(第三章 人間関係をうつす鏡 ⑫)
多くの人は、友人を助けたい、癒(いや)したいと思っています。相手の喜ぶ顔が見たいから、また、それによって自分に価値を感じ、満足感を持てるからです。
人々の好意を喜んで受け取ってください。そして、誰かが助けてくれようとしたら、喜んで助けてもらってください。お礼さえ忘れなければ、それは相手にとっても、大きな愛の贈り物になるのです。
あなたが与えたものを相手が喜んでくれないと感じたら、相手が受け取れる以上のものを相手に与えています。そしてそんなときは、自分が他人にどれだけ心を開いて与えられたものを受け取っているかを調べてみるのです。あなたは相手の好意をちゃんと受け取っているのでしょうか?困ったときに、誰かに助けを求めているでしょうか?
与えることは好きなのに、自分は貰いたがらない人がいます。遠慮してのことでしょうが、その本心は、借りを作りたくないのです。また、その裏には『自分は他人に必要とされることが重要である』という、少し窮屈な考えも隠れています。しかし、それでは人間関係を楽しめません。与えるばかりではなく、相手の好意を喜んで受け取れるようになると、人間関係は飛躍的に良くなっていくのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます