2014年2月。東京都知事選挙の投票日を前に、宇都宮けんじさんは最後の訴えに立っていた。
そのスピーチの全文を、私は自分のためにこのブログのなかに残した。
大雪のなかでマイクを握り、最初に支えてくれた全ての人への感謝を。
最後に、立って聞いてくれた人たちへの感謝を。「みなさん、かぜをひかないように」という言葉が、ごく自然だったのが印象深い。
どこまでも、暖かい人だと思う。
人へのやさしさと暖かさが、それを脅かす政治の貧困にに立ち向かうエネルギーとなって、この人を突き動かすのだろうと思う。
4年前、告示直前で立候補をとりやめた。
その時のメッセージ、「今回、私は立候補を取り下げることにいたしましたが、今後も、私はこれまでどおり、多くの市民・都民の「困った」という声に現場から向き合い、仲間たちとともに都政を監視し、都政を変えていく取り組みを進めてまいります。」
この言葉、そのままに、この4年間、都議会を傍聴続けてこられた。
4年間の活動の全てが、掲げる政策として結実しているのだと思う。
勝ち抜いて欲しい。
信念を貫く。その先に希望があることを信じたい。