10万円給付金の「申請書」が、多くの世帯に届いたのが22日。
週末の金曜日、市役所に多くの市民の方が申請書類の入った封筒を手に来庁。
週明け、月曜の午前中は、通常でも多くの来庁者で、駐車場も混雑します。
今日も8時45分の開庁前から、市役所玄関前に行列ができたそうです。
市役所ロビーに大きな看板が据えられています。
申請書類の封筒には、切手のいらない返信用封筒が同封されています。
なので「申請は郵送で」というのが原則であることには異論はありません。
けれど、説明を読み、申請書を書き、「これでいいのかな?不安だから市役所へ持っていって確かめてみよう」と、わざわざ来庁された方にこの看板は、冷たくはないですか?
送られた説明文書の「本人確認書類」は「運転免許証、マイナンバーカード、保険証等」と書いてあり、「いずれか一つ」とは書いてない。
説明不十分です。
そのために多くの方が来庁されているのだから、「広い部屋で、対応する職員を増やして混雑を解消して欲しい」。
担当部長さんに申し入れました。
続々と増える来庁者に1階ロビーで番号札が配られ、3階の大会議室前のロビーに椅子が並べられた臨時の「待合室」へ。
1階ロビーも3階の会場も、人であふれます。
1階のロビーでも、3階の説明会場でも、対応される職員の皆さんは、精いっぱいの温かさで市民の一人一人に対応されています。
その温かさで市民の方を迎えるなら、この大きな看板は、必要でしょうか?
封筒を手に来庁された方の、ほとんどは高齢の方でした。
「何度も電話したけれど、ずっと話中で、しんぼうできなく来た」という方もおられました。
「家から歩いて、電車に乗ってきた」という方は、とても視力が弱っておられるようでした。
「コピーなんて一度もしたことがない」という声も、何人もからお聞きしました。
そんな思いで市役所まで足を運ばれた方にとって、「ここに来てよかった」と安心していただける市役所であって欲しい。
市役所は「市民の役にたつ所」と、どこかで聞きました。
どこで聞いたか忘れたけれど、心に残っています。
最後にもう一言。
「就学援助の申請は郵送でも受け付けて欲しい。わざわざ仕事を休んで市役所にくるのは大変。パートの時給がとぶ・・・と申請をあきらめている保護者もいる」という要望を取り上げ、何度も改善を求めました。
休日や夜間の受付がされるようになりましたが、郵送はいまだにダメです。
「書類の不備があるかもしれないから」というのが理由。
「書類の不備があったらいけないから念のために」と市役所に足を運んだ市民の方々の前に「申請は郵送で」という看板をたてるなら、ぜひとも就学援助の申請こそ、郵送で受け付けて欲しいもの。