最後に、家庭ユートピアについて、どうしても述べておきたいことがあります。
それは、「家庭のなかで、必ず仏神の話をしてほしい」ということです。仏神を知るには家庭がいちばんです。「家庭で仏神の話ができる」ということは、「家庭から光が出つづけている」ということなのです。
日々、仏の心を自分たちの心として生きていけるようにし、できれば、一日の反省を家庭で共になし、一日の感謝を家族で共になし、一日の祈りを家族で共になすことです。そういう家庭が素晴らしいのです。
これを「真理家庭」と言ってもよいでしょう。
家のなかに、反省と感謝、そして仏への祈りが満ち満ちた情景を、思い描いてみてください。それは素晴らしいことです。
家庭のなかで宗教心を育んでいくことは、理想家庭をつくるために、なくてはならないことなのです。
信仰深い親となって、子供たちに、仏へ向かう心の、その敬虔さを、尊さを、教えてください。それは、何よりも、彼らが素晴らしい人間として成長していくための基礎になるでしょう。
信仰という土台を持っていない人は、教育を受けても、魂が真っすぐに伸びていきません。信仰はすべての教育や教養の基礎となるべきものです。人間は、信仰の土台があって初めて、人間らしく生きていくことができるのです。
子供たちに、現代的な権利や義務を教える前に、「仏の子としての神聖な義務や権利とは何か」ということを教えてください。それは、彼らが素晴らしい人生を送っていくためのヒントになるはずです。
---owari---
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