2021年1月16日(土)晴れ
1月往還倶楽部山行
参加者 5名
山中キャンプ場スタート(8:55)~登山口(9:40)~雪原でツェルト体験~金山山頂(11:33)~下山開始(12:06)~山中キャンプ場到着(12:53)
緩やかに登れる佐賀県側から「雪の金山かなり初級コース」を案内していただきました。
1月末の寒波の時には、往還倶楽部の親分たちがそれぞれ北斜面から腰までつかりながら、どっぷり徘徊したそうです。
その後晴れの日が続きましたが、今日少しは雪が残っているでしょうか。
朝8時に曲渕トンネル手前に集合の後、登山口に移動します。
三瀬峠は通行止めなのでトンネルを抜けると景色は一変して、路肩には雪が残っていました。
峠の手前で右折して、登山口に向かおうとしたら……。
道路は凍結、凍り付いた雪がタイヤに挟まって先に進むのが難しい。
前の車はタイヤがちゃんと噛まなかったり、車体が揺れたりしてる。
このまま進むのはスタッドレス・四駆でも危険だと判断し協議の結果、山中キャンプ場からのスタートに変更し、バックで分岐まで戻りました。
このバックも怖かった。
(助手席の私は大人しくしていましたが、ハラハラドキドキでした)
山中キャンプ場にはトイレもあるので有難いです。
支度をしてスタート。
雪がどのくらい残っているのでしょう。
舗装路まで出てくると目の前が山中地蔵ルートの登山口ですが、今日はここからではなく、
その先東に1㎞行ったところから登ります。
道路歩きはツルリンこけないように気をつけました。
前方、左が登山口です。
樹木の雪は融け落ちていますが、地面にはまだ残っています。
明るい尾根なので気持ちいい。
普段は見えない動物の足跡が雪の上では見えてきます。
これは何だろう?ウサギかな?
驚いたのはこれ!
写真ではわかりにくいのですが、右足五本の指の跡が見えて、赤ちゃんのような足跡です。
まさか、人間の赤ちゃんが雪の上を歩くわけはないですね。
猿だろうということでした。
登るにつれ、雪が多くなり足首が埋まるくらいになりました。
鉄塔尾根のサラサラバージンスノーと違い、水分を含んで重い雪なので、足を上げるのに力が要ります。
途中、息がきつくなって休憩タイムを頂きました。
広いですねー。
明るいです!何てったって楽しい!
アイゼンは付けていません。
この辺りが源流かな~。
稜線に出る手前の、緩やかな林まで来ると「ツェルト」体験です。
暴風雨や吹雪の時など、緊急避難時に素早くツェルトを使うのだそうです。
中に4人が入りました。薄い生地一枚なのに、中は本当に暖かい!
丸くなって座り、真ん中でヒーターでお湯を沸かして、温かいものを作って飲んだり、今後の行動について話し合ったりするのだそうです。
北アルプスの吹雪の中での体験談を楽しく聞きました。
休憩の後、金山山頂までは稜線歩きです。
思わず立ち止まって、いい景色-!!
こうした景色を見ると、気持ちが広がります。
「雪が多い時の急斜面の安全な上り方」の体験学習を、登山道から脇へ入ったところの斜面でさせていただくようでしたが、雪が少なすぎてやりにくいとのことで、実現叶わずでした。
金山山頂。
雪が少ないですね。先客がいらして、さらに数名登ってこられたので、長居はできません。
さっと行動食を食べて下山します。
最初の予定では、山中地蔵ルートを少し下り、途中から東に水平道をトラバースして元の道に合流する予定でしたが、谷がえぐれているところが二、三か所あったり荒れているそうで、普通に山中地蔵ルートで下山しました。
こちらは雪が殆どありません。登りのルートで雪を踏んでいてよかったわ。
舗装路に出ました。
道路を渡って登山道を下ると、山中キャンプ場の駐車場に着きます。
朝来たときは私達の車しかなかったのに、降りてくると車の数が増えていました。
さすがに人気の山ですね。
福岡県側からはどこからどう登っても、険しくてきつそうで、足が向かない金山ですが、佐賀県側からは穏やかで別の山のようでした。
金山の雪の量は格別多いらしいのですが、この日は「残り雪」で私にはちょうどよかったです。
翌日には筋肉痛が来ましたもの。
皆さん、楽しい一日をありがとうございました。