夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

我が家の64歳の家内は、山ガールのように早朝から奮戦して・・。

2014-06-13 14:08:10 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に築後36年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そして私は今年の9月の誕生日を迎えると古希と称される70歳となり、
家内は12月になると65歳の入門の身となり、
現在もお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
          

私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。

そしてサラリーマンの現役時代に於いては、もとより我が家の収入の責務は私であるので私なりに奮闘し、
家内は結婚して3年を除き、専業主婦の身で、洗濯、掃除、料理、買い物などしたり、
親族の交際も含めて、我が家の専守防衛長官の責任を果たしてきた。

私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
          
          
こうした中で家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後は日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。

それでも小心者の私は、引け目を感じて、家内の茶坊主に専念し、
家内がコーヒーが飲みたい雰囲気を察して、私は日に5回ぐらいは淹れたりしている。
          

このように過ごして中、昨日の12日の夜の天気情報に寄れば、
明日の13日は、午前中は梅雨の間の快晴となり、昼下りより不安定な天気、
と報じていた・・。

そして家内は、明日は3時より起きて洗濯するわ、と呟(つぶや)くように言ったりしていた。

本日の朝、私は6時過ぎに起床して、居間に下り立てば、
家内はNHKのテレビニュースを視聴していた。

そして私は何時に起きたの、と家内に訊(たず)ねば、
朝2時半過ぎに起床して、洗濯をしたり、掃除をしたらしい。
そして日の出の時間に合わせて、家屋に隣接した小庭にある外干しの竿(さお)に、干したりしていた、
と何かと愚図の私は聞いたりした。

『ここ10数年ブームとなっている山ガールだって・・
この時節は3時半に起床して・・5時前後に次の行程を歩きだすのが、
夏山の標準日程なのに・・XXちゃんは早すぎるょ』
と私は若き学生時代に山歩きのクラブでテント生活をしてきた体験を含めて、
家内に言ったりしてきた。
          

過ぎし我が家の洗濯物は、独り住まいとなっている家内の母の季節物が加わっているので、
少し多いと思われる。

私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、身の廻りのことが出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、暖冷房器具、衣服、庭の手入れをなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、程ほど長期に滞在し、孤軍奮闘を重ねている。

過ぎし5月25日から6月4日まで10泊11日間で、家内は実家に行った後、
家内の母の冬物の普段着の衣服、カーテン、毛布などを宅配便を利用して、
我が家に送付したりしていた。

たまたま私の住む地域は、過ぎし5日の午後から『梅雨入り』となり、
ときおり梅雨の晴れ間の時に、家内は大量の洗濯物に対処してきたのである。
          

本日の午前10時過ぎに、早朝より燦々照らす初夏のような陽射しの中、
私は買物に出かけた。

まばゆい陽射しで青空は雲ひとつなく、私は銀行に寄ったり、スーパーで買物を終えて、
我が家に帰宅したのは11時半過ぎであった。

そして小庭にある外干しの竿(さお)に、多くの洗濯物が干されて、
これだったら昼下りまでは乾くし、洗濯日和だ、と私は微笑んだりした。

そして私は着替えて、アイスコーヒーを飲んだりしていると、遠くから雷鳴が聴こえた・・。
まもなく近くに雷鳴が響き、青空から急速に黒い雲が多くなり、やがて枝葉が風で揺れた・・。

『XXちゃん・・まもなく雨が降ってくるよ・・』
と私は叫ぶように大声で、台所にいる家内に伝えたりした。

そして家内は洗濯物を干し竿(ざお)から引き下げて、途中で私は受け取り、
一時待避として2階の洋間に、幾たびに繰り返して、室内干しとした。

そして戸締りをしたり、家内は洋間の室内干しの優先順位を決めながら整備した後、
この中の一部を乾燥機にセットしたりしたりしていると、
激しい雨が降りだしてきた・・。
          

そして家内は、昼下がりの3時頃まで晴れてくれれば、冬物でも乾いてくれたのに、
と私に苦笑しながら言ったりした。

やがて30分過ぎた頃、小雨に変貌した中で、陽射しが再び小庭を照らし、
そして空は黒い雲を払うように青空となった。

私は苦笑しながら、夏山のように午後から不安定な天気に変わるなぁ、
と家内を慰めるように言ったりした。

尚、家内は雨の降り日は、洗濯がてきなくなり、幾分平素の覇気がなくなっているのが、
昨今の情況となっている。

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