男女共同参画を推進するための条例を泉大津が定めたのは、2007年、今から14年前の12月議会だった。
同じような名称の条例制定が、各自治体で進む中でも、泉大津の条例は、いくつもの点で先進的な内容を盛り込んだものだ。
その条例の第18条に、「総合的な拠点施設の整備及び充実」を市の責務としてうたった。
最初は市民会館の一角につくられた。
登録団体の輪が広がり、隣接する、親子ひろばとつなげたスペースで、「サロンまつり」ができた。
その後、市民会館閉館とともに図書館の2階に移転した。
スペースの制約がある一方で、市民会館の奥まったところよりは、わかりやすく、認知度もあがったと思う。
そして、図書館の移転とともに、今度はどこへ?
一年前の予算委員会でも問題になった。
今日、予算員会一日目。
「総務費」の款で質問すると、「すでに昨年の秋から、市民活動支援センターを運営するNPO法人とは話し合いをしていた」という。
そして、にんじんサロンを利用する登録団体の皆さんには、明後日、初めて「報告」するという。
3月31日で、今のサロンを閉鎖するという報告を、2週間前というこのタイミングで。
「公共施設適正配置基本計画で『複合化』としてきたので、市民活動支援センターと複合化することにした」と言う。
同じ「計画」にある「図書館と南公民館の複合化」は無視して、図書館駅前移転を推進、南公民館は、ほったらかしにしているのに。
勝手なときだけ「計画」を根拠にする。
何よりも、テクスピア5階の1室、ワンフロアで、二つの施設が「複合化」して、共存し、それぞれの活動が発展するとは到底思えない。
市民置き去り、無計画、行き当たりばっりとしか思えない市政運営に憤りの予算委員会の初日。
明日は、民生費の質疑から。