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混血による優性遺伝の国、アメリカ

2015年11月16日 | 外国

20世紀はアメリカの世紀であったと言われている。確実にアメリカが繁栄した時代でした。
アメリカは積極的に移民を受け入れ、多人種国家として国作りを進めてきたのです。

多人種国家であることが、異人種間の結婚を多く生み出しました。
作物と同じように考えては失礼かも知れませんが、遺伝子的に優れた一代雑種である優良品種を多く生み出したのだと、私は考えています。それが、20世紀、アメリカが躍進した背景になっているのです。

現在もアメリカには力がありますが、もう峠は越えたと感じています。21世紀になって、アメリカは確実に下り坂をむかえているように思います。超大国が普通の大国になり下がったのではないかと言われつつあります。

なぜ、20世紀はアメリカの時代だったのでしょうか。それは、優秀な頭脳や人材が揃ったということに違いありません。
その人材には、初代大統領ジョージ・ワシントンや南北戦争を終結させたリンカーン、大量生産方式で自動車を製造したフォード、人々に幸福を与え、夢を与えたウォルトディズニーなど、優れた政治家や社会人が多く生まれている事実が証明しています。

その功績を支えた一つに混血による優性遺伝があると感じています。新天地を求めて多くの移民が住んで、新たに優秀な遺伝子を持った人々が多く生まれた。これがアメリカを優秀な国に仕立てあげたと思っています。

しかしながら、21世紀になってその効力も影が薄くなりつつあるようです。国力を低下させてきた問題は、ベトナム戦争の敗戦であり、湾岸戦争の参戦、2001年アメリカ同時多発テロ事件や、イラク戦争、そして2008年リーマンショックなど多く事柄が影響したと思っています。


また、2013年6月、米国中央情報局CIA元職員、スノーデン氏の暴露により、アメリカの不法な諜報活動が明らかとなりました。アメリカ当局が日本やフランスなど同盟国を含む38の在米大使館や代表部を盗聴の対象にしていたのです。特殊な電子機器を使って情報収集を行っていたというものでした。


このような不正な行動は、個人であっても、国家であっても、必ずその力を弱めていくのです。このことを日本も肝に銘じなければ、日本の時代、日本の世紀は来ないのではないのでしょうか。

---owari---

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