山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

山納めは三郡縦走

2015-12-28 20:52:35 | 福岡県の山
2015年12月27日(日)若杉山~砥石山~前砥石~三郡山~宝満山

今年の山納めとして、アップダウンの続く三郡縦走を計画しました。
でも、のろまの私に歩きとおせるかな? 一体何時間かかるだろう?
日暮れまでに竈門神社まで行けるでしょうか?
そこでズルっこしての縦走です。
篠栗駅から若杉楽園キャンプ場まではタクシーを利用することにしました。
それは本来の縦走とは言えないのですが、若杉山から宝満山まで完歩するだけでも私にとっては大事業です!

篠栗駅から楽園キャンプ場までのタクシーは約15分でしたが、カーブ続きの登りをスピードを上げて走るので、すっかり車酔いしてしまいました。
ぐったり…気分悪っ…えぷ…
これなら時間がかかっても歩いたほうがよかったかしらと思いながら、ダウン~~。(-.-)
しばし休憩です。
おまけに登山口がわからず、うろうろ~~。

やっと御堂そばから登山道へ入っていきます。7時40分スタート。


綾杉、二又杉、ジャレ杉などを横目でちらりと見ながら太祖神社へ続く階段まで来ました。
これ、長いなあ~。きついなぁ~~。えんやこーらしょ。


奥ノ院へは善人だけが抜けられるという「はさみ岩」を通ります。楽しい!!
もちろん抜けられましたよ!


無事抜けられて、奥の院の線香の香りに包まれました。朝の厳かな空気です。


若杉山山頂 8時28分


あの向こうまで行くの? 遠いなあ~!
若杉ケ鼻でこれから進む三郡、宝満を望みました。(いい写真でしょ(^^))
うん、遠いけどがんばろう。


ショウケ越えまできました。9時5分。


縦走路に入りました。気持ちよく歩きます。


鬼岩谷山頂774m


砥石山 10時11分
眺望がないので、前砥石山へGO!


実は前砥石に向かう途中で夫殿の膝が痛くなりました。
神経痛だそうです。以前から下りになると痛くなっていたのが今日はもう痛みが出たようです。
ビキビキ痛むそうで気の毒です。
前砥石山に着いたのででしばらく休憩です。
ここで太宰府駅から歩いてきたという若いお嬢さんに出会いました。
太宰府から4時間半で来たそうです。早いなあ~~!元気いいなあ~~。
声も大きくて溌剌としていて、とても気持ちのいい方でした。

三郡山の鉄塔が少し近づいて見えます。
行くぞ!!


足の痛い夫殿に変わって今日は私が前を歩きます。前を歩くのは初めてです。
スタコラサッサ~~心も体も軽く、いい気分!
早い、早い~~。三郡への分岐です。


今日の私は絶好調!!さっさと歩けてちっともきつくない。
私の歩きっぷりに後からやってくる夫殿もびっくりだったそうです。
三郡が見えてくるとうれしくなる。




三郡山山頂 12時3分到着。お弁当を食べてゆっくり休憩しましょう。


昼食後も私は元気(^_^)v 夫殿は足痛い。(-.-)


仏頂山




大岩を登って、石段を上がると宝満山山頂です。13時48分。


あとは竈門神社に下りるだけなので、幸せ気分でまたまた休憩。
若杉山をみて、あんなところから歩いてきたんだーと感激です!
やたら嬉しい!!


安全登山の感謝をこめてお参りしました。今年もありがとうございました。


下って、下って、


竈門神社登山口に下りてきました。15時38分です。


若杉楽園キャンプ場から竈門神社まで約17km、ちょうど8時間でした。
私としては上出来です!!よく歩きました。
私ののろ足だと9時間かかると、夫殿は思っていたようです。
竈門神社からもバスなど乗らずに太宰府駅まで歩きましたよ。(ここはズルっこなし)
もう帰るだけなのでのんびり歩きました。(ちょっと疲れてゆっくり歩きでした)
お石の茶屋でおかめうどんを食べようと張り切っていたのに、お石の茶屋に着いた時には閉店していてがっかり。
それで参道の「やす武」というお蕎麦屋さんでおかめうどんを食べました。
足の痛い夫殿もビールを飲んでご機嫌!
美味しかったよぉ~~。

一年の締めくくりにふさわしい山歩きでした。
楽しかったよぉ~~!大満足です。

山納めのご挨拶(^^)
登山も記事も拙い私のブログに訪問してくださった皆様
いつも本当にありがとうございました。
どれほど励まされ、どれほど嬉しかったことか計り知れません。
また、多くを学びました。
おかげさまで充実した日々を過ごし、ずいぶん成長したように思います。
ここに頭を百万回下げてお礼を申し上げます。<m(__)m> (*^。^*)
そして、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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英彦山・まさかの藪漕ぎ?あわやの道迷い!

2015-12-15 19:26:41 | 福岡県の山
2015年2月12日(土)英彦山1200m 別所駐車場~虚空蔵~梵字岩~中岳~北西尾根下山

田中陽希さんには出会いませんでした。
今日は「グレートトラバース2」の陽希さんが英彦山に登る日です。
もし時間とコースが合えば、邪魔にならないように、こそっと遠くから応援しようと思いましたが、HPで確認したところ、私たちが別所駐車場に着いた頃にはもう奉幣殿の辺りだったようです。

当然ながら別所駐車場は満杯でしたが、トイレのそばに止められるスペースがあったのでそこに止めました。


支度をしていると、後から来る車がどんどん豊前坊のほうへ向かっています。
そうか…陽希さんが南岳中岳から北岳を回るであろうと推定して、豊前坊から登れば出会えるかもしれませんね。でもきっと、そちらの駐車場もすでに満杯に違いありません。

陽希さんと同じ山に登っているということを嬉しく感じて、8時に自分たちの登山開始です。
英彦山はこれまでに五回登ったことがありますが、未知のコースや知らないことだらけです。
そこで今日は虚空蔵、梵字岩を見て北西尾根を下山したいと思いました。

誰もいないひっそりした正面参道には、紅をまき散らしたかのような紅葉の跡。


きっと陽希さんも安全祈願をされたに違いない奉幣殿に、私たちも手を合わせ頭を下げました。
安全無事な登山ができますように。きっとね。お願いね。


奉幣殿の鳥居をくぐって鬼杉・玉屋神社の方向へ歩きます。


坊の石垣跡でしょうか。積み上げられた岩が苔むしています。


奉幣殿から20分で虚空蔵の分岐に来ました。


登っていくと、かぶさるような大岩の下の部分がぽっかりと口を開けています。
これが虚空蔵窟。広くて静寂な空間です。




卒塔婆のようです。梵字が彫ってあるそうですがよく見えません。


こうしたところに来ると空気がピーンと澄みきったように感じられます。
向かい側にも巨岩がそびえていました。デッカイ!!
それで、ちょっとこの岩の周りを周ってみたくなりました。
この先はどうなっているのだろう…。


うっかりつかむと苔の岩はぐらぐらするのもあるので、気をつけて気をつけて登ってみました。
岩のてっぺんに出たようです。
端っこまで行くと絶景が見えるかも。
ねえ~、向こうまで行ってみてぇ~~、どうなってるぅ~?


私はしゃがみこんで、夫殿は先まで行ってみました。
うん、なかなかいい眺めだよ。なんかわからんけど~~。
大丈夫だからここまでおいで~、落ちんたりせんから~~。


霞んでいますが向こうに山も見えていい景色です。


でも景色を楽しんだ後は下りなくてはいけません。
どうやって下りる?
岩をぐるりと回るように下ろうかと思いましたが、とても急で下りれそうにありません。
登ってきたところを戻ります。
うわっっ…こんな急な所を登ってきたんだっけ?ここを下りるの?


ありゃ~~!怖そう~~!
苔岩を避けながら、滑らないように気をつけて用心して下ります。


ここまで下りてほっと一息。


私たちが下りてくるのを見ていらした方から、上に何かあるのかと尋ねられたので、何もないですよー、岩の上に上がってみただけですと答え、分岐に戻ろうとしたのですが…

分岐に戻ろうとしたのです…
戻ればよかったのですが…

さっき話しかけられた方がすっすと岩の裾を左に回って歩いて行かれたので、行けるものだと思ってしまいました。しっかりした踏み跡というか道もあります。
ところが…
10分くらい歩いたところで、道が消えました。
見え隠れしながら前を行っていた方の姿も見えません。
あれ…?
どうして?
もう前には踏み跡がないのです。
うっそうとしたヤブの中にいるのではなく、明るく見通しはよいのですが道がありません。
テープも見当たらない。
どう進んだらいいのかなーー。
「迷った時は戻る」という鉄則も十分承知していますが、夫殿と地図(GPSと紙の地図)を見ると、もう少し進めばルートに出そうなのです。
でもちゃんとした道がないよぉーー、あっちかなー、こっちかなー。

泣いたりしてないからね~。
あったりまえじゃないの、泣くような状況じゃないよ。ちょっとお茶でも飲もう。
と、いうことで一口お茶を飲んでから、もう一度地図を確認して夫殿が先を行きました。
私は待機。
5分も経たないうちに、気をつけて下りておいで~~、わかるから~~と。
でもこんな時の5分は10分に、10分は20分にも30分にも感じられるものですね。
倒木をまたいだり、枯れ木をよけたりしながらヨタヨタ下っていくと、テープもあり、網で作った囲いのような人工物もあって、あー、藪から抜けたって思いました。
はっきりした道も現れ、すぐにルートに出ました。
それがここ。
ふっはーっ~~やれやれ~~(~_~;)


大岩に登ったり下りたりと、その後のウロウロで1時間くらい費やしていました。
ワクワク楽しかったり、少し不安になったり。
後から思えば、いやぁー、なかなか冒険チックで楽しかったよ~なんて。(苦笑)

すぐに梵字岩まで来ました。智室社と書かれた鳥居をくぐって


梵字岩です。垂直の岩壁は30メートルもあるのだそうです。
クレーン等ない時代に、こんなところにどうやって彫ったのでしょう。


円の中に梵字を彫り込んだものが三つあります。
梵字とはいえ、よく見ると新しい素敵なデザインに見えました。(*^^)




ここは素直に降りてきて、南岳に向かいます。
本当は大南神社にも寄りたかったのですが、すっかり忘れていたので大南神社はやり残しの宿題となりました。


結構急な岩場をガシガシ登って、材木石のところまで来ると青空です!!


鎖場ももう平気(*^^)v


今日はとにかく知らないところを歩きたいので、南岳山頂はパスして巻き道から中岳へ。


おおっ!英彦山アルプスの槍ヶ岳だ!(嘘・そんなのありませんね)


わおっ!ヨーロッパ中世のお城だ!(違った・日本でした)


鞍部からみる英彦山神宮。この景色はとても好きです!


中岳山頂に着いたのは12時。
途中、冒険をしたので、スタートから4時間経っていました。




山頂小屋で雑炊を食べて休憩です。


下山は北西尾根!!
歩いてみたかったのです!北西尾根!!




英彦山はゴツゴツと険しい山だと思っていましたが、この北西尾根は柔らかくたおやかな森歩きでした。英彦山のイメージが変わりました。優しさを持っている!!


黄色い小人たち(ビョウタケというきのこです。画鋲のビョウ)


北西尾根を下るのが楽しくて仕方ないのに、1時間で野営場に降りてきました。早かったなぁ。


あとは自然歩道を歩いて別所駐車場に戻るだけです。
え?今日の山はおしまい?
前半の道迷いも含めて、楽しい登山だったのでおしまいとなると寂しい。
そこで「帰りたくない病」を発症してみましたが、しゃくなげ荘の温泉で今日は終わりです。
名残惜しくて、しゃくなげ荘の玄関から英彦山をパチリ!


英彦山、とても魅力的な山ですね。
また登りたい。

今日の軌跡。遊んだり、迷ったりしたところが赤いぐちゃぐちゃになってる!









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片縄山・etc

2015-12-07 20:09:51 | 福岡県の山
2015年12月5日(土)片縄山292m

那珂川町の片縄山に登ってきました。
登るというよりも、お散歩気分の1時間半でした。
車は近くの100円ショップに止めさせていただいて~^_^;
登山口には標識と登山届のポストがあります。(13:30)


以前にはなかったこの立派なポストは片縄山を愛する地元の方が設置されたのでしょう。
中にはノートが置いてあり、ちょっとした感想も書かれていました。
おかげで早速ホットな気分です。(^^)


急坂にはロープも張ってあります。


お煎餅のようなキノコ発見!
こげ目がつくと美味しいだろうな~~。食べないけど(^^)


杉林の向こうにゴルフをしている人がいます。(那珂川ゴルフアリーナかな)
カーン!って音がしたり、オーッとか歓声も聞こえます。
こっちからヤッホーッて言ったら聞こえるかな?びっくりされちゃうね。


山頂です!




油山が目の前に見えます。


手前は四王寺山、奥は宝満三郡方面です。


短い時間でしたが数人の方と出会い、やはりこの片縄山も人気の山なんだなあと感じました。


さて、翌日曜日は映画「007スペクター」を見てきました。
11月は「エベレスト3D」を見て、今月は007で大興奮です!(^_^)v
娘ちゃんはボンドにぞっこん!
その007で雪山のシーンがあり、あの山はどこだろうと調べてみると、オーストリアのゼルデンということでした。メイキング映像を見て、またまた大興奮!(^^)!
http://www.cinematoday.jp/page/N0070626

映画の後は博多駅前広場をちょっと覗いて見ると、クリスマスマーケットが並んでいたり、ちょっとした海外気分でした。


都会の空に星が降ってきました。


12月は何やかやで忙しいですね。
雪山を歩いてみたいのですが、いつになるかな~。
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