釈尊もソクラテスもマルクス・アウレリウスも、近代では、エマソンなどの鉄人や心理学者のウィリアム・ジェームスも、異口同音に次のように述べています。
「人間というものは、その人が考えるとおりのものである。あなたは、毎日、どのようなことを考えているか。あなたが繰り返し考えていること、思っていることが、あなた自身なのだ。服装や外見は関係がない。履歴書を見ても、あなたが何者であるかは分からない。人は、その人の思うとおりの人間になるのだ」
これは、霊界に行けばそのとおりです。霊界には「考え」しかありません。霊界の「存在」というのは考えそのものなのです。霊界においては、人間は、考えているとおりのものになります。その考えが、この世においては、時間を経て実現していくのです。
すなわち、あなたという人間は、あなたが自己評価し、考えているとおりの人間なのです。
「自分はアサガオだ」と思っている種は、アサガオの花を咲かせ、「自分はスイカだ」と思っている種は、スイカの実を実らせます。
未来が肯定的か否定的か、楽観的か悲観的か、幸福であるか不幸であるかは、あなたの「心の種子」によります。
未来を幸福なものにしようと思うならば、肯定的な種子を心のなかにまき、育てなければいけません。その種子を育てるには、常に繰り返し考えることです。
悲観的な想念に負けそうになったときには、それに負けないだけの肯定的な想念を自家発電しなければいけません。それは、気力を出すことであり、努力をすることです。そして、きょうできることをやり、あしたの希望を考えることです。
マイナスの考え方に支配されそうになったら、それと戦うプラスの考え方を出していくこと、発信していくことが大切です。
人間は、心のなかで、矛盾する二つのことを同時に思うことはできません。笑いながら、悲しい話をすることも、悲しい顔をして涙を流しながら、楽しい話をすることもできません。
したがって、心のなかを占めているものが、いったい何であるかが非常に大事になります。肯定的な自己像を持ち、「自分が、もっと発展し、成功し、世の中の役に立ち、幸福になっていくことが、周りの人も幸福にしていく」という映像を、常にしっかりと描きつづけることです。
たとえ否定的な想念に負けそうになっても、勇気を起こして、また、肯定的な想念を発信しなければいけません。
それが、この世においてできたならば、あの世においてもできるのです。
それは人生における勝利そのものだと言えます。
「考え方は非常に強い力を生むのだ」ということを学んでいただければ幸いです。(仏法真理)
キーワードは「考え方は非常に強い力を生む」ということなのです。
人生において、「こういう事態が起きて、こうなりました」という、受身で流される人生ではなく、やはり、自分から心を定めて、自分で選び取って、「このような人生を歩むのだ、最高の人生を目指すのだ」という強い心で、エキサイティングにチャレンジしていただきたいと思います。
---owari---
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