百歳近くまで現役で活躍された女流作家に、「宇野千代さん」という方がおられます。
この人が98歳のときに書かれた本に、「長生きをするには、共通する三つの性格があると言っておられます。一つ目はくよくよしないこと、二つ目は無理をしないこと、三つ目は怒らないことだ」と書かれていました。
「くよくよする」とは心が囚われるということで、心の切り替えができずに、つらいことや暗いことをいつまでも引きずるというようなことなのでしょうか。
やはり、「くよくよしない」=「楽観的に生きる」ということではないでしょうか。
それから、「無理をしない」ということも大切なことです。年をとって無理をしすぎる人は急に亡くなったりします。そのためには、自分の体力、精神的を知っておくことが大切です。
無理をしすぎないようにセーブすることが大事です。
そして、「怒らないこと」も大事です。人間は怒れば自分の体の中に非常に強い毒素をつくります。その毒素が体中をまわり、臓器に蓄えられて、臓器や器官が弱り、寿命を縮めていくのです。
ですから、どんなことがあっても怒ってはなりません。自分の寿命を縮める行為であると信じて対処することが大切です。
そのためにも、人様に過剰な期待はしない、愛情も憎しみも持たないという、「自分は自分の人生を生きる」というスタンスで、前向きに肯定的に生きることが重要だと思います。
自分を飾らない、よく見せようとは思わない、悲観的にならない、嫌なことや悪いことはすっきり忘れるなどの生き方も大切です。
また、ぼけないためにも、新しいことにチャレンジすることが大事です。高齢になっていまさら何をチャレンジする必要があるのかと、思っておられる方もいるかもしれませんが、新しいことにチャレンジすることは、頭を使うため、ぼけないのです。嫌なことに付き合っている暇もないので、引きずることもないのです。
宇野千代さんは、「長寿を得るためには、ストレスを避ける工夫が要る」と述べています。
「自分のまわりの人に対して、多くのことを期待しすぎるからストレスが生じるのだ。まわりの人に対して、あまり多くのことを期待しなければ、ストレスは生じない」ということでした。
たとえば、「家族や兄弟が薄情だ」「会社の同僚が薄情だ」「昔から付き合いのある人が、最近、あいさつに来ない」「息子がお金を送ってこない」などいろいろなことがあるけれども、考えすぎるとそれがストレスになって、長生きできないということらしいです。
要するに、まわりの人にあまり期待せずに、「私は気軽に生きています、明るく生きています」、そして「生きているのが楽しい」と思えることを日々に発見し、発明していくことが大事だと思うのです。
---owari---
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