神様も実は困っているのだ。
貴族制を維持すると、
怠け者が増え、
堕落する者が満ち、
「色」「金」「欲」で、
この世に執着する者が増える。
他方、生まれによって、差別され、
最低限の生活で生きるか、
病気や栄養失調で死んでゆく者が多数となると、
こちらも、
この世への不平不満から、
地獄人口の増大を招く。
そこで民主主義を広めると、
今度は、
神の言葉を嘲笑(ちょうしょう)し、
凡人ルールが、
神の使者もただの一票として、
彼は、リーダーの一員からはじき出される。
傲慢(ごうまん)になった人間たちをこらしめようと、
天変地異や、
新種の病気をはやらせても、
今度は唯物論の科学ばかりはやりはじめる。
人の信仰心は一向に高まらない。
幽霊になって迷うぞ、と警告しても、
今度は、エンタメにして金もうけにはげみ始める。
偉人を出したら、嫉妬されて暗殺される。
高学歴になれば、
疑いと他人(ひと)を見下すことに専念する。
神の領土に人間の主権を打ち樹(た)て、
戦争屋になる人もいる。
どうやったら、人類を見放さずにいられようか。
---owari---
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