鞭声粛々(べんせいしゅくしゅく)夜河を渡る
暁(あかつき)に見る千兵の大牙(たいが)を擁するを
意恨(いこん)なり十年一剣を磨く
流星光底(こうてい)長蛇を逸す
(詩の意味)
上杉謙信の軍は鞭(むち)の音もたてないように静かに、夜に乗じて川を渡った。明け方、武田信玄方は、上杉の数千の大軍が大将の旗を立てて、突然面前に現れたのを見て、大いに驚いた。
しかし、まことに残念な . . . 本文を読む
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