2019年11月3日(日)曇&霧
おはようございます!
気持ちの良い朝を迎えました。
5時40分、まだ暗い中をごそごそ起きだして川原に行ってみると、昨夜の焚火の場所はすっかりわからなくなっていました。
枯れ木を燃やし切って、灰は穴を掘って埋め、枯葉を乗せて元通りにするのがマナーだそうです。
昨夜の鍋の残りにチャンポン麺を入れ、熱いコーヒーも頂いて、朝食を済ませました。
ご飯の残りはギュッとおにぎりにしてお昼にいただきます。
では、出発!!7時30分。
昨日の続きで水越峠まで行くと、時間がかかり、帰りが遅くなりそうです。
(やはり、私ののろさが困りもの……)
そこはカットして、上福根山に向かうことになりました。
谷底から上がってきました。
秋ですねー!
朽ちた建物は営林署のものだそうで、H氏は20年前にそこで雨風をしのいだとか~。
この先は大きく崩壊していて、通れません。
斜面を直登し、高巻きして進みました。
歩くたび、景色が変わるたびに、ため息です。 綺麗ねーー!
歩くだけで楽しい!
美しい!真っ赤です!
景色が次々と変わっていく。
気持ちいいねー!
七辺巡りの分岐に来ると、霧が出てきました。
少し寒いので、上着を着ましょう。
古い北山犬切の標識は壊れていましたが、新しいのが立っています。
ザックを下ろして、山頂に向かいましたが、背中も足も軽い!
あの先が北山犬切の山頂です。
下山時は、すっかりガスが広がってきましたが、幻想的でいい雰囲気です。
下福根山、中福根山と順調に進みながら、景色の美しさに何度もため息です。
またもや、キノコ博士が寄り道して喜んでいます。
これは何でしょう?
鹿も見ましたよ!
京都トレイルで見た鹿は、ベージュ色でしなやか、いかにも上品なシカさんだったのですが、ここで見たのは熊のように黒く大きく、ゴリゴリッとした体格をしていました。
走るのが早く、一瞬で目の前を通り過ぎていきました。
あともう一登りで
上福根山です!とうとう着きました!11時20分。
昼食のおにぎりが美味しい。持参のドーナッツやカップうどんも食べて元気いっぱい!
ガスっていなければ遠くがもっとはっきり見えたでしょうに。
「ここからはもう下るだけですよ」「はいっ」
秋の脊梁はこんなにも広く、大きく、美しいのか。
上福根山から1時間半ほどで、杉林に出てきました。
この杉林をジグザグに下るのですが、足元がふかふかで気持ちいい。
でも長~~い。
林道に出ました!
山が大きいねー!
あんなところを歩いてきたんだ。
ところが、この林道歩きも飽きるほど長いそうで~~。
藪漕ぎを数回繰り返して、時間短縮しました。
そして、とうとう出てきました!あの柵の向こうに車をデポしています。2時30分。
改めて山を仰ぎ見ました。大きいなあ。
よく行ってきたなあ。
岩だらけで迫力のある一日目、キャンプ、美しさにため息をついた二日目、感動の脊梁でした。
力強く、優しく、案内してくださったH氏、S氏、ありがとうございました。
ずっと励ましてくれた夫殿、ありがとう。楽しかったね。
また山に登りたい!
三連休の土日は往還の会のH氏、S氏に脊梁を案内していただきました。
一日目は西の内谷川を遡行。二日目は上福根山に登り、横平に下りました。
テント泊の二日間、大きく深い景色に感動し、美しい紅葉にうっとりでした。
車一台を下山口の横平にデポした後、西の内谷川橋の手前から登り上がります。10時50分。
堰堤を横切り、
しばらく歩くと「前に何か見えますか」とH氏。
苔の石が並んで、確かに古道がそこにありました。
何十年か前、樅木地区の人たちが生活道路として使っていたのでしょう。
その先は、土砂が崩れ落ちて、今はもう道が見えなくなっていますが、昔の人はこの辺りを歩いたのかな~と思いを馳せながら歩き、興味深かったです。
激下りで河原に下りるのかと思えば、ロープを使って懸垂下降の体験学習です。
お・ど・ろ・き!でした。
スリングを体に巻いて、半マスト結びのロープで下る~(8mm径・30mロープ)
しかし、しかし、私はちっともできない!
なんど教えて貰っても、体をロープに預けるのが怖くて、突っ立ってしまう。そして転げる。
皆さんの大爆笑を買うばかりでした。
夫殿はそれでもチラッとは出来たかな。思いがけず貴重な体験でした。ありがとうございました!
河原へ下りて、昼食休憩。1時になっていました。
大雨の後などの増水時には、水が流れているのでしょうが、今は枯れ沢になっています。
伏流水となって地下を流れている水は、上流に行くと表面に現れてきます。
正に秘境を行くようです。
白い大きな岩が次々と現れました。
苔の岩も
ここは水が流れていたら、滑滝のようになるのでしょうか。
いきなり、こんなところにトリカブトが咲いていました。
崖に紅葉が綺麗です。
ブナハリタケ発見!
キノコ博士のS氏は大量の収穫です。
今夜の鍋に入れるそうで~~大丈夫かな~~。毒キノコではないかと内心不安でした。
ヤマメの手掴み!
心優しいH氏は、せっかくここで生きていたのだからと、水に戻してあげました。
もちろん、だれにも会いません。
岩を乗り越え、倒木をまたいで、よく歩きました。
苔に覆われた大木を眺めながら休憩していると~
「もう、4時になったので、今日はここまでにしましょう」
「上に良いテント場がありますよ」
予定では水越峠まで歩くはずでしたが、私の足が遅く、時間が押していました。
上に上がってみると、広くてとても気持ちのいい場所です。
今夜は4人一緒に、H氏のテントにお世話になります。
下の川原で水を汲み、焚火を起こし、鍋の準備もまた楽しい。
真っ白なブナハリタケは少し甘い香りで、鍋に入れたら美味しかった!。
風が無いので、炎が真っすぐに上がっています。
ゆらり、めらりと、見ていて飽きません。
食べて、飲んで、ぼそりぼそりとお喋りして、笑って~~
昼間の疲れもどこへやら、極上の時間が流れました。
一足お先に上がらせていただきました。
跡を残さない、面倒な焚火の後始末を、ありがとうございます。
おやすみなさい。
2019年8月12日(月)晴れ
下山後、長者原センターで温かいうどんを食べ、山恵の湯で汗を流して、阿蘇大観峰にドライブです。
山はまだ霞んでいるのに、地上に下りてくると、昨日から今朝までとは打って変わって晴れ、晴れ!
阿蘇までの景色は気持ちいい。
大観峰に着くとこの混雑ぶり。人気の観光地ですね。
オーーー、大きな景色です!
阿蘇五岳は、山頂に少し雲がかかっています。
広くて気持ちいい。
明るさと広さ、大きさを堪能しました。
オミナエシ
カワラナデシコ
帰りたくないねーー。
帰りたくないよーーー。
2019年4月28日(土)晴れ
初めてのmyテント泊もぐっすり眠れて、4時に起床。
今朝も、谷あいの水場から運んでもらった水を、朝食用と行動中の飲料として煮沸します。
5時朝食。昨夜の鍋の残りにうどんを投入。体が温まりました。
6時過ぎにスタート!いいお天気になりそう!
今日は後平家山からウードヤ山まで。
距離は長いけれど、厳しい急登はなく、稜線歩きが楽しめるそうです。
先ずは後平家山に向かいます。
後平家山(1560m)7:12
次は平家山。1497m 7:28
タニギキョウ
平家山からウードヤ山への稜線では、いくつか「レスキューポイント」の標識がありました。
6年前に地元の方々と信ちゃん達が設置されたものです。(こちら)有難いですね。
大きな木々と、遠くの景色を見ながら快適です! 食料を消費したので、ザックも少し軽くなりました。
夫婦山(1460m)8:36
シャクナゲの花が咲いていた!優しいピンクに癒されました。
南平家山(1511m)9:39
昨日の疲れも出てきて、そろそろ足が重くなったかな。
五家宮岳(1538m)
目の前が開けてきた!
形がいいウードヤ山です。激下りして激登り(>_<)
ウードヤ山(1356m)11:42
Rさん、写真ありがとうございます。たっぷり休憩しましたね。
標高が下がってきたので、たっぷりの新緑が最高に綺麗です。
ここまでくれば、もう怖いものはない~と思っていましたが……。
ところが……ウードヤ山からは激下りの連続。
深―――く、急な下りに半泣きでした。(誰も相手にしてくれませんでしたが)
地図を見ながら、この辺りかな~と、下山口の白鳥神社を目指して下ります。
無事下山です!楽しかったねー!!13:32
楽しかった脊梁の二日間。
重いザックを背負って長い距離を歩いたこと、山中テント泊、初めての体験はとても貴重で、一つ一つが感動的でした。確かに疲れましたが、その何倍も楽しく充実していました。
元気に歩けたことがこの上なく嬉しかったです。
お誘いいただき、一緒に歩いてくださった皆さん、ありがとうございました。
是非またよろしくお願いいたします!!
夫殿、行き帰りの運転ご苦労様でした。ありがとう!