山岡鉄舟、乃木希典、児玉源太郎らの禅の師匠の南天棒は、深井戸の上で坐禅をしていた。
井戸の上に、竹を張って、落ちないようにして、そこで20代の前半かな、毎晩、6年くらい、寝ずに、坐禅を組んでいた。
その間、横になって寝たことがない。
眠くなったら、左手の手首を棒で叩いて、眠気を覚ましていた。
だから左手手首にはタコができた。
その「井戸の上で寝ないで夜通し坐禅を組んでいた」時代を、彼・南天棒は「千尺井頭に端座」と表現している。
なんだかオツな、ビビッと来る表現。ひゃくせきせいとうにたんざ。
普通ではないことをする人は、普通ではない言葉を喋る。
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なんだかこういう禅の世界に憧れる。
山岡鉄舟に憧れて、浄穢不二(じょうえふに)の修行をしたこともあった。
いずれなにかの縁で禅を学んでみたい。