夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の1日1万歩、階段昇降は無駄 そして電車やバスは座るべき、遅ればせながら学び、やがて微笑んで・・。

2017-07-07 15:08:18 | ささやかな古稀からの思い

たまたま先程、ときおり愛読している【NEWS ポストセブン 】を見ていたら、
『 高齢者の1日1万歩や階段昇降は無駄 電車やバスは座るべき 』と題した見出しを見てしまった。

私は年金生活の72歳の身であるが、定年した60歳より多々の理由で年金生活を始め、
殆ど毎日のように家内から依頼された品を求めて、スーパー、専門店で買い求めたりしている。

このような買物メール老ボーイとなっている私は、
利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、

歩くことは何よりの健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している。
             
帰宅後、やがて独りで我が家から歩いて3キロ範囲にある遊歩道、小公園をひたすら歩いたりしている。

こうした根底のひとつには、
もとより健康でなければ、私でも日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

このように13年近く継続してきた私は、『高齢者の1日1万歩や階段昇降は無駄 電車やバスは座るべき
という見出しを見て、本当かしら、と半信半疑の思いで記事を精読してしまった・・。

             
この記事の原文は、『週刊ポスト』の2016年11月18日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の【NEWS ポストセブン 】に2016年11月8日に配信され、少し古い記事であるが、
私は読み終わった後、多々教示され、無断ながら転載させて頂く。

《・・高齢者の1日1万歩や階段昇降は無駄 電車やバスは座るべき 

1986年にはスポーツをする人(15歳以上)の割合は76.3%だったが、
25年後(2011年)には61.6%に低下した。

しかし、そうした国民的な「運動離れ」の中でも、高齢者層の割合は確実に増加している
(60~64歳は3.2%増、65~69歳は7.8%増、70歳以上は1.1%増。
総務省「統計からみたスポーツの今昔」より)。

背景には平均寿命の延びや、趣味(スポーツ)に費やす時間的・金銭的余裕が
高齢者層に偏っていることが挙げられるものの、
やはり最大の理由は「健康のため、長生きのために運動をしよう」という考え方の広がりにありそうだ。

             

「統計からみたスポーツの今昔」には、「高齢者がやっているスポーツ」のランキングがある。
1位に輝いたのは「ウォーキング・軽い体操(48.2%)」だが、高齢者運動のウォーキングには、誤解がある。

厚労省のHPでは疫学的な調査をもとに、
〈「1日1万歩」の歩数を確保することが理想〉と奨励しているように、「多く歩くこと=健康になる」と思われがちだ。

しかし、東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利・老化制御研究チーム副部長は、
そうした「歩数信仰」に疑問を呈する。

「運動量が多ければ多いほど、効果があると勘違いしている人は多い。
むしろ大切なのは、運動の質。
ウォーキングであれば、“中強度”の運動をすることが重要です」

中強度とは、医学用語で「限界と感じる運動の半分程度の酸素消費」を指す。

「中強度を超えると、運動による“体の破壊”が大きくなり、
中強度を下回ると、十分な“体の修復(トレーニング効果)”を期待できません。
限界の運動量は人によって違うので、当然、中強度の目安も異なる。

平均的なウォーキングとしては、“歩きながら何とか会話できる程度”という目安がありますが、
運動者によって、歩く速さが違うことに留意する必要がある。

ただし、私が見る限りでは、運動の質を意識している人は、少ないように思います。
それでは運動しても筋力強化にならず、逆に健康を損ねる結果になりかねません」(同前)

                          
また、日常生活で「エレベーターを使わずに、階段を昇り降りする」

という“準運動”を実践している人も少なくない。

だが、『ラジオ体操は65歳以上には向かない』の著者で、戸田リウマチ科クリニックの戸田佳孝・医師はこう語る。
「運動量の割に効果がない、無駄な運動の代表格です。
当院の患者さんにも“地下鉄では階段を使います”と言う方がいますが、私は“やめなさい”とアドバイスしています。

段差の昇降で最も負担がかかるのは、膝の半月板や靱帯です。
筋肉は鍛えることができますが、半月板も靱帯も消耗品なので、負荷をかけても鍛えられない。
それなら平地を早歩きしたほうがましです。

電車やバスでは、椅子に座らないという方もいますが、
やはり消耗部位である軟骨部分に、無用な負担をかけています。

バランスを保つ筋力を鍛えるメリットは否定しませんが、デメリットのほうが多い。
空いていたらなるべく座るようにしたほうがいいでしょう」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                          
私は歩く時は、紳士バックを園児のように斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された情景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。
             
このように歩いていると、ほぼ1キロを15分ぐらいであるので、
やはり時折、足早に歩いたり、或いは意識して、大股で歩いたりしている・・。
             

「一日一万歩」に関しては、私は半年前に、、『やってはいけないウォーキング』(SB新書)の著者で、
東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利さんより、「それは大きな間違いだ」と学んだりした。

「私たちは、17年間、群馬県の中之条町に住む65歳以上の方、5000人を対象に調査し、
その内500人には、24時間活動量計をつけてもらい、モニタリングしてきました(現在も調査は続行中)。

その結果、一日8000歩が健康効果の最大値で、それ以上は、頭打ちになることが分かったのです。
頑張って一万歩以上歩いたとしても、ほとんどすべての病気において、効果が見られませんでした。

それどころか60歳を過ぎてのウォーキングのし過ぎは、身体に弊害すらもたらすことが分かってきました」

弊害の代表的なものが、膝や腰などの「関節痛」だ。
高齢者の中には、過度なウォーキングによって、膝の軟骨が擦り減ってしまい、
関節を痛め、人工関節手術を受けざるを得なくなった人もいるという。

このように学んできた私は、一日8000歩ねぇ・・と思いながら歩いたりしてきた。


             

しかしながら老化予防に有効な運動に詳しい東京都健康長寿医療センター研究所の金憲経さんより、
筋肉に刺激を与えながら歩くには、ウォーキングに早歩きや階段上がりを組み込むほかに、
「プラス10cm」の歩幅を心がけることも有効、と学んだりしてきた。
          

このような学んできたが、体力の衰えも実感している私は、
最寄駅で階段、エスカレーターが並列にある時は、やはり甘えてエスカレーターに乗ったりしてきた。

せめて長い坂道がある大きな道路の歩道に関しては、確か200メートルぐらい坂道を
体力テストと思いながら、あえて少しスピードを上げて、登ったりしてきた。
             

今回の記事を読み終わった後、やはり適度に歩くことが重要だ、と改めて教示された。

そして《・・階段昇降は最も負担がかかるのは、膝の半月板や靱帯です。
筋肉は鍛えることができますが、半月板も靱帯も消耗品なので、負荷をかけても鍛えられない。
それなら平地を早歩きしたほうがましです。・・》と学び、体力の衰えも実感している私は、微笑んだりした。

或いは《・・電車やバスは椅子に座らないという方もいますが、
やはり消耗部位である軟骨部分に、無用な負担をかけています。

バランスを保つ筋力を鍛えるメリットは否定しませんが、デメリットのほうが多い。
空いていたらなるべく座るようにしたほうがいいでしょう」・・・・》と学び、私は微笑んだりした。

これまでの私は、路線バスとか電車に乗車しても、乳児をだいた若きママ、幼児を連れた若きママ、
そして高齢者と見られる諸兄諸姉には、私は齢を重ねても日本男児として鍛えられてきたので、
席を立ち、さりげなく譲ってきたりしてきた。

今後は私より若い健康者の60代の諸兄には、無視して席を座っていようかしら、と微苦笑したりした。

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