山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

遅かりし大船山

2015-10-26 21:05:09 | 大分県の山
2015年 10月25日(日)大船山

でもいいのだ!
それでもいいのだ!
登るのだ、大船山に!!

土曜の夜、明日は早起きだから今夜は早く寝ましょうと、8時から「お休み前の読書」をしていると山先輩のSさんから、
大船山の紅葉は終わっていました。御池にも降りませんでした。
と、メールが来た。

そんなぁー!
そんなこと言わないでよ。
知らせてくれて、がっかり…。
明日大船山に登る気満々だったのに。

夫殿と相談。
時既に遅しとも、今更気持ちが変えられない。
暮雨の滝、妖精の森、ポンと飛び出す坊がつるへの道、帰りの大船林道、鳴子川沿いの道~~きっとステキに違いない!
登るぞ!大船山に!!


10月25日(日)は素晴らしい一日となりました。
朝6時15分、ぼんやり薄暗い中を吉部駐車場からスタート。
妖精がいるに違いない森を歩き、


暮雨の滝に着いたのは7時5分。


お花はもう終わりかな~~


坊がつるへとポンと抜け出るところが、胸ときめいて弾んでくる!(右奥に三俣山)


ピンクの着物を纏った赤いマユミの実が愛らしい


朝日に光るススキ




テントは片づけの時間かな。ここでしばらく休憩しました。8時15分。


平治岳との分岐から大船山へと登り始めましたが、木々の紅葉は終わってるのでしょうか。
登山路が真っ赤です。


いいえ、途中にちゃんと紅葉が見られました。(^^)


五合目からのくじゅう連山。


三俣山


段原では休憩せずに大船山へ向かいました。山頂です!!ちょうど10時。


確かに御池の紅葉は終わっていました。


でも、大船山からの景色はやはり素晴らしい!!
遠く阿蘇がきれいに見えます。


祖母山も


由布岳も


今水方面へ少しだけ降りたところでお弁当を食べてのんびりしました。
山頂を見上げるとたくさんの人です。


お昼寝でもしたい気がしましたが、帰りは北大船から大戸越に降ります。
振り返って~さよなら~


大戸越からの帰り道がそれはそれはもう、美しくて楽しくて~~
ため息つきながら、ホッホーと声を出しながら嬉しく歩きました。


木々の紅葉はひたすら美しく、ずっとずーっと歩いていたい。


ふかふか平らだし…(^^♪


これは大きなきのこ。サルノコシカケ??
幅が20㎝以上ありそうです。触ってみると固くてびくともしません。
お猿さん、腰かけられると思いますよ。(^^)






ヨーロッパに続く大船山林道です。(続きませんけど・・・)






鳴子川沿いに降りてからは和の世界。
去年は不安で仕方なかったけど、今年は楽しむ余裕がありました。




橋(ゲート)へ出てからの景色は圧倒的に美しく、この日一番のため息をつきました。。


ツリフネソウさん、ただいま。待っててくれてありがとう。


何がどうであれ、山って素晴らしい!!
大船山の紅葉には遅かったのですが、今日一日十分に楽しめました。
どこも、どこも美しかった!!

今日の軌跡




















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フリータイムは平尾台

2015-10-18 21:12:18 | 福岡県の山
2015年19月17日(土) 平尾台・貫山 712m

お天気いい!
私のフリータイムは平尾台で遊ぼう!!
秋のお花を見つけて、キス岩を探そう!

車の運転は苦手。
なので、西鉄天神バスセンターから高速バスに乗って1時間ほどの中谷で下車。
そこからタクシーで吹上峠まで約20分。(帰りは乗り合いタクシー)
もうすでにウキウキ♪♪

しゅっぱあーーーつっ!! 9時。


せまっこい岩もちゃんと抜けて~


大平山を過ぎましたが、あれ、登山道が野焼き?
歩くところがすっかり刈り取られ、黒い焦げ跡が続いています。


最初に出会ったウメバチソウ。可愛いね!
節穴目の私にこんなに早く見つかるなんて、so happy!!


貫山まであとひと登りというところで、右手に煙が見えました。
刈り取ったところを焼いているようです。


ここまで広島から来られたという男性数人グループの方達と、写真休憩の度に前後しながら、おしゃべりしながら、元気よく歩きましたが、もう、もう、キッツいよ。
広島の方たちにおっつけません。

今日は何度も立ち止まり休憩です
最後のひと登り。これを登れば山頂だ~~ヒッヒッー、頑張ろう!


しかし暑いなあ。
平尾台は木陰がないから暑いよぉ~~。
えいこら、よっこら山頂です。11時。


北九州空港が右手に見えます。


やあやあ、お疲れ様と、先に着いていらした広島の方にミカンを一つ頂きました。
どうぞどうぞお食べなさいと言われ、立ったままでほおばったミカンの美味しいこと!!
私の母の故郷が広島なので、独特のイントネーションが懐かしく、私の山口弁も交えてあれやこれやとおしゃべりが弾みました。(^^)
広島には山頂から眺望が望める山がないのだそうです。
それでよく九州の山に登りに来るのだそうです。
集合写真を撮ってさしあげたあと、「学校の先生?」と言われました。
え、ええぇ~~。うぬぬん、ぬん、当たらずとも遠からず~~かな~~
でも、どうして??

貫山は今日も人気です!


先に行かれる広島の方たちにさようならをして、ゆっくりお弁当を食べました。
いつも殆ど同じメニューだから写真は省略。でもおいしかった。ペロリ

下りは四方台から中峠に向かいます。
センブリ、キス岩見つかるかな。
いつもこの眺めが大好き!!


うわぁ~~!!
ウメバチソウがたくさんです!びっくり!こんなに咲いているなんて!!




センブリもたくさん!
写真を撮るときにうっかり踏まないように気をつけなくてはです。




ムラサキセンブリもたくさん、たくさん!




同じ花だとはいえ、あっちにもこっちにも咲いているのでパチリパチリ。
下ばかり見てて、ふっと顔を上げたらハバヤマボクチ。
平尾台ならではですよね。


そうです!!
キス岩です。探さなくっちゃ!
どこだろう?


このあたりかな~と薄い踏み跡をたどっていくと、ススキが自分の背丈を越してどんどん藪の中を行ってしまう。進めない。
違うような気がする。
謎のキス岩、どこにあるのだろう?
見つけられなかった。また今度探さなくっちゃ。

お花はほかにもたくさん。


黄色の世界


イヌタデが綺麗に撮れました。(^^)


これは~~わかりません。(~_~;)
アレチハナガサです。教えて頂きました。(^^)


茶が床が近づくと、なんだか寂しい。


吹き上げ峠に戻ります。
また来るねっ!!


2時前に吹上峠に戻り、9人乗りの乗り合いタクシー、高速バスに乗って天神まで戻ってきました。
なんと、帰りの乗り合いタクシーの運転手さんは、朝タクシーを手配してくださった方でした。
「またいらっしゃいね。」
「はい、また来ます!」
とご挨拶して車を降りました。

また来るね!
また遊びに来ます。
ルルルンっと楽しい楽しい一日でした。












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祖母山はすっぽり霧の中

2015-10-14 10:29:32 | 大分県の山
遠くて高くて険しくて、とても登れないと思っていた祖母山へ!!

2015年10月10日(土)登山前日
土曜日の午後から家を出て、道の駅で車中泊。翌朝祖母山登山の予定です。
お天気はパッとしませんが、とにかく行きたくて~~。

時間もあるので熊本県山都町の「清和文楽」に寄りました。
淡路の人形芝居の一座から人形を買い求め、技術を習ったのが清和文楽の始まりだそうで、農作業のかたわら人形を遣っていたことから、すたれずにこの地に残ったのだそうです。


資料館には人形や衣装、台本の展示がありました。
綺麗なお姫様の人形の前に立って見ていると、くるりと回って顔が化狐に!


怖いですね~~!女は怖いよ!!
世の殿方、お気をつけあそばせ。(^^)

高千穂に入り、祖母山・阿蘇山・久住山の三つの秀峰を一望できる三秀台に上がってみました。


もっと地図をよく見て山の名前を確かめておけばよかった。


「ウェストン記念碑」日本アルプスの命名者としても知られる登山家ウェストンが祖母山に登山したことから建てられたそうです。(思ったより高くて8メートルだそうです。)


祖母山へ続く登山口を確かめておこうと、もう少し先に行くと黄金色の稲穂がそよいでいました。
明日は登るぞ!!


道の駅高千穂に戻る頃にはすっかり夕暮れてきました。


レストランで夕食後は五ヶ所川に架かる橋をお散歩。気持ちいい。


いよいよ明日は祖母山登山です。お天気はどうなのでしょう。


2015年10月11日(日)
祖母山1756m(登りは風穴コース・下りは千間平コース)

朝4時に起きてみると、外は雨。しっかり降っています。
そんなぁ…晴れ女返上です。
しばらく様子を見ることにして、車の中でむにゃむにゃ待ってみましたが止みそうにありません。
朝食を済ませて、とにかく北谷登山口まで行ってみよう!5時半。
道の駅から北谷登山口までは約1時間です。
五ヶ所小学校(2011年廃校・寂しいね)を右折すると、魔の道の始まりです。
ネットなどで下調べをすると道幅がひどく狭くデコボコで、車の底を擦ってしまいそうだというのです。
薄暗い中、愛車のプリちゃんは大丈夫かしら。
 気をつけてね。
  はいよ。
 大丈夫?
  大丈夫。
 ひゃ~~!気をつけてね。
  わかってるって。
 う、う、う~~。きゃわわわ~~。
  ・・・(無言)
 怖いよね~。ねえ、ちゃんと返事してよ~~。
  運転に集中してるからっ!

そんなこんなで北谷登山口についてみると、すでに8台の車が止まっていました。


霧雨が降っていますが、7時スタートです。


この先にはどんな世界が待っているのだろう。ワクワクします。


濡れた岩はロープにつかまりながら、滑らないように。


背丈以上もあるスズタケのトンネル。


咲き残っていたヒヨドリバナを見つけてポッとうれしくなりました。


渡渉があったり、滝の横を登ったりしていくと、アルミの梯子が現れました。、


梯子を登ると風穴がありましたが、中を覗き込むと真っ暗です。


風穴から先は勾配が急になり、段差がきつい岩場も現れてアドベンチック!!
木の根っこをつかんでエイヤッと腿上げしたり、濡れた岩にしがみついて登ったり、
なにしろ足の長さが足りません。
でも楽しい!面白い!!
急な登りもなんのその。(^^)


またアルミの梯子


たった一つでも、色を添えるお花はうれしい。(ママコナさんですか?)


えいえい登って、トラバースして、見上げると、霧に中に大きな岩がそそり立っていました。


くっきりした色は足元だけ。


ずっとずっと、霧で何も見えなくて残念。
晴れていれば紅葉と絶景に息をのんだはず。何も見えない。


それでも「祖母山を登っている」という思いが気持ちを暗くさせません。

9時40分、山頂に着きました。


祖母山の一等三角点


純白のベールをかぶった紅葉だって素敵です!!


おにぎりと甘いおやつを食べて休憩しながら、千間平コースで登ってこられた方とおしゃべり。
その方も初めての祖母山の様で、ピストンは面白くないから下りは風穴コースということでした。
今日は雨が降ったり止んだりで岩も濡れていたから、下りの岩場はちょっと怖いなあ。
私たちは逆でよかったかな。
国見峠を通る千間平コースはなだらかに下るのですが、赤土がよく滑るようです。
気をつけて下りましょう。

おや、タツナミソウですよね。大好きです。


千間平コースを登ってくる人は多く、
滑りますね~
見えませんね~
と合言葉のように交わします。

そして、やっぱり
あれれれ、ツルリンと滑りこけました。
尻もちをついただけでなく、ツルルルーと滑った。れれれ~
土でよかった。どこも痛くありません。
登りの時の岩場で滑ったらきっと怪我していますよね。落っこちるかもしれないし。

背の高いブナを見上げながら、国見峠に着いても何も見えず。


大分・宮崎・熊本の三県境


平らな千間平(^^)


苔の道も楽しく!


13時20分に駐車場に戻ってきました。
ずっとずっと霧の中で、山頂も視界ゼロ。
見えるはずの古祖母への縦走路や、大障子岩に続く障子尾根も何も見えなかった。
祖母山らしさを体感することは十分ではなかったのかもしれない。
とても残念でしたが、そうなると是非ともまた登りたい!!
キレッキレのお天気のいい日に絶対登る!!
またきっと来るからね。ね!


竹田温泉に寄ってくじゅうを回って帰ります
くじゅう花公園の近くで車を止めてくじゅう連山を眺めて深呼吸。ふーっ。


いいなあぁ!
今夜もう一泊して明日くじゅうに登ろうか。
いえいえ、明日は娘ちゃんのダンスの発表会。
死ぬほど練習したよというのだから、見ないわけにはいきません。
私の頭の中の別のテンションが上がってくるに違いない。帰りましょう。福岡へ。
夫様、様、様、様~!
二日間の長い運転、ご苦労様でした。ありがとう!
おかげで祖母山に触れることができました。感謝です!
ぐるっと回っての帰り道、祖母、九重、阿蘇の位置関係も目で見てわかりました。(地理不得意)

今回の軌跡はこれ。






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