山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

安達太良山

2021-07-29 20:47:14 | 九州以外の山
2021年7月24日(土)快晴

智恵子抄を読んだのは、高校の頃だったと思う。
あの頃、何をどう感じていたのか思い出せないけれど「ほんとの空」を私も見たいと思いました。
そしてもう一つ、安達太良山は田部井淳子さんの愛した山なので、いつかは登りたいと思っていたのです。

奥岳登山口。霧は直ぐに晴れましたよ。


迷わず(笑)ロープウェイに乗ります。(^^;)

ロープウェイ山頂駅から5分もかからずに薬師岳です。
奥に安達太良山の山頂が見えました。
「この上の空がほんとの空です 二本松市」

暑いです!山頂までずっとこんな感じで歩きます。
汗ポタポタ~。

ホッホー!
乳首と呼ばれる山頂が見えてきました。

 
来ましたね。
一息ついたらザックを置いて登りましょう。


安達太良山山頂。
上りは鎖、下りは梯子の山頂は狭くて、写真を撮るのも、譲り合ってかわりばんこでした。

景色が大きい!胸のすくようないい眺め!
奥の鉄山にも行きますよ。


下を見ると次々と人が登ってきています。
下りておやつ休憩しましょう。


鉄山に向かう途中で振り返ると、安達太良山がカッコいい!!

荒涼とした風景が広がる。
ここは月か、火星かと思ってしまう。

上から見えたのは……。

これが沼ノ平火口です。
明治33年の噴火でできた火口で、直径は1キロメートルもあるそうです。
すごい!大迫力!



鉄山に登り上がった。

鉄山からも沼ノ平を見る。
いったい自分はどこにいるのだろうか……。

鉄山を下りて、下山は峰の辻からくろがね小屋を通るコースです。
ザレ場というか、石ごろ、岩ゴロ続きなので、気をつけて歩きました。

くろがね小屋。日陰を探して昼食タイム。

お花を探しながら歩いていると、磐梯山でお喋りした方にまた会いました。
私達は福岡から、彼は京都からで、一日置いてまた会うなんて、ご縁でしょうかー(^-^)

馬車道を選ばずに、旧道を歩けば近いつもりが、ひどいじゅるじゅるで参りました。

コメツツジ・ツルリンドウ
イチヤクソウ・ヒヨドリ

コバノギボウシ。

奥岳登山口まで戻りました。
安達太良山、壮大で素晴らしい山でした。
本日の行程
ロープウェイ山頂駅(9:00)~ 薬師岳(9:04)~安達太良山(10:27~10:48)鉄山(11:15)くろがね小屋(12:20~1:245)~奥岳登山口に下山(14:40)

もう一つ、下山後に行きたいところがありました。
沼尻高原ロッジです。

田部井さんが亡くなられてから、経営者が変わり高級リゾートホテルとなったため、お高くて泊まれませんが、快く中を見せて頂きました。
エベレストの登頂写真や、登山靴などが展示されていました。



今回、遠征できて本当に良かったです。
事故なく、怪我もなく、安全に福島の山々を楽しめたことを、山の神様、空の神様、お花の神様に心から感謝します。
ありがとうございました。

「山は逃げない」というけれど、年々体力は少しずつ衰えていきます。
行ける時に行きたい!
そう思って遠くまで出てきましたが、ここへきて本当に良かった。楽しかった!!

7圧25日(日) 晴れ
帰る日
午前中、時間があったので不動の滝を見て、鶴ヶ城・民俗資料館を見学して帰りました。




少しですが、福島の歴史にも触れることができ、満足感いっぱいの旅でした。
夫殿、ありがとう(^-^)
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一切経山で魔女の瞳に会う!

2021-07-28 21:44:34 | 九州以外の山
2021年7月23日(金)薄曇りのち晴れ

一切経山、素晴らしい!
魔女の瞳と湖畔のハイキングに魅了されました。
名前の字ずらと、今もなお活火山であるということから、険しくいかつい山のような気がしていましたが、違っていました。
山頂のガスの中から突如現れた「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼には、ため息とともに歓喜の声を上げました。
下山後は、午後の柔らかい光を受けた鎌沼のほとりを、幸福感に満ちて歩きました。

ホテルから車で2時間、登山口は浄土平ビジターセンターです。
今日は木陰がなさそうですが、ガスっていることと、標高1590mからのスタートなので、さほど暑さを感じません。

木道は、もう物語の世界へと導こうとしています。

ガスで前は見えないけれど。

ガスの中からひょいと人が現れたのかと思ったら、かなり成長したバイケイソウでした。


酸ケ平避難小屋を過ぎると、急なガレ場になり、喘ぎます。


これを登り上がれば山頂のはず。

ところが…

山頂(1949m)のはずですが、見えない…。何も見えないよ。

この先は何もないのかしら…。うろうろ~。
とりあえずザックを下ろしていたら……。

見て、見て、ここに来て!
ほら、見て!

白い靄がほわほわと動き始めたかとおもうと、ゆっくりと五色沼が現れ始めます。


何て美しい!
こんなに綺麗だったのかと思う。
太陽の光加減で色が変わるそうです。

美しい魔女の瞳に会えました!
「凄い、凄い、きれいーー!」と繰り返しながら、しばらく見惚れていました。
毎日睨めっこしていた天気予報では、今日はずっと曇りだったのですが、さすがに晴れ女のワタクシ。よかったわ。
濃くなったり、薄くなったりする霧の中に、腰を下ろし直してコーヒーとサンドイッチで休憩しました。
皆さん嬉しそう。


下山は酸ケ平に戻り、東吾妻山には向かわずに、鎌沼を巡ってビジターセンターまで帰ります。


往復2時間取れば東吾妻山へも行けるのですが、明日は安達太良山なので、体力温存です。つまりは軟弱者ですが(#^.^#)

酸ケ平まで戻って振り返ると、もうまたすっかりガスっています。
私達はいい時に山頂に居て、絶景を楽しめました。

足元にはミヤマリンドウ。
鎌沼の木道沿いにたくさん群生していました。

光を反射して輝く鎌沼。


鎌沼は思ったより大きく、歩きながら見る角度で雰囲気が違います。


鎌沼を巡る湿原歩きは、お花の連続でした。
スッと首を伸ばしたようなミヤマリンドウはあちこちに咲いていて嬉しくなる。

シラタマノキ


トンボソウ


チングルマの花後。ふわふわー。


たくさん咲くのですね。


イワカガミの花後。これもたくさんでした。


ハクサンシャクナゲは時期が遅かったのですが、それでもあちこちに見ることが出来ました。


ネバリノギラン

花びらが一枚欠けたゴゼンタチバナ。


シラネニンジン。白い線香花火を散らしたようです。


他にも、磐梯山で見た花たちもたくさん咲いていました。

湖畔を離れてから、ビジターセンターに戻るまでが意外と長く、傾斜も感じましたが、とても良いコースでした。
一切経山、絶景とお花のいい山でした。
近くにあったら、しげしげと通うことでしょう。

本日の行程
浄土平ビジターセンター(9:54)~酸ケ平分岐(10:45)~山頂(11:24~12:14)
~酸ケ平分岐(12:43)~東吾妻山分岐(13:08)~姥ケ原(13:29)~ビジターセンター到着(14:22)
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磐梯山

2021-07-28 00:04:33 | 九州以外の山
2021年7月22日(木)薄曇り、時々晴れ

宝の山、磐梯山はどんな山だろう?
♫笹に黄金が~え~また~なりさがる~♪

コースはいくつかあるようですが、迷わず(笑)「コースタイムが短くて楽!」な八方台登山口から登ることにしました。
7時半過には、第一駐車場は既に満車。
なので下の第2駐車場に戻り、支度を整えて八方台登山口で登山届を書いて、いざスタート!


クマ出没注意の看板が気になります。
熊よけ鈴をチロリン鳴らさなくちゃね。

登山口を入るとすぐに緑に覆われます。
磐梯山噴火の影響を受けていないブナの森は、大きく、高く、美しい。
ため息のような深呼吸をしながら、緩やかなスタートです。

30分ほど歩けば中の湯跡に来ました。
湯治場というか、昔は温泉旅館があったようです。


分かりにくいのですが、ぼこぼこと泡が湧いています。


岩ゴロの急登も出てきましたよ。


弘法清水小屋まで、アカショウマや、カラマツソウ、マルバシモツケが登山道に整列するがごとく、次々と現れて励まされました。








日差しがもろに当たって暑い、暑い。
福島は北に位置してるから涼しいつもりだったのに、ここのところ暑い日が続いているのよね。
でも、暑いって言うまい、きついって言うまいぞ。
凄いって言おう。すごい景色だ!


汗かいて、弘法清水まで来ました。
冷たーーい!美味しい!
手を洗っていると、指先がピリッと冷えてきて、痺れる。


ここからの景色は素晴らしすぎて、動けなくなりそう。
山頂まで行かなくてもいいやと思ってしまうので、長居をしないようにしなくちゃね。ピストンなので下山時にたっぷり楽しみましょう。


森林限界に出たのでしょう。高い木はもうありません。
ほらね、頑張らなくちゃ。その先に絶景が待っているはずです。


おおうーっ!
もう少し晴れていたら、奥まで見えるのに…。


何人もの人に抜かれながらも、山頂が見えてきました。
あー、もうすぐだ。


来たんだねー!磐梯山に登りました(^^♪ イエイ!


トンボがたくさん舞う中でおにぎり食べて、山頂をウロウロし、霧が晴れるのを待ちましたが…。


ここに来たというだけで、十分満足です!


下山は弘法清水でゆっくりして、お花畑コースで帰ります。
直ぐに色鮮やかなクルマユリ。
上りの時は下を向いてばかりだったのでしょう。気が付かなかった。


弘法清水の広いところで、腰を下ろして大休憩。
冷たいジンジャーエールを夫殿が小屋で買ってきてくれました。
ゴクリ(^-^)
はああ~~、気持ちいい。

ソバナかと思いましたが、ヒメシャジンのようです。



絶景とお花の中を歩くのは最高!


お花畑から磐梯山を振り返ると、山頂がまだ隠れていました。


急いで歩いたらもったいない。
お花を見つけて楽しく歩きました。

ウスユキソウ




ハハコグサ。写真が大きいですね(^^;)


ホツツジ


ミヤマホタルブクロ。ぷっくりしてて、小さな茄子かと思った。


たった一つ、咲き残っていたバンダイクワガタ。
これは嬉しかった!!


色が薄いですが、アカバナと思います。


シロバナニガナが爽やかでした。


エゾシオガマ?磐梯山に?

オトギリソウ


スダヤクシュ

タカネナデシコ

堂々たる磐梯山はお花も多く、人気の山なのですね。
楽なコースとはいえ、足応えもあり、十分に満喫できました。
今日、ここに来て良かった!

本日の行程
八方台登山口(8:00)~中の湯(8:32)~弘法清水(9:55~10:10)~山頂(10:45~11:25)~弘法清水(11:59~12:12)~下山(14:07)
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福島の山旅・プロローグ

2021-07-26 20:53:00 | 観光・他
2021年7月21日(水)晴れ

そこに行かなければ見れない大きな景色!
ドーンと山を感じたい。
見ておきたい、歩きたい!!
感動する心が広がるはずだから。

連休に合わせて、私も夫殿も前倒しで休みを取り、4泊5日の山旅です。
磐梯山、一切経山、安達太良山、もう、わくわくが止まらない!

7月21日(水) 行く日
福島は遠いねー。
博多駅(6:49)から新幹線、在来線を乗り継ぎ、会津若松駅(14:55)まで約8時間。車中では居眠りしたり、スマホを見たりでのんびり~のんびり~。

会津若松駅に着くと、町には「什の掟」バスが走っている!


夕刻まで時間があるので、白虎隊悲劇の地、飯盛山にやってきました。
奥に十九名のお墓が並んでいます。
自決したのは二十名でしたが、飯沼貞吉が一命をとりとめ救出されたことで、白虎隊の話が後世に残りました。貞吉さんのお墓も近くにありましたよ。

白虎隊は、戊辰戦争のおり、会津藩士の子息によって結成されました。16歳から17歳の武家男子を集めた部隊です。中には年齢を偽って15歳で出陣した者もいたほか、幼少組として13歳の少年も加わっていました。名称は、中国の伝説の神獣「白虎」に由来します(wikiより)

墓所から右手に下りると、自刃の地です。
遠く鶴ヶ城を見る隊士の像は、面差しが幼くて、愛しいというか、切ないです。


戸の口堰洞穴
戸の口合戦上で敗れると、滝沢峠の間道を歩き、この堰をくぐって飯盛山についたそうで、こんな狭い穴の中を身をかがめて通ったのかと……。
胸が詰まります。

近くには國重要文化財「さざえ堂」がありました。

これ、見たかったのです。
寛政六年、郁堂和尚が考案建立したもので、六角3層高さ16m、昇降別々のらせん形通路により、階段がなく、一方通行で、すれ違うことなく行き来するという世界にも例を見ない名建築です。
上りは時計回り。


天井を見上げると、千社札がびっしり。


下りは反時計回り。

ゆっくり気をつけて歩かないと、体が変に傾きそうでした。
かなり老朽化しているようですが、世界に唯一の建築は大切に残してほしいと思いました。

この後、コンビニで今夜、明日の食事を調達してビジネスホテルに泊まります。もちろん、ビールも調達!!

明日は
~♫えんや~会津磐梯山は宝の山よ~♪に登ります。

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雨のせいで…

2021-07-18 21:34:37 | 福岡県の山
2021年7月17日(土)雨のち晴れ

山のお花先生と、古処山で珍しいお花や、ニシキキンカメムシを楽しむ予定でした。
家を出る時には雨も降っていなかったし、天気予報でも何とか大丈夫と思っていたのに~~雨です☂
待ち合わせの遊人の杜で「雨ですねー、どうしましょう」☂
車の中でコーヒーを飲みながら、暫く雑談タイム(^^;)
お喋りは楽しいのですが、雨は止みません☂ 結構降ってる。
急登、苔岩もある古処山で、滑って怪我でもしたら大変です(トホホ~の私)
夫殿が明日は仕事で、振り替えるわけにもいかず、涙を吞んで、今日はこのまま解散ということになりました。
お喋りできただけでも良かったけれど、あ~~、残念、残念。
仕方ありませんね。

お花先生とお別れして、そのまま家に帰るのはつまらなくて、何とか歩けそうな山はないだろうかと「岩石山」へやってきました。
ここもまた、うんと久しぶりです。
雨に濡れたり、傘を差したり、尾根に上がるまで蒸し暑くてえんやこらしょ!


山頂に上がると風が涼しく、展望台の屋根の下で昼食(^^;)
どんよりしていましたがーー。


お天気は回復してきました。


天狗岩や国見岩、八畳岩などで遊べてよかったわ~(^^;)




赤村の方まで下りたい気もしましたが、今日はここまで。

遅い時間だったので、レースを纏ったウスキキヌガサタケを見ることはできませんでしたが、しっかり保護されていて、いいですね。

本丸~奥の院から帰ります。
久しぶりの岩石山は、上りも下りもすっかり忘れていて、印象が違いました。
僅かな時間でしたが、遊べて良かったです。
山のお花先生、今日は残念でしたが、またご一緒しましょう。

公園駐車場(10:40)~針の耳(11:35)~山頂展望台(12:00~昼食)~奥の院(13:15)~添田神社(14:00)





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