今日も引き続き、馬渕先生の講演会のお話を掲載させて頂きます。
第3話は「国際政治の実態」とさせていただきました。
詳細は馬渕先生の著書「世界を操る支配者の正体」(講談社)をご参考にしてください。
[要旨③:国際政治の実態]
・アメリカのCFR(シンクタンク:外交問題評議会)はコアな外交政策が出されるが、今年3月に中国の侵略政策(膨張主義)に待ったをかけるように方針を変更した。
・アメリカの大統領はこのCRFの意向を受けた人から選出されている。
・1949年に中国(中華人民共和国)を作ったのはアメリカであった。このため、朝鮮戦争のときに、毛沢東軍を攻撃してはならないと通達を出していた。それが、ジョージマーシャルであった。この人は、真珠湾攻撃の情報をアメリカ本土に伝えるのに、言い逃れをするために、一般の電報を使って、わざと遅らせた人なのです。日本の戦争を分かっていながら止めなかったのです。
・ブリックス銀行、AIIB銀行を作ろうとした中国はアメリカの逆鱗にふれたのです。
・ニクソンショックのときに、ドルと金の兌換が禁止された。その後に、なぜ石油危機が発生したのか?偶然ではありません。アメリカは石油危機を演出して、石油はドル決済でしか売ってくれないように仕向けた。アメリカのドルを石油で支えたのが石油危機の正体であった。キッシンジャーの回顧録にそのように書いてあるのです。
・なぜ最近になって、イランとアメリカは経済制裁で和解したのか?それは、貿易の決済にドルを使うとしたからなのです。
・対ロシア経済制裁を行っているのは、ドルの支配を狙っているからなのです
・朝鮮戦争の前に、アメリカは「南朝鮮(韓国)はアメリカの防衛線の外にある」とアチソン国務長官が言ったから、北朝鮮は攻めてきたのです。この時に国連軍が組織されたのですが、なぜ、国連軍ができたのかと言えば、それは常任理事国であるロシアが安全保障理事会に欠席したからなのです。スターリン自身が出席するなと言ったのです。
・ロシアが出席すれば、共産主義の前線である北朝鮮を味方するために反対となり、国連軍はできなかったでしょう。そして、それに符合するがごとく、朝鮮戦争で戦っていたマッカーサーのところに、今度はマーシャル防衛長官からこの戦争に勝つなと指令がきたのです(信じられないが、米が負けるように言ってきた)。
・このどちらも、大変おかしな話ですが、これは、ユダヤの金融資本が入っていたらと考えると腑に落ちるのです。お互いに戦争をさせて、武器を使い、金を使い、そして、戦争に金を貸したユダヤの金融資本が大儲けするために、この戦争があったすれば理解できるのです。武器を売った人がぼろ儲けしたのでした。
・同じようなことがベトナム戦争でもありました。当時、アメリカはソ連に300億ドルを与えたのです。アメリカは自分の敵国であるソ連(北ベトナム)に非戦略物質を買うためにとお金をやっているのです。
・そのことは、本当はアメリカではなく、アメリカの政府を操っていた勢力(ユダヤの財閥)だったのです。アメリカに勝てないようにするためでした。戦争を長引かせ、武器を買わせて、大儲けするために敵国にも支援して、戦争を続けさせたのでした。
・今、東西の冷戦が起こっている。オバマはその戦略にはまって動いているが、プーチンはそのように動かない。ロシアのエリチィン時代はユダヤの財閥に支配されていたが、プーチン時代になって、ロシアの成金財閥は押さえられた。
・ロシアの資源を支配する戦いである本当の意味での米ロ戦争が始まったのである。ウクライナはそのほんのきっかけにすぎない。
・ユダヤの財閥は国際的なネットワークを持っている。彼らは国家には何の興味も持っていない。国家は操るもので、彼らには国家を超えたグローバルな戦略があるのみなのです。国を越えた組織なのです。
・ロシアを押さえることは、ロシアの天然資源を押さえることである。プーチンがそれを押さえたので、今、プーチンが狙われているのです。
・プーチンを追い詰めているのは、アメリカという国家ではありません。アメリカのネオコンのユダヤの組織なのです。
・ソ連が崩壊したのは、原油価格が暴落したのが原因でした。今回もこのために、原油が大変下がっており、ロシアは窮地に立たされているのです。だから、日本に早く助けて欲しいので、副首相が北方四島に出かけていきアピールしているのです。読み違えてはなりません。
・ウクライナでマレーシア航空機が撃墜されましたが、本当は直ぐに分かっているのですが、米ネオコンがやったとは言えないから真相が明らかとならないのです。そして、そのあとにガザが攻撃されたというニュースが流れて、人々の目をくらましたのでした。
・今年4月に安倍首相が訪米したが、このときの最大の成果は、対露に対して何も言わない(アメリカが黙認したこと)ことでした。ウクライナの現地の情勢に注視して、ロシアの働きを含め適切に対応するという文言を取り付けたのです。安倍首相が主旨を述べたことに対し、オバマは何も言わなかったのです。アメリカはしぶしぶ黙認したのでした。これが日米首脳会談の最大の成果なのです。
・もう一つの成果は中国を押さえるために安保法制を成立させることで合意したことでした。
・中国を作ったアメリカではあるが、中国はもう賞味期限が切れたと思っているのです。アメリカは取るものはとったのでもう崩壊してもよいと思っているのです。
・中国もロシアも共産党は労働者から搾取しているのです。だから、幹部が何千億円というお金をアメリカの口座に入れることができるのです。そして、そのような社会は大きな格差を生み、社会が崩壊するのです。
・ウクライナ危機、アラブの春は民主主義運動ではない。
・テロの戦いは、主にイスラムのスーニ派とシーア派が戦っているのですが、これはイスラエルのために行っているのです。イスラム教徒自身がお互いに戦って勢力を弱める。これはイスラエルにとっては都合のよいことなのです。中東の国々はこのことを分かっていますが、欧米や日本のメディアはこの真実を伝えていません。イスラエルは時々、自国が襲われたように見せているのです。
第3話は以上です。
---owari---
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