人びとよ、人間は順調な時にはともすれば慢心する。
順調な時に慢心しないためには、自戒の言葉が必要だ。
自らを戒める心がけが大事だ。
そうした、自戒の言葉を常に胸に刻み、口ずさみ、
そして、脳裡に描き続けることだ。
自戒の言葉とは何であるか。
それは、
得意の時に忘れがちであることは、
どうしても自分の力を過信するということだ。
自らの力を過信してはならない。
自ら起こした行動の結果、素晴らしい成果をあげたとしても、
そのことを過信してはならない。
過大評価してはならない。
そのことを自分の手柄だと思ってはならない。
あなたがたは永遠の生命につながっている。
偉大なる大霊の生命とつながっている。
あなたがたは、仏の生命と一体であり、
あなたがたは、仏の生命の一部でもあるのだ。
それゆえに、仏を信ずる時に、
その法を行ずる時に、
数多くの偉大なる業績が出るであろう。
数多くの偉大なる事績がでるであろう。
数多くの偉大なる奇跡が現れるであろう。
しかし、それを己の力によると思うな。
それを、己が手によって行なったと思うな。
それは、あなたの命が、
偉大なる宇宙の生命につながっているからこそ、
成しえた奇跡であるのだ。
偉大なる叡智と一体であるからこそ、起こりえた事績であるのだ。
諸人よ、あなたがたのみの力によって成しえるものは、
この宇宙のなかに何一つないということを知れ。
あなたがたは、大いなる仏の掌の上にあるということを知れ。
大いなる仏の掌ありてこそ、
その上を歩きうるあなたがたがあるということなのだ。
この掌を閉じれば、宇宙は暗黒となる。
この掌を開けば、宇宙は無限の明るさのなかにある。
あなたがたは、仏の掌の上にありて、
今、自らが生きているということを忘れてはならない。
自ら一人の力において、何事も成就するものではないのだ。
あなたがたが成就したと見えるものは、
仏の力を得て成就したのである。
そうした心がけを忘れてはならない。
この偉大なる宇宙の秘密を、
常づね心に刻んでおく必要があるということなのだ。(仏法真理)
---owari---
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