へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

桜坂劇場

2009-11-26 01:19:37 | 本・映画・音楽
(桜坂劇場1階のCAfeにて・・・太っちょのクロネコが、どこからともなくやってきた・・・)

 今宵は、スポクラ帰りに桜坂劇場なる小映画館へ「エル・カンタンテ」を観に行った。桜坂、なる地名は福岡にもあって、山の手風の瀟洒な住宅街だった・・・
 沖縄の桜坂も、繁華街の国際通り、牧志公設市場の裏手にある。夜の国際通りは、まさにエネルギッシュ。だが、一歩、裏手に入ると静かな大人の町・・・何だか、熊本の並木坂界隈に似ている・・・

 桜坂劇場は、小ぶりな映画館で、福岡にもこんな手作りの、映画館があった・・・でも、スタジオは、フツーの映画館と変わらない広さ。(勿論、1スタジオだが・・・)21時20分開演という遅い時間帯にもかかわらず、なぜか客は、女性一人客が目立った。(私も含めて。)ただ、目立つ、というほど客はいない。このだだっ広い映画館にこれだけの客で採算がとれるのか、他人事ながら心配してしまう・・・多分、リピーターが多いのでしょうか?

 映画のタイトル「エル・カンタンテ」は、スペイン語だが、英語で言うと「ザ・シンガー」、日本語で言うと「或る歌い手」(なんか、古くさい?)

 つまり、46歳でヤクの注射針でエイズ感染し、急逝したプエルトリコ出身のサルサ・シンガー、エクトル・ラボーの半生を描いたドキュメント・タッチの映画である。つい2週間前に見たマイケルの映画とダブってしまう・・・だが、私が一番興味を惹かれたのは、ナント言っても、サルサに限る!

 マイケル映画同然、画面一杯に広がるサルサのステージ・・・実際に歌っているのは、マーク・アンソニー(彼の曲は結構聴いた。)。何曲も流れる曲の中で、聞き覚えの或る曲があった。そう、ZUMBAで流れている曲が2曲あった・・・

 それだけで嬉しくなったのだが・・・映画全体は悲しい構成だった・・・

 人間は、どんなに成功しても欲望を満たすことはできないのか?

 否、他人を喜ばせようとしたら、自らハイにならないといけない。だから、彼はクスリに手を染めたのだろうか・・・そうして気が付いた時には、そこから抜け出せなくなっている自分がいる・・・だったら、凡人として生きるのが無難か?

 やっぱり、「へんないきもの」も一応、カタギの凡人で安泰、といったところか?

 
 
コメント
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