1978年の自民党総裁戦。
総裁の座を譲るという密約を反故にして、現職の福田赳夫が大平正芳と対戦。
負けた福田赳夫が、記者会見で矢のような質問を受け、一言、
敗軍の将、兵を語らず、以上!
とだけ言った。
それを聞いた田村重信氏(先日の岸田1000シンポジウムにご出席いただいた政治評論家)は
潔さと清廉さを満天下に示すことができ、かつ、天下国家のために汗を流すことができる仕事
としての政治に、惚れた。
今はそんな政治家がいるのだろうか。