夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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日本製のコロナワクチンは来春か、開発者が明かす最前線の苦悶、無学な私は学び、動顛させられて・・。

2020-06-25 11:09:00 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
先程、ヤフーで配信されているニュースを見ている中で、
『 日本製のコロナワクチンは来春か、開発者が明かす最前線の苦悶 』、
と題された見出しを見たりした・・。

過ぎし5月4日、新型コロナ対策として、専門家会議が提案した、
「身体的距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗い」、
そして「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れましょう、
と公報されてきた・・。

高齢者の私は、苦手なマスクをしながら、我が家の買物でスーパーに行ったり、
そして体力の衰えた私は、やむなく散策をしたりして自粛生活をしてきた。

          

やがて5月25日、緊急事態宣言が全国で解除されて、
私は過ぎし2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、重苦しい閉塞感に、戸惑いながら過ごしてきたので、
解放感に心身共に深く感じたりした。

          

しかしながら新型コロナウイルスは終息していなく、何かしら多くの御方が油断すると、
第二波が襲来し、ふたたび『緊急事態宣言』もありえるので、
私も困苦するので、これから当面は自粛生活の延長戦だよねぇ・・と思いながら過ごしている。

そして昨今、
自粛から自衛の風潮に変貌し、無力な私でも大切な社会経済の復興を願うが、
もともと
年金生活の私でも、自分の身は自分で守る、大切な生活指針としているので

私は
新型コロナウイルスが沈静化するまで、程々に自粛生活の延長戦する、
と微苦笑したりしている。

こうした根底には、新型コロナウイルスの難題に対しては、新たなワクチンしか、解消できないと学び、
世界の主要国で、それぞれ専門分野の御方が英知と鋭意で開発して下さり、
やがて私たち国民が誰しも安心して接種できるまで、
それぞれの多くの人は、大なり小なり自粛生活の延長戦が余儀なくされる、と私は思い深めてきた。

          

このような深情を私は秘めているので、どのような実態で開発されているのですか、
と思いながら、今回の記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『女性自身』の2020年7月7日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 女性自身 】で6月25日に配信され、無断ながら転載させて頂く。

《・・世界中で日夜、研究開発が続けられている新型コロナウイルスへのワクチン。

          

日本も来年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、
安倍晋三首相は、開発が順調に進んでいることをアピールしていた。
実際、日本での新型コロナのワクチン開発の状況はどうなっているのか。

【写真】抗体依存性感染増強(ADE)が重大な問題となる可能性も……

「いま最も注目されているのが、DNAワクチンです。
これは、弱毒化したウイルスなどを使うワクチンとは異なり、
ウイルスの遺伝子情報を体内に注入して、抗体を作らせようというもの。
英米などで開発しているワクチンにくらべて安全性が高く、製造のスピードも断然速いといいます」(医療関係者)

このDNAワクチンの開発に実際に携わるなど、日本のワクチン開発の最前線にいるのが、
大阪大学大学院の臨床遺伝子治療学・森下竜一寄附講座教授だ。

取材を申し込むと、「抗体依存性感染増強(ADE)のリスクについて、僕に聞きますか?」
と苦笑いしつつも、真摯に応じてくれた。

          

そもそも、ワクチンとは、発症や重症化を予防するために投与する、弱毒化または無毒化した抗原のこと。
あらかじめ投与して、病原体に対する抗体を獲得しておき、
病原体が侵入してきても、感染あるいは重症化を抑えられるという仕組み。

しかし、本来はウイルスから体を守るはずの抗体が、
逆に細胞への感染を促進し、重症化を引き起こしてしまう現象がADE(抗体依存性感染増強)だ。

「ADE(抗体依存性感染増強)というのは、どのワクチンでも、起こるリスクはあります。
デング熱のワクチンでは、後に重症化することがわかり、使えなくなりました。
ただし、実際に開発されたワクチンでは、ほかにあまりそういった事例はありません。

今回の新型コロナワクチン開発においても、ADE(抗体依存性感染増強)の懸念はあります。
厚労省も含め、ワクチン開発している研究者は、みんな気にしています。

ADE(抗体依存性感染増強)のリスクは、事前にはわからないのです。
動物実験段階では、ワクチンを打った動物を新型コロナウイルスに感染させますが、
そもそも動物での感染モデルでは、大きな症状がないので、重症化するかどうか確認できないかもしれません。

少なくとも、従来行われたDNAワクチンの臨床試験では、
ADE(抗体依存性感染増強)が懸念されるデータは、今のところないです」

          

■まずはハイリスクの人に、ワクチンを

次のステップとなる人間への臨床試験はワクチン投与だけで、
実際に感染させる実験は困難だ。

「つまり、ワクチンが開発できても、投与した人が自然に感染するまで、
ADE(抗体依存性感染増強)が、起きるかどうかわからないということです。

ADE(抗体依存性感染増強)のリスクは、0.0何%といわれていますが、
新型コロナの場合、高齢者や基礎疾患を持つなどハイリスクの人の致死率は、10%を超えます。

どちらのリスクを選択するか。
危険性を十分認識したうえで、接種する人のリスクを検討する必要があると思います」

          

現在、森下教授らが開発中のDNAワクチンは、
ADE(抗体依存性感染増強)以外の安全性は、既存の医薬品としての実績もあり、
「基本的には、安全性に関する問題は少ないと思います」と語る。

「しかし、開発が成功しても、早くて来春です。
東京五輪まで、ワクチンを国民全員が接種することは難しいと思います。
到底、数が足りません。

ですから、個人的にはハイリスクの人に、まずは接種すればいいと思っています。
たとえば、クラスターの起きやすい介護施設や医療現場で、使えばいいのではと思っています。
最終的には、国が判断する話ではありますが・・・。

          

今後、海外から人を受け入れ始め、大流行が起きたら、医療崩壊のリスクもある。
だからこそ、それまでに一つの選択肢として、ワクチンは用意しておかなければいけません。

そのため、本来ベストにするには3年ほしいですが、
それでは遅いので、ベストに近いベターにしようと努力しています」
現在、開発状況は「7合目」だという。

東京五輪に向けワクチン開発を急ぐあまり、国民の安全を置き去りにしてはいけない――。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

           

私は記事を読み終わった後、改めて新型コロナウイルスへのワクチンに対して
開発されている御方の誠意、使命などに敬意したりした。

今回、何かと無知な私は、《・・本来はウイルスから体を守るはずの抗体が、
逆に細胞への感染を促進し、重症化を引き起こしてしまう現象がADE(抗体依存性感染増強)・・》、
と学びながら、震撼して、動顛させられたりした。

こうした難題を克服しながら、安全で効力あるワクチンを開発して下さる御方たち、
そして世界の多くの人が、待ち焦がれている現実・・

こうした中、無力な私は、息を潜(ひそ)めて、私なりの自粛をしながら、
待ちわびるしかないよなぁ・・と溜息をしたりしている。

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