夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

こらっしぇ蔵王温泉滞在記 ⑥ 最終章 人生のひとときを共にして

2014-06-21 16:43:00 | 
       最終章 人生のひとときを共にして

今回の旅路は、ある有力な旅行通販会社から郵送されてくる小冊誌の中に、
源泉かけ流しの温泉地滞在フリープランのひとつが掲載され、
山形県にある蔵王温泉街の片隅にある『たかみや瑠璃倶楽リゾート』4泊5日を滞在するプランであった。

私は今年の9月の誕生日を迎えると、古希と称される70歳となり、
家内も今年の12月になれば高齢者入門の65歳となる。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったが、国内旅行が共通の趣味のひとつであるので、
お互いに元気で意欲のある今、行きたい所に行ければ良いと思い、
この旅路のプランに参加した。

たまたま今回の宿泊滞在フリープランで、今回共にした10数組ご夫妻は、
私たち夫婦と同年代の方もいたが、殆どは男性は70代であり、最高齢は82歳であったりした。
          

15日に東京駅から山形新幹線の特急『つばさ』に乗車し、山形駅に午後3時前に到着した後、
宿泊先の『たかみや瑠璃倶楽リゾート』のご厚意の送迎マイクロバスに乗車する時、
初めて今回のリゾートホテルに滞在するフリープランのメンバーが判明した。

これ以降、幾たびかホテルの館内の食事処、大浴場、ロビー、
或いは私たち夫婦が街中を散策している時に、お逢いしたりし、お互いに談笑したりした。
          

もとより今回のフリー滞在プランで共にしたメンバーは、
それぞれ生を受けた環境も違い、その後に育った状況、学歴、その後の社会人として職業、結婚生活・・、
やがてシニア世代となり、それぞれの生活をしていて、誰ひとり同じ人生航路を歩んできた人はいないのである。

その上、人それぞれ思考、信条、性格、趣味なども違うし、この広い世界で同じ人はいなく、
男性グループのSMAPの唄った『世界に一つだけの花』のような存在なのである。
          

私たち夫婦はお互いに談笑する中で、
最高齢の男性は82歳であり、このお方は野花がお好きなお方であった。
そして一眼レフの高級デジカメの本体に、ズーム28ミリ~300ミリのレンズで、
ときおり三脚を立て撮られ、今回も周辺の野花を撮られた、と私たちに言ったりした。

そして奥様は野花には関心はあるが、写真には興味がないの、と私に微苦笑しながら言ったりした。

たまたま朝食のレストランの席で、私たち夫婦はテーブル越しにご夫妻が隣席され、
私がご主人が置かれたデジカメを絶賛したので、これ以降何かと談笑したりした。
          

細身の男性で余分な脂肪がないように見えた76歳の男性は、
日々2時間ばかり歩き、その後はスポーツジムで全身運動をされ、
165センチの身長で、52キロの体重を維持されている、と私と談笑する中、言ったりした。

そして奥様もスポーツ大好きで、今回の滞在中に蔵王の山なみをひたすら歩かれ、
共に軽登山の容姿であった。
          

72歳の男性は私と同じような170センチ、体重は75キロぐらいの方で、
やはり奥様と軽登山し、ゼンマイ、ワラビなどの山菜を見たり採ったりするのが、ご趣味であった。
そして今回、宿泊した『たかみや瑠璃倶楽リゾート』には、ここ7年幾たびも来ている、
と私たち夫婦と談笑する中で、私は教えられた。

そして温泉に関しては、館内の内風呂の大浴場で十分満足ですわ、と奥様が明言され、
温泉大好きな私たち夫婦は、微苦笑させられたりした。
          

こうした中で私たち夫婦は、朝の9時過ぎにホテルを出て、温泉の中心街を散策したり、
山の中腹にある処まで坂道をあがったりして『源七露天の湯』、
そして別の日には奥地の『大露天風呂』に遠征して、ゆっくりと野趣あふれる露天風呂に満喫したりし、
ホテルには昼下がりに帰館した。

そして旅先は非日常であるので、平素は叶わないことを私はしたりした。
私は山形の漬物を友にして地酒を呑みながら、家内と談笑したり、
          
ときおり私たち夫婦は窓辺からの情景を眺めたりした。
                   
そして夕食まで家内が館内の大浴場に行っている間、私は本を読んだりしていた。

こうしたことを知り逢ったご夫妻と談笑する中で、話したりすると、
人それぞれご趣味が違いますもねぇ、と私たちは言われたりした。
          

今回の旅路で、人生のひとときを共にした10数組のご夫妻と、
山形新幹線の特急『つばさ』で東京駅に帰京する時、
東京駅に近づくと、私たち夫婦は『また、いつ日にか旅先で、お逢いしたいですねぇ』
とそれぞれのご夫妻に愛惜の挨拶をしたりした。

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こらっしぇ蔵王温泉滞在記 ⑤ 第四章 『たかみや瑠璃倶楽リゾート』の館内

2014-06-21 13:44:05 | 
       第四章 『たかみや瑠璃倶楽リゾート』の館内

私たち宿泊滞在フリープランが4泊ばかり宿泊した『たかみや瑠璃倶楽リゾート』は、
私たち夫婦は初めて利用させて頂いたリゾートホテルであった。
          

蔵王の温泉地の中心街からは東の外れにあり、前方は蔵王の山なみ向って二つのロープウェイが観え、
後方は緑豊かな森となり、この一角に『鴫(しぎ)の谷地沼』がある。
          

館内の概要は、『たかみや瑠璃倶楽リゾート』の公式サイトで紹介されているので、省略する。
http://www.zao.co.jp/rurikura/
      ☆公式サイト『たかみや瑠璃倶楽リゾート』☆

私たちは滞在期間中、朝食は朝の7時半過ぎからバイキング形式、夕食は夜6過ぎから頂いたであるが、
創意工夫のある多彩な料理、何よりも食事処のスタッフまごころのある言動に好感した。

そしてロビーのフロントのスタッフ、館内のスタッフ、それぞれさわやかな笑顔で接して頂き、
好感したりした。

私たち宿泊滞在フリープランで、たまたま今回共にした10数組ご夫妻は、
私たち夫婦と同年代の方もいたが、殆どは男性は70代であり、最高齢は82歳であり、
この中には幾たびも、『たかみや瑠璃倶楽リゾート』を利用している、
と私たち夫婦と談笑した時、言われていた・・。

私たち夫婦の指定された部屋は、今回共にした10数組ご夫妻と同様に「ツインルーム」であった。
蔵王の山並みと朝日連峰が望める客室と称されている通り、早朝、朝、昼の情景は、
私たちは窓辺から観て、魅せられたりした・・。
          
               早朝のひととき
          
               早朝のひととき
          
               昼下がりのひととき

夕暮れは部屋の窓の反対側にあるロビーから、二回ばかり見たりしたが、
この情景も魅せられたりした。

この『たかみや瑠璃倶楽リゾート』の難をあえて明言すれば、
「ツインルーム」を利用して感じたことは部屋の狭さ、室内の換気の悪さ、部屋から入った時にクロゼットに圧迫される、
このように感じたりした。

そして大浴場は満喫されたが、やはり蔵王温泉の地域であるので、露天風呂がなく、
私たちは温泉の中心街の奥まった高台にある『源七露天の湯』、そして『大露天風呂』に遠征した理由ひとつとなった。

このリゾートホテルは、公式サイトにも公表されている通り、
《・・建築家・故丹下健三氏が手がけた設計と、工業デザイナー・奥山清行氏による家具のコーディネイト。
世界に誇る二人の意匠が融合した、真のラグジュアリーと、心なごますホスピタリティ。
山形から発信されるグローバルなリゾートスタイルを。・・》
と明記されている。

建築にも疎(うと)い私のシロウトの素朴な思いとして、丹下健三さんの遺(のこ)された建築のひとつには、
様式美はあるが実用性に乏しい、と今回の場合は実感させられたのである。

確かに蔵王の山頂の近くから街並みを見下ろした時、斬新なこリゾートホテルは目立ち、
裏側の小路を歩いていた時、圧倒的な建築美の威容が観える。
          

或いは裏手にある『鴫(しぎ)の谷地沼』からも、森の中に忽然としてこのリゾートホテルが観える。
          

私は滞在中、風の中の噂話として聞いた限りであるが、
ある自治体が蔵王温泉の活性化、そして保養所の為に、建築家・丹下健三氏に懇願して依頼した建物であったが、
やがて自治体として維持管理が思わしくなく、やむなく売却されて、
この地方の雄の観光グループの『たかみや』が購入されて現在に至っている、と聞いたりした。

私は微苦笑しながら、リゾートホテルとしては実用性に乏しいが、
何よりも現代のスタッフが創意工夫をされたり、さわやかな笑顔で接して、好感している。
          

余談であるが、リゾートホテルとしては建築美も館内の実用性に優れている『裏磐梯猫魔ホテル』に、
過ぎし年の2012年1月中旬に3泊4日で滞在した時であった。

裏磐梯の檜原湖の湖岸に近いリゾートホテルのひとつの『裏磐梯猫魔ホテル』は、
この当時は確かに建築美も館内の実用性に優れていたが、肝要の各スタッフに覇気もなく、
笑顔が少なく、私たち利用者からも衰退している実感を感じたりしたのである。

このホテルは、やがて星野リゾート に買収されて、『裏磐梯ホテル』として現在好評を得ている、
と私は聞いたりしている。

観光旅館、観光ホテル、リゾートホテルは、建物、館内の施設も重要であるが、
何よりも館内のそれぞれスタッフの生き生きとした言動が、利用者から好感される、
と私は今回の宿泊先でも実感させられたのである。

                             《つづく》

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こらっしぇ蔵王温泉滞在記 ④ 第三章 『鴫(しぎ)の谷地沼』、そして周辺の情景

2014-06-21 08:48:47 | 
       第三章 『鴫(しぎ)の谷地沼』、そして周辺の情景

私たちが宿泊滞在している『たかみや瑠璃倶楽リゾート』は、
温泉地の中心街からは東の外れにあり、前方は蔵王の山なみ向って二つのロープウェイが観え、
後方は緑豊かな森となり、この一角に『鴫(しぎ)の谷地沼』がある。

17日の午前中に『蔵王中央ロープウェイ』の路線の山の中腹の付近にある『大露天風呂』で入浴を終え、
その後は温泉地の中心街を散策した後、この『鴫(しぎ)の谷地沼』を初めて訪れた。

多くの自動車が利用される大通りから脇道に入った所から、
『鴫(しぎ)の谷地沼』を見て、歩き始めたが舗装された路もあり、人影も時折見られ、
温泉地の中心街からも20分ぐらい近い処てあったが、静寂な散策路であった。
          

          

そして15分ぐらい歩いていると、前方の彼方に私たちが宿泊滞在している『たかみや瑠璃倶楽リゾート』の建物が観えたが、
周辺は緑豊かな森となっている。
          

やがて森の中の小路となった中を歩いたりした。
          

そして10分ばかり歩くと、水の音が聴こえて、やがて水量豊かな滝が観られた。
          

私は蔵王の山なみから伏流水が、どちらかで湧き出て、この滝に集約して流れているように思え、
私たちはベンチに座り、長らく見惚れたりしていた。
そしてデジカメの技量に乏しい私でも、少し技巧をまじえて2枚ばかり撮ったりした。
          

          

やがて私たちはベンチから離れて、岸辺に沿った小路を再び歩きだした。
          

          

その後、岸辺から離れて、小路を歩いたりした・・。
          

やがて少し幅の広い路となった中、宿泊滞在している『たかみや瑠璃倶楽リゾート』の建物の正面の一角が観えたりした。
          

そして付近の蕎麦屋に入店して、私たちは昼食とした後、帰館した。

                             《つづく》
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