2018年3月31日(土)晴れ
気ぜわしかった3月も今日で終わり。
あれこれ気になるけれど、すっきり気分を変えたいね、思いっきり遊ぼう!!
どこへ行く??
海の向こうまで行っちゃうよーー!!
五島の七ツ岳に登りたい!
長崎港7:40発・福江港9:05着のジェットフォイルに乗りました。
もう、観光気分。
福江港からはレンタカーです。
今日の七ツ岳登山は、縦走なので登山口(荒川)と下山口(草づみ地蔵堂)が違います。
そこで、まず下山口まで行って、駐車場に車をデポ。
駐車場から登山口への移動はタクシーなので、10時に来てくれるよう、前もって予約していました。
あれ?
私達の前を走っているこのタクシーは、もしかして~~予約したタクシーかな。
先を越されちゃってるねー。
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老人ホーム手前で、タクシーを降り、歩き始めます。(10:15)
桜並木を歩いていると~、七ツ岳が見えてきました。
一、二、三~、なるほど、七ツのとんがり。
何のための石垣かなあ、畑でもあったのかな、椿林かなあ。
二段、三段構えで、ずっと続いていました。
わっ!可愛い! ルリハコベ。
七嶽神社
今日の安全な登山をお祈りしました。(左奥から登山道に続きます)
ワシャワシャと迫ってくるようなシダを見上げたり、
フデリンドウは足元に。
春ですね~。
七嶽神社奥殿へ向かう道が、登山道につながっています。
落とし物ですよ~、鳥居の一部分ですよね。
しばらく石段が続きます。
先週、歩いていないので、歩き始めがキツイと思ってしまう。
直径1メートル以上はあろうかと思える桜の木。
空に近いところで花をつけていました。
バクチの木。
「成長すると、次々と樹皮がはがれ、博打(バクチ)に負けて、着ているものをはがされる人に似ているから~」だそうです。
なるほど、お酒を飲んだ後のように、肌の色も赤いです。
奥殿から「健脚コース」と「巨木コース」に分かれます。(11:40)
もちろん、巨木コースに進みます。
木のうろがムンクの叫びにも似て。
楽しみながら父ケ岳との分岐に来ました。
これは~~
「ケサランパサラン」
昔、昔~、母がまだ若いころ、鏡台の一番下の引き出しにこれを入れていました。
黒塗りの引き出しの底には、おしろいの粉がまき散らされ、他には何もなく、たった一つこの綿毛のようなものが入っているだけ。
子どもの私にとっては摩訶不思議。
母に尋ねてみると、~これは名前をケサランパサランと言って、おしろいの粉を食べて生きている。このケサランパサランにおしろいを食べさせて、願いをかけると、引き出しの中で少しずつ大きくなる。そして、いつかこの引き出しの中からケサランパサランがいなくなった時に、願いが叶う~。
…不思議で仕方なかった…
気になって、時々そっと引き出しを開けて見ていたのですが…
いつのまにか、ケサランパサランはいなくなっていた。
どこへ行ったのだろう?
母の願いはかなったのだろうか。母は何を願ったのだろう。
…聞いておけばよかった…
(これ、本当は何かの種子ですよね)
ここからアップダウンの繰り返し。
歩き始めに見た七ツ岳の形を思い起こしながら、体も慣れてきて、楽しい、楽しい。
切り立ったところもあり。
っと、ととっ、ここを登れば~~。
見晴らしの良いピークに上がりました。
ヤッホーッ!!
ヤッホーっ!
歩いてきた稜線と、奥に父ケ岳が見えます。絶景ですね。
ここが山頂ではなく、あと二つ登らなくちゃ。
そして目の前に現れた、垂直の岩の壁!
これをよじ登るのかと覚悟しましたが、隊長が巻き道を見つけてくれました。
エンヤラショッ!
スリルもあって、楽しい!
七ツ岳山頂です!!432mとはいえ、高度感がありました。(13:25)
そして、ここにショートカットの天使がいました!!
「爽やか」という言葉はこのお嬢さんのためにあるのではないかしら。
男性軍はメロメロ、メロンチョ。
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(お顔は出しませんからと、写真を撮らせていただきました)
翌日のトレラン大会の訓練のために、長崎からやって来たそうです。
嫌な顔一つせず、ニコニコとおじさんおばさんのおしゃべりの相手をしてくれて、楽しい昼食タイムになりました。
隊長にとっては、本日一番のメインイベントとなったみたいです。
さて、下らなくちゃです。
下りの途中で、ミツバツツジの写真を撮ろうとした夫殿が「カメラを忘れた!」と叫ぶ。
慌てて山頂に戻ると、ショートカットの天使が「追いつけると思って~」と渡してくれたそうです。
カメラを忘れたおかげで、また天使に会えたと、大喜び。
わざと忘れたんじゃないの?と、隊長がひがみました。
下りが緩やかになってくると、
あっという間に草づみ地蔵堂の門に出てきました。下山終了。(14:36)
アップダウンも、眺望も楽しく、天使にも会えた楽しい七ツ岳でした。
さらにこの後、鬼岳でまた天使に会えたのです!!
爽やかに手を振ってくれた~~。
鬼岳は地元の小中学生が遠足に登る山だそうです。
高校生になると、デートで登ったんだそうです。(五島出身のお隣さんの話)
何を思ってかこの二人、いきなり競うように走り出しました。
もちろん、山頂でヒーヒーきついと言っていましたよ。
山頂からパッチワークのような眺め。
のんびり、ゆったり、気持ちのいい一日でした。
身も心もリフレッシュできました。