3月31日で現図書館は閉館。
HP上では「3月31日から臨時休館」とあるので、しばらくの「臨時休館」の後に、また開けてくれるのかと思われるかもしれない。
実際は、そうではなく、「現図書館は3月末で閉館」です。
そして「新図書館のオープンをお楽しみに」と、同じくHPにあるが、「いつまで待てばいいのか?」の説明もない。
あまりに不親切ではないだろうか。
「現図書館は3月末で閉館。新図書館は9月開館」ということを、せめてお知らせして欲しいということも予算審査のなかで伝えた。
市のHP、トップページの「新図書館シープラの情報はコチラ」というバナーをクリックしても、「夢の中ラジオ」しか出てこない。
ところで新図書館の、お値段は?
設計、工事、20年間の家賃、そして引っ越し代、そして看板に100万円。合計約15億6600万円。
これに、20年間の契約期間満了で撤退するときには現状復帰、もとどおりにして返す費用がかかる。
「直近で建設した他市事例では、建設整備費用のみで約10億円・・・これに対しまして、賃貸借の場合につきまして、内装費用工事費等が中心となるため、整備費用を低く抑えることができ、また、建設後の建物の改修費用や修繕料が不要となるため、建設した場合より、将来コストが削減できるのではないかと考えております。」という答弁もあった。(2018年6月 教育部長答弁)「・・・・ではないか?」と考えていたのかもしれないが、どう考えても「将来コストが削減できた」とは思えない。
そして何より、わずか18年余りしか使えない図書館だということ。
今の図書館は、市のものだから、閉館する日まで図書館の役目を果たすこそができる。
賃貸では、契約期間のギリギリまで使うことはできない。
現状復帰の工事にかかる前には、膨大な本をどこか別のところに移さなければならない。
「どこか別のところ」が見つからなければ、その時点で、新たに建設しなければならない。
今年の秋、新図書館がオープンしたころに生まれた赤ちゃんが、高校生になるころには・・・・
そう考えると、とてももったいないお金を使い方をしているとしか思えない。
それでも「駅前がいい」と、多くの市民は願うのだろうか。
これだけの費用をかけるなら、公民館との複合施設ができたはずだ。
自然の採光を活かし、新図書館の魅力として言われている「交流のスペース」「自習室」も備えた施設は、公民館との複合化なら実現する。
泉大津の文化活動のシンボルにもなる、100年でも使える「図書館&公民館」ができたかもしれない。・・・というより、それが今も変更されずにある、市の「公共施設適正配置計画」に記載がある唯一の施策。
図書館の蔵書のことについては次回に。
明日は、予算委員会の5日目。国保、介護など特別会計と、水道、病院会計の質疑。
明後日は、委員会での態度表明と採決です。