川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

荘子のイケてる一節

2024年12月30日 | 古典・漢籍
加地伸行さんの本かな(同時で10冊くらい常に読んでいるので、今日出逢った言葉でも自信がない)、いい荘子の言葉に出逢いました。

行はんとする者、行ふこと能はざる所を行はんとす

荘子  庚桑楚

不可能なことに挑戦するのが人生。

Challenge the unchallenged. 

今日も丑三つ時(朝2時)に起きて、これから仕事に行きます。

行ふこと能はざる所を行はん。

不可能だと思われていることをやるのがやりがいがある。

そうイチローも言っていましたね。

 
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アメリカ・シリコンバレーが「演繹的」思考⁉️

2024年12月30日 | 
名和高司さんの『エシックス経営』でも提示されていた、アメリカは演繹、日本は帰納という視点。




弁護士の私には強い違和感と抵抗感を感じる。

名和さんとか校條さんがおっしゃるのとは逆で、英米法は帰納で、日本の大陸法は演繹ですから。

そこに考察を加えないと、説得力に欠けます。

ーーーーーー

挙句には本書の最後で「弁護士は帰納思考」だと、、、

え、、法律(三段論法)ほど演繹なものはないですよね、、

毎日毎日、特に日本の弁護士は演繹的思考しているのに、、、 

ーーーーーー

シンギュラリティ大学に行ったこともある私としては、名和さんとか校條さんがいう「演繹的思考」ってのは、要するに「MTP(Massive Transformative Purpose)から考えるか否か」なんじゃないか。

MTPから考えることを演繹的と表現するのは許せる。

でもそれをアメリカ人一般、日本人一般の思考回路に広げるのは、針小棒大の拡大妄想であって、なんでもアメリカがいいんだっていうデワノカミ的発想だと思います。




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今年は冬も体重が増えない

2024年12月30日 | 食・健康・カラダ
今年は冬も体重が増えない。68か69キロ。

19歳当時の体重を維持している。

4月から始めたホットヨガのお陰で、いいストレッチができているからだろうか。

ま、加齢で筋肉量が減っているからかもしれませんが。

2024年年末の一里塚として記録しておく。
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小選挙区制が政治家を小粒にした

2024年12月30日 | 政治
二大政党制を目指して1994年に導入された、小選挙区制。

ちょうど30年前。

30年経って二大政党制ができる気配はない。

それどころか、政党の公認を得ることが死活問題になったため、「政治家がYESマンの小粒になった」という声がよく聞かれるようになった。

ま、この声は、20年とか前からあったんでしょう。私が最近、政治関係の仕事をするため、そういう声が耳に入るだけなのかもしれない。

どうなることやら。

特に建設的な意見があるというわけではないですが、小選挙区制導入から30年経った、2024年年末の状況として、記録しておきます。
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ロッキード事件 嘱託尋問調書 のどんでん返し

2024年12月30日 | 法律・海外法務
何回も書いていますが、改めて。

ロッキード事件で、コーチャンとかの、嘱託尋問調書(アメリカで取られた供述調書)の、証拠能力が、争われた。

1977年くらい、日本の最高裁は、GOサインを出した。コーチャンとかを起訴しないから証拠取ってこい!的に。

平成7(1995)年2月22日、日本の最高裁は、この証拠能力を否定。

つまり、以下のURLの弁護士書面にも書いてますが、20年かけて、日本の最高裁は、「どんでん返し」をした。

 こちら(日弁連会長名義の、最高裁への意見書的なもの)

裁判所も間違える。

裁判所も、世間の風向きに影響される。

最高裁も、ヒヨる。

そういう、好例です。

____________

ちなみに、法律的に言うと、なぜ「嘱託尋問調書」の証拠能力が争われていたか、っていうと、それが「反対尋問を経ていない」から。

アメリカで、言いたい放題の、反対尋問を経ていない証拠を、日本の裁判所で、証拠にできるのか!

って問題。

1977年に、日本の最高裁はYESと言った。角栄を有罪にするために。世間に押されて。

1995年に、日本の最高裁はNOと言った。反対尋問を経ていないから。

____________

拙稿「鈴木みらいは存在しない」で書いたとおり、これくらい、「反対尋問を経ること」ってのは重要な話なんです。

要するに、「顔出ししない偽名人」の言うことを、信用してはいけないんです。

これが法律的な考えです。

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五十沢二郎による漢籍のキリスト教的解釈

2024年12月30日 | 古典・漢籍
『論語と経営・コンプライアンス(仮題)』って本を書いている。

そのためにも、加地伸行さんから改めて論語を教わっている。

そこで加地伸行さんから教わった、五十沢(いざわ)二郎さん。

戦前の人。どれくらいキリスト教のバックボーンがあるか不明ですが、漢籍を、とてもキリスト教的に訳している。

意訳。超訳。こういう人は見たことがなかった。

五十沢二郎さんの本『中国聖賢のことば』の中から、私が感動した名訳を、いくつかまとめて紹介します。


  • 論語

真に生きる道を知りさえすれば、肉体の死のごときは、もはやなにものでもありはしない。 
(原文)朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。

宇宙の意志といったものの何であるかがわかったのは、五十になってからだった。 
(原文)五十にして天命を知る。

君子に恐れはない。それは畏れを知っているからである。
小人は畏れを知らない。だから常に脅かされる。
 (原文)君子は泰にして驕ならず、小人は驕にして泰ならず。

言うべき時に言わなければ、信義に反する。
言うべからざる時に言えば、節義に反する。 
  (原文)与に言う可くして、之と言わざれば、人を失う。
    与に言う可からずして、之を言えば、言を失う。

人々に必要なのは、信念である。知識ではない。  
  (原文)民は之に由らしむ可し、之を知らしむ可からず。

誘惑のない境遇にいるばかりに罪を犯さないだけの人間を、真に清浄な者だとは言われまい。
 (原文)仲弓曰く、「簡にして簡を行わば、乃ち大簡なる無からんか」。

  • 孟子

良心を深めるということは、生命を知るということである。生命を知るということは、宇宙の意志を知るということである。ゆえに、良心に忠実であり、生命を尊重するということは、畢竟するに、宇宙の意志を成就するということである。 
(原文)其の心を尽す者は其の性を知る。其の性を知れば則ち天を知る。
其の心を存し、其の性を養うは天に事うる所以也。

他人を知るよりは、自己を識ることだ。それがほんとうの知恵である。
他人に勝つよりは、自己に克つことだ。それがほんとうの勇気である。
 (原文) 人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり。
       人に勝つ者は力なり。自ら勝つ者は強なり。

  • 老子

論理に捕捉できる真理を、真理とはいえない。 
(原文)道の道とすべきは、常の道に非ず。

自分たちの守るべきところのものが三つある。
第一は、愛である。
第二は、運命に従順なることである。
第三は、謙遜なることである。 
(原文)我に三宝有り、持して之を保つ。
一に曰く慈、二に曰く倹、三に曰く敢えて天下の先と為らず。

  • 荘子

社会への奉仕よりほか考えない者は、虚偽に陥りやすい。
真理への奉仕よりほか考えない者は、けっして虚偽に陥らない。
(原文)人に使(せし)めらるるは、以て偽り易し。
    天に使めらるるは、以て偽り難し。

すべて奴隷でないものはない。
その身を捧げるところのものが道義であると、人々はこれを君子と言う。
その捧げるところのものが名利であると、人々はこれを小人と言う。
(原文)天下尽く殉なり。
   彼其の殉ずる所仁義なれば、則ち俗に是を君子と謂ふ。
   其の殉ずる所貨財なれば、則ち俗に之を小人と謂う。


  • 書経

久遠の生命の赴くところに従って、真理の実現に努力する。
それがほんとうの王者である。 
(原文)恒に有る性に若(したが)い、克(よ)くその猷(みち)をやすんぜしむる、惟れ后。

神を信ずることのできる者は、なにもかも楽しく、いつも満足していられる。
神を信ずることのできない者は、あれかこれかと迷いながら、いつになっても満足することはできない。 
(原文)徳を作(な)せば心逸して日に休し、偽を作せば心労して日に拙なり。

 
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今日の一筆

2024年12月30日 | 書道
これから、毎朝、事務所に着くやいなや、自分の中に叩き込みたい一節を、筆でしたためることにしようかな。

取り急ぎ今日の一筆は、葉隠から。

本気では不十分です。

気違いになって死狂いします。
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伊丹十三選集

2024年12月30日 | 
伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』とかすごくいいですよね!

蔵書整理で見つけた全集シリーズ。




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今日いち-2024年12月30日

2024年12月30日 | 書道
今日の置き手紙
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今日も戦うぞ

2024年12月30日 | 自己紹介
戦うぞさあ戦うぞ戦うぞ

と短冊に書いて書斎に貼って、いつも弱い自分と戦っています
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