り江の奥まった程ほどに賑わった温泉地であり、
私たちが宿泊した観光ホテルは海辺に近い小高い丘の中腹にあり、
部屋から見ると、霧雨降る中、入り江にある港から相模湾に目を転じると、
岬のように突出た山並みが豊かな新緑につつまれていた。
      
この間、伊豆急行の『稲取』駅まで15分ぐらいの街並みを、
幾たびか散策したりして、のんびりと過ごした。

こうした中で、動物好きな家内たちは、バイオパークの動物園に訪れることとなり、
私は何かと動物には苦手であるので、最寄駅から一駅先の『河津』駅の近くにある菖蒲園に独りで行った。

『かわづ花菖蒲園』と称された処であったが、300種類ほどの花菖蒲が咲き乱れていた。
       
私はデジカメで濃い紫、薄紫、そして純白の花の彩りは、
つたない私でも、まぎれない美を感じたりした・・。
               
その後、外れにある茶屋に、桜餅、柏餅のコシアン、ツブアンがあり、
甘い物に苦手な私さえ、煎茶と共に頂くと、やはり風情を感じたりした。

こうした時、俳句も詠(よ)めない私でも、心の中で数首呟いたりした・・。
      
    ひとときの 花菖蒲に 我想う時

    我思い 花菖蒲に 身を託し

    我想い 花菖蒲に 身を寄せる

    柏餅 花菖蒲に 季節ゆく

私はつたない句を詠んでいた時、霧雨の降りだしてきたので、苦笑したりした。


この後、近くにバラ園がありと知り、何かとバラには縁遠かった私は訪れることとした。

『河津バガテル公園』は、パリのバガテル公園にあるローズガーデンを
忠実に再現させたバラ庭園であり、
1100品種で6000本のバラが競い咲くバラ園であることを学んだりした。
               
私は霧雨の降る中、散策しながら、純白、黄色、真紅、深紅の色合いのバラの各種を観たりした。
そして私の心に魅了されたのは、ブルームーンの薄紫色のバラであった。
      
しかしながらバラを見る人の歳、或いはそのお方の心境により、
その時の魅了されるバラの種類、色合いが違ってくると思ったりした。
               

そして昼食頃になると、マリー・アントワネットのアモー(田舎屋)を再現させた処で、
               
フランスの田舎料理を食べたりした。
館内は、ほどほどに格式があったので、東京の田舎者の私は照れ隠しにグラスワインをお変わりをしたりした。

そして洋風なことに何かと苦手な私でも、ときにはバラの香りの余情が残る中で、
赤ワイン、白ワインを楽しんだりした・・。


このようなささやかな思いでが甦り、あんなこともあったよねぇ、独り微苦笑している。
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