地震、火山多発の理由は、専門家も分かっていない【Weekly Watch国内政治】
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御嶽山噴火、阿蘇山噴火、桜島噴火、箱根山噴火への警戒状態に続き、5月29日の鹿児島・口永良部島噴火、30日の小笠原沖地震が立て続けに起きました。
多くの国民は、数々の災害の記憶が色濃く残る中、さらに大噴火の映像をテレビで見、その翌日に揺れを体感しました。「地震や噴火の頻度が異常」ということは、国民の共通認識となっています。
小笠原は「巨大地震」「過去最大の深発地震」「過去最広」
特に小笠原諸島沖地震は、マグニチュードは8.1。東日本大震災の9.0に次ぐ規模で、「巨大地震」に分類されるレベルでした。
また、47都道府県すべてで震度1以上の揺れを観測したのは今回が初めて。"過去最広"の地震だったということです。
さらに、震源が深い「深発地震」としては、世界でも過去最大級だとして専門家達を驚かせました。
もし発生場所が浅ければ、日本全体が壊滅的被害を受けていた可能性があるのです。
口永良部島は「前兆不明」
口永良部島噴火では、火砕流が発生。火口から約2キロ離れた海岸まで到達しました。噴煙も上空9000メートル以上に達する大規模なものでした。
さらに今回の噴火には、目立った前兆がありませんでした。多発すれば火山の前兆とされる「火山性地震」は、噴火直前の前日午前9時台にわずか1回のみ。気象庁によれば「10分前にも明らかな変化は観測されなかった」といいます。
今回の地震と噴火は、規模的にも、性質的にも、日本国民にとって穏やかではないものでした。
地震・火山頻発の原因は分からない
なぜ、こうした大規模な地震・噴火が多発するのでしょうか。
一般的には、「東日本大震災で、地中のさまざまな場所が刺激された」といったイメージがあります。
しかし、東日本大震災やその他の災害との間の、具体的な因果関係はよく分かっていません。
例えば今回の小笠原地震について、鷺谷威・名古屋大教授(地震学)は「東日本大震災とは発生のメカニズムが違い、直接関係はない」と述べています(5月30日付読売新聞・電子版)。
それぞれの現象の関係が分からないということは、日本全土で地震・噴火が増えている明確な理由もわからないということ。
火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣・東京大名誉教授が「日本全体の地下の動きが活発な時期に入り、火山噴火も東日本大震災もその現れという可能性もある」(5月30日付東京新聞)と述べるなど、かなり"ざっくりした説明"しかできない状況です。
「なぜ地震や火山が一定期間に集中するのか」わからない
地震や火山の研究では、学校で教わる「マントルが……」「マグマが……」といった大まかなメカニズムは分かっています。しかし「いつ、どこで起きるのか」という、肝心なことは分かっていません。
遠田晋次・京都大学防災研究所地震予知研究センター准教授は、2012年4月号記事におけるインタビューでこう述べています。
「地震学者たちは本音では、『われわれが危ないと言った所で起きなくて、ノーマークの所で起きてしまう。まるで、誰かから見透かされているようだ』という感想を持っています。
それと、地震というのは、満遍なく起きるのではなくて、起きる時期には集中的に起きるんです。たとえば、第二次大戦前後には日本各地で大地震が起きている。それから幕末の動乱期にもよく起きています。
逆に静かな時期はずっと起きない。この『なぜこの期間は起きないのか』という説明は、理屈としては『エネルギーを溜めている期間だ』と言っていますが、正確なところは分かってないんです」
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教の全てに「神罰」思想
地震・噴火の理由が科学で説明できないなら、宗教的な考え方に目を向ける必要があります。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖典である『旧約聖書』では、「ノアの箱舟」をはじめとした神罰の描写が数多く出てきます。
またイスラム教の『コーラン』にも、神を軽視し、預言者を迫害した民族を神が滅ぼしたという記述があります。
仏教でも、『法華経』や『金光明経』など多くの経典において、仏法を蔑ろにすると天災などのあらゆる災厄が起きると説かれています(三災七難)。鎌倉時代の日蓮が、異常な天災が続くのはこの国で正しい信仰が行われていないからだとして、法華経への帰依を説いたこともよく知られています。
世界各地の宗教の教えには、「愛」の教えが入っているなど共通点がありますが、「大災害が神罰」という教えもその一つでしょう。
2012年4月号記事( http://the-liberty.com/article.php?item_id=3879 )には、日本の歴史の中で、数千・数万規模の死者が出た天変地異を中心として年代順に並べた表をご紹介しています。これを見ると、記録に残るほどの甚大な天変地異というものは、動乱期に重なって集中していることがよく分かります。
大規模な地震や噴火が頻発する本当の理由は、科学ではなく、宗教から見出すことができるのではないでしょうか。(光)
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2012年4月号記事 天変地異から日本を救え (1) ――天照大神、最後の警告「日本人よ、信仰心を取り戻せ」
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Web限定記事 噴火・地震の仕組み どこまで解明?どこから不明?
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2014年10月11日付本欄 次は「今年最強」の台風19号 感染症、噴火、土砂崩れ……災害が続くのはなぜ?
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2014年2月号記事 世界で多発する天変地異は地球規模の「神々の警告」 - The Liberty Opinion 3
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2011年4月20日付本欄 「人災」あっての「天災」
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