「市立病院のこれから」が争点となって、今、市長選挙の真っ最中。
告示直前の12月2日、HP上で「市長メッセージ」(市立病院のこれからについて)という動画がアップされた。
今も、市のHPのトップ画面、「トピックス」から視聴できる。
「現役市長の立場を利用した選挙運動ではないか?」と言う声もある。
もっともな意見だと思うが、その内容も、まるで「悪徳商法か」と思わずつぶやいた。
方や、市民の税金を使ったHP、このブログは「私の勝手なつぶやき」。
多くの市民が「公式HP」の情報にふれ、そして信頼もするだろう。
「大砲に竹槍」かもしれないが、私なりに「悪徳商法」について論じてみたいと思う。
新病院の「建設費+医療機器」の「120億という数字がひとり歩きしている」と」言い、「120億のうち、60億は生長会(府中病院を運営する社医療法人)が負担する。市負担の60億のうち、半分は国からの交付金。つまり市の実質的な負担は30年間で30億。1年間で1億」
この「1億」が強調される。
「今の病院は、13億から16億つぎ込んで、やっと建っている」という。
そして聞いている人は「13億円から16億円」が「1億円」に激減すると思うだろう。
違う。
「建設費等」の話では、「国の交付金」を差し引いた金額を「実質的な市の負担」という。
一方、今、一般会計からの繰り入れにも、国の交付税措置があるが、それにはふれない。
「13億から16億、繰り入れてやっと立ってている」というが、南出市政の3年間、今年度を除いては一般会計からの繰り入れは9億。
「13億~16億入れて、やっと建っている病院」だという認識なら、「9億」頭打ちを3年間続けて、あえて「立っていられない」状況をつくったのか???
9億円のうち、国の交付税措置は約5億3千万円。
「建設費等」の「実質的な市の負担が1億円」というなら、毎年度の繰り入れの「実施的な市の負担は3億7千万円」ということになる。
市長の動画をみて、あるいは選挙期間中のスピーチを聞いて、「13億~16億が、1億円になる」と勘違いした人は、どうぞ考えを改めてください。
この続きは、また改めて。