蒔(ま)いた種(たね)は刈(か)り取らねばならない。
これは有名な言葉であるが、
その真実の意味を体得(たいとく)したならば、
悟(さと)りを手に入れたに等しいと言ってもよい。
この世界は、二種類の人間で成り立っている。
一つは環境(かんきょう)に流されて、
自分はこうなったと考えるタイプの人間。
もう一つは、自分の意思の力で、環境を支配し、
成功や幸福を手に入れる人間。
前者は愚痴(ぐち)や不平不満、嫉妬(しっと)心や劣等感の虜(とりこ)となり、
自分の失敗を自分の考え方や努力の不足とは考えない。
必ず、人のせいや貧(まず)しかったこと、
学歴不足や生来(せいらい)、身体が弱かったせいにする。
救済を待っている人々だ。
だが、勇気ある人は、
ひたすら苦悩を乗り越え、自己鍛錬に打ち込み、
種をまいているのは自分自身だと信じて、疑(うたが)わないものだ。
---owari---
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