山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

九州オルレ・唐津コース

2020-11-04 20:35:38 | 九州オルレ・その他
2020年10月31日(日)晴れ

秋晴れの一日を、いいお年頃の四人で唐津オルレを楽しみました。
博多駅で合流の後、夫殿の運転でフィニッシュ地点の波止岬まで行き、8:59発市営バスに乗ってスタートの「道の駅桃山天下市」まで移動です。

さて、出発!9:30
行くぞ!


豊臣五大老の一人、前田利家陣跡。
利家は八千人の兵を率いて参陣です。


オルレリボンの通りに行ってしまうと、石垣を見落としてしまうので気をつけて。
石垣は右に降りたところです。


旗竿石も残っています。


こちらは古田織部陣跡。
織部は通称で、正式には重然(しげなり)です。
千利休の後継者と目された茶人織部の石垣は、大きな石を組み込んだお洒落なデザインです。
こんな平ぺったい石をわざわざ組み込んだのですね。


田舎道を歩くと、鈴なりのミカンがピカピカしていました。


もじゃもじゃの木(^-^)。


堀秀治陣跡。
僅か十六才で六千人もの兵を率いて参陣ですが、秀治自身は戦いに出向かず、この地で暮らしました。


しかし、二年前に訪れた時とはずいぶん様子が違っていました。
草は伸び放題で荒れています。
広間、本殿、能舞台、茶室跡など、標識も草に埋もれて何がどれやらわからない…。


唐津オルレで見ることができる陣跡の中では、一番規模が大きく、礎石もしっかりの残っているというのに、残念な気がしました。
国指定の特別史跡なので、もっと大切に整備されるといいのになあ。

四百年も前の串道は今も続いています。
当時に思いを馳せて、昔の道を歩くのは感慨深くて、好きです。


名護屋城址に入りました。11:30
さすがに広大です。


黒田官兵衛が設計し、わずか五か月で築城された名護屋城は、当時の大阪城に次ぐという規模からも、秀吉の勢力と野望がうかがえます。


天守台から、壱岐・対馬を眺めました。
あれかな~。


呼子大橋・可部島。


広い城内の敷地を歩くのも気持ちいい。


次は波止岬に向けて、「名護屋城屏風絵」に描かれている麦原集落を歩きます。
のどかですねー。


お茶の花を見ながら、


のんきに歩いていたら、夫殿が「窯」の写真を撮りたい、と言って中に入っていきました。
唐津焼の「炎向窯」ひなたがま。


ご主人の話を聞いていると、「蛇蠍釉・じゃかつゆう」というのに魅かれました。
特別の石の粉と灰を混ぜて焼くと、蛇や蠍の肌を思わせる仕上がりになるそうです。


蛇も蠍も大嫌いですが、珍しくて欲しくなり、購入しました。
何を盛ろうかな?
肉じゃが!!

お腹が空いてきました。
波止岬少年の家で昼食休憩です。13:00


ここから少し下ると、海が見えてきますが、ゴールはまだ先です。


キャベツ畑や、春を待つスイセンの脇を歩いて~、

ホシアサガオ


上杉景勝や毛利輝元他、いくつかの陣跡は、案内板だけで通り過ぎてしまいましたが、島津義弘陣跡では、ご先祖様を偲んで特別の思い・・・。
案内板には、~猛将として知られるだけでなく、文人としての一面もあり、また家臣たちにも気配りを怠らない名君~とあります。


波止岬キャンプ場を抜けて、海岸沿いに出ました。
光る海がとても綺麗!!


唐津オルレの最後は、海を見ながら歩くので、最高に気持ちいいのです。


柱状節理。


そして、思いがけない発見は、やっぱりお花先生!
ダルマギクの群生です。

今生まれたばかりのように、瑞々しくて綺麗!!




お花の色合い、ぷっくりとした葉っぱ、みんな夢中になりました。


いよいよフィニッシュです。15:30


皆様お疲れ様でした。
のんびりのんびりと、歴史あり、海あり、花ありの楽しいコースでした。
笑って、おしゃべりして、木のブランコにも乗ったりして、楽しく過ごすことができました。

宿泊は民宿「大慶」


大いに飲んで笑って、騒いだ夜となりました。
翌日は九合目からの作礼山で、紅葉を楽しみました。




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サツマサンキライ・ハマジンチョウ

2020-02-06 21:24:34 | 九州オルレ・その他
2020年2月3日(月)曇り

鹿児島二日目は珍しいお花を見てきました。
寒い冬にお花を見れるなんて、とても幸せ(#^.^#)
しかも、この時期にそこへ行かなければ見れないお花達です。

先ずはサツマサンキライ。常緑の蔓性低木です。
これは雌花。
ぼんぼりのような、花簪のような、まあるいお花です。
葉っぱは大きく艶と厚みがあります。



雄花。
花びらが外側に反り返り、長短のしべが突き出ています。
雌花に比べて、鮮やかで華やかな感じがしました。可愛い!
花の最盛期だったら、どれほど目立っていたことでしょう。






海岸沿いの道路脇の雑木に絡みついて、花をつけていましたが、私達だけでは到底見つかりっこありませんね。


場所を移動して、ハマジンチョウです。
美しい紫色に、濃い斑点がくっきり見えて綺麗です。


ハマジンチョウは、琉球、台湾、中国中南部の亜熱帯に分布する常緑低木です。
果実が海流に流されて漂着し、五島列島、天草にも自生が確認されていますが、
九州本土では、ここで唯一自生が確認されているそうです。


足元は海水なのですね。


メジロと相性がいいのか、花の周りをたくさん飛び交っていたのですが~~、カメラでは捉えられず、目で楽しみました(#^.^#)



珍しいお花達を見せて頂き、大満足!嬉しかったです。

その後魚市場の隣にある食堂で、これまた豪華な昼食後、日本最大のツル渡来地出水へ向かいました。
羽の黒いのがナベヅル・うすい灰色のがマナヅル。


毎年10月中旬から12月頃にかけて、1万羽を越えるツルが越冬のためシベリアから渡来し、3月頃まで滞留します。
その数と種類の多さは日本一だそうで、国の天然記念物に指定されています。
管理センター展望台からはすごい数の鶴を見ることができます。


出水を訪れるのはKさんは初めてだそうで、驚き喜んでいました。
正に観光旅行のようでした。

出水を出ると、山帽子さんとお別れです。
美味しいものを食べて、美しい花を見て、二日間大変お世話になりました。
獅子島ウォークも、花達もしっかりと心に残ります。
機会がありましたら、是非またご一緒させてください。
ありがとうございました。♡♡♡



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獅子島ウォーク

2020-02-05 23:39:19 | 九州オルレ・その他
😄 2020年2月2日(日)晴れ
山帽子さんにお願いして、去年は鹿児島県長島町の「水仙ウォーク」に参加しましたが、今年は長島町の「獅子島ウォーク」13kmに挑戦です!
獅子島は、八代海に浮かぶ周囲25㎞の雲仙天草国立公園内の絶景の島です。
中央にそびえる標高393mの七郎山山頂は360度の大パノラマが楽しめるビュースポットです。(パンフレットより)


ウォークは七郎山を周回,約3時間のコースです。
楽しかった!
でもでも、何やかやで3週間ぶりの歩きだったので、足がバッキバキに疲れました。

何てったって鹿児島までは遠いです。
午前2時半に起きて、Kさんの到着と同時に3時半に我が家を出発しました。
トイレ休憩・朝食を含めて4時間かかります。8時前に町民体育館(駐車場)に着くと、もう山帽子さんは待っていてくださいました。

駐車場からフェリー乗り場までは随時シャトルバスが出ています。
バスは約25分で、片側港に着きました。
並んでいると、船が来たようです。


私達が乗るのは、フェリーではなく、何と漁船!
12人乗りの「艶福丸」です。乗船時間は20分くらい。


シャトルバスと船とが次々と何往復もして、参加者を運んでくれるのでした。
島について船を下り、向こうにテントが並んでいるところが会場です。



獅子島の特産品がズラリと並んでいました。賑やかな感じがいいですね。


鯛の串焼きは初めて見ましたよ(^^♪


島の小中学生が和太鼓の演奏で歓迎してくれました。
左奥が七郎山。

カッコよくて上手です。和太鼓のリズムはいいですね。
写真をパシャパシャ、動画も撮って、可愛いー!を連発(^^♪


獅子島の人口は700人、今日の参加者は県内・県外合わせて616人です。
一気に島が賑やかになりましたね。


何しろ、去年は最後尾からのスタートだったので、今年はせめて中盤からのスタートをしたいと思い~~。(ゴールはビリッケツに近かったのですが……)


10時、威勢よくスタートの花火の音が響くと、一斉に歩き始めました。


お天気にも恵まれ、参加者の皆さんは元気にぐいぐい歩いて行かれるので、圧倒されます。


ミカンが応援してくれました。ポンカン、デコポンが特産です。

眺めのいいところは休憩スポット。


海抜0mから約400m上がるので、割ときついです。


いやいや、相当へろろんです。


ゴール地点でいただいたポンカンのおいしいこと!
座り込んで貪るように食べました。食べるというより、みかんを飲んだって感じです。2個も!
三人に笑われましたけど(≧∀≦)


トイレを済ませ、しばらく休憩して山頂に上がりましたよ。最後の上りです。


霞んでいて遠くが見えませんでしたが、達成感ありでした。


下りは夫殿とKさんが猛スピード!
行きも帰りもずっと舗装路なので、靴の中で指が痛くなりました。
会場が見えてきてやっとホッ!


13時過ぎ、やれやれ、やっとゴール!!


昼食はおにぎりとあおさ汁をいただきました。美味しかったよ!


あおさは長島町の特産物なのに、今年は暖冬でさっぱり獲れないということでした。
気候が影響する産業は大変ですね。

参加賞はタオルとポンカンを頂きました。
お楽しみの抽選で私は「デコポン一箱」


夫殿は島のご馳走詰め合わせ(ひじき佃煮・ちりめん・すり身揚げ)


Kさんも夫殿と同じで、山帽子さんは何と「鯛」でした!
肩に鯛の入った発泡スチロールを抱えていますね!(^^)!


帰りの船は漁船ではなく、50人乗りの客船でしたが、後から出た漁船に追い抜かれました。
エイクソッ(*^-^*)


美しい島の自然を感じながら歩く楽しい一日でした。
たった2000円の参加費で往復のバス・船・水やポンカンのお接待・参加賞や抽選、お昼ご飯と盛りだくさんで、島の人達も温かい獅子島ウォークは、とても良かったです。後日、筋肉痛が襲ってきたけれど(-_-;)

長島町へ戻り、針尾公園で海を見ながら山帽子さんの熱いコーヒーがまた嬉しい!


長島町には水仙が似合います。


夜は海に面した民宿にお泊り。民宿「夕暮荘」のHPはこちら
私はお風呂に入っていて、夕陽を見逃しました。
リーズナブルはお値段でたっぷりのごちそうで、刺身はもちろん、ヒオウギ貝・ブリカマ・大海老の塩焼・アラカブのから揚げ~~等々、写真を撮る間もなく食べつくしました。男性軍は日本酒で盛り上がっていました。

翌日は珍しいお花を見せていただき、感動でした!
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インフルのちワイナリー

2020-01-27 21:14:00 | 九州オルレ・その他
2020年1月24日(日)曇り

いやあ、参りました。
何と20年ぶりの発熱!
健康だけが自慢のワタクシ、今回ばかりはインフルエンザにやられました。
予防接種をしていたので高い熱は一日半で下がりましたが、微熱・だるさと咳で起きれず、ほぼ一週間辛かったです。


実は熱が出る二日前、福岡市内で行われた小さな研修会に参加していました。
そして、そこに参加した21名の内7人がインフルエンザに罹っていたのです。
ビックリ!!インフルエンザの感染力、怖いですねーー。
武漢を発祥地とした新型肺炎のニュースもひっきりなしで、怖さを感じますね。
気をつけなくては。


夫殿、心配をかけてごめんなさい。
😂 熱々のおかゆを、丼ぶりに山盛りいっぱい作ってくれましたね。
塩昆布や梅干しも添えてあって、美味しかったです。やわらかくなっていなかったけど。(^-^)
😅「リンゴが食べたい」と言うと、「リンゴって高いんだねー、一個150円もしたよ」と買ってきてくれました。でも、冷蔵庫に入ったままで、私が起きれるようになってから、私が剝いて一緒に食べたのよね。(^-^)
😋 「湯豆腐なら食べれるかな」と作ってくれた湯豆腐には、いつも私がするように白菜も入っていましたが、ざく切りが大きくて口に入らない~。でも、とても美味しかったよ。(^-^)
そして、私が寝てる間に、換気扇や流しの下までピカピカに磨かれていました。
たくさんお世話になりました。
おかげで元気になりました。ありがとう。😍 

そんなわけで2週続けて山はお休みですが、気分転換に娘と三人で「ワイナリーの森」へ行ってきました。


「巨峰ワイン」のお店は耳納連山の中央・中腹に立地しています。
どこか遠くに来たみたい。田主丸の森の中にある、福岡で一番古いワイナリーです。
自然林の木立が続いて、ワインの貯蔵庫が立ち並びます。



地下貯蔵庫に入ってみましょう。






巨峰ワインは若竹屋酒造13代目が数々の困難を経て、10年掛かって開発したそうです。
貯蔵庫から出ると、葡萄畑が広がっていました。


収穫の時期に来てみたい。


入りませんでしたが、こちらはレストランです。


売店では娘が次々とワインを試飲してご機嫌でした。


静かでいい時間が流れ、ここに来てよかったなあと思いました。



ワイナリーを出て、若竹屋酒造本店にも行き、またまた娘は日本酒を試飲して、注ぎ役の夫殿は呆れながらも喜んでいました。


私が飲んだのはこれ!
左の桶に入っていた仕込み水です。😄 

このあと、原鶴温泉でまったりと宿泊。温泉で温まり、ご馳走を頂いて幸せでした。
この十日間は健康の大切さと、家族の温かさをしみじみと感じる日々でした。
今年はあれこれ欲張らずに、私本来のゆっくりのんびりで行こうと思います。

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香春オルレ

2019-11-18 21:03:01 | 九州オルレ・その他

2019年11月17日(日)晴れ

山とお花先生と一緒に香春オルレを歩きました。

香春オルレは去年の3月に新しくできましたが、まだ歩いたことがありません。
山花先生はオルレは初めてだそうです。
そういうわけで、どんな珍道中になるやら~

香春オルレは周回ではないので、車一台をゴール地点の香春駅にデポして、採銅所駅からスタートです。8:44
赤と青のリボンやカンセに従って歩きます。

線路を渡って、途中までは牛斬山へ行くのと同じ道です。

矢山は、登山口から竹林が続きました。

倒木が青春の門?
くぐると、きっと若返っていますよね!

前日が町主催のオルレイベントだったからか、登山道は整備され、休憩にもってこいのベンチもありました。
頂いた干し柿は、山花先生の手作りで、甘くて美味しい! 元気が出ます。

矢山山頂。9:38 カンセの後ろに三角点も見えます。
香春の町が見えました。いいお天気です!

幸せの鐘
山花先生は軽く、私は控えめに鐘を鳴らしたのですが、夫殿は賑やかにカンカン打ち鳴らしました。

下りは結構急です。山花先生の速いこと!サッサカ下りました。

御長生(おちょうず)の滝

人々がこんな山奥で暮らしていたのでしょうか。
石垣が残っています。(後で知りましたが、金山跡があったようです~見ていないです)

下山して神間歩(かんまぶ)を歩きます。
神様が歩いた道かと思いましたが、奈良時代の銅鉱山です。
温かくていい気持!
スミレもたくさん咲いていました。
うっふ、春みたい。コスミレと山花先生に教わりました。

電車が来ましたよー!

のどかですね。

次は煉瓦造りのトンネルをくぐりました。

トンネルを抜けると、シマカンギク

アキノノゲシ

ホトケノザもたくさんで~、やっぱり季節は春かと思ってしまう。

香春オルレは舗装路歩きも結構あって、退屈~と思っていたら、農業祭りに出くわしました。
夫殿、ずんずん中に入っていって、「なんか食べたいねー、ビールが飲みたいけどダメよねー」
等と言いながら、豚バラを一人一本食べ歩き。
楽しいねー。

でも、ここからが長かったーー。てくてく歩きました。

宮原工業団地でトラック軍団を見たり~

舗装路から畔に入ったところで、あーーーっ!これは!
サクラタデです。以前に見たものより少し大きい。

光を浴びて可愛い。ここで見られるなんて、なんて嬉しい!
気分が盛り上がりました。

ピンクの椿も花盛り。

お腹がすきましたねー。
紅葉の綺麗な上高野神観音寺で、お昼ご飯にしました。

柿とコラボ。

近くの畑を耕していた方に、教えて頂いた紅葉ポイント。

ここからがまた長――い。
てくてく歩きですが、のどかな風景の中でのおしゃべりが、とても楽しい。

元光願寺(もとこうがんじ)の大楠。

歩きながら、地元の方と少しお喋り。
紅葉の美しいお寺があるから、是非行ってらっしゃいと聞いて、行ってみました。

次は少し迷いながら、行きつ戻りつして、香春神社への階段。



古い神社でした。

香春岳山頂から落下したにもかかわらず、神社を傷つけることなく、境内に鎮座しているという山王石。

さあ、あとはもうゴール地点の香春駅へ向かうばかり。
この陸橋を渡れば、香春駅はすぐそこ。

終点の香春駅に着いたのは14時35分、約6時間のオルレ歩きでした。

お疲れ様でした。
このところ、歩いていなかったので、少々疲れました。

山花先生、ありがとうございました。
のんびり笑ってばかりで、とても楽しかったです。
紅葉も綺麗でしたし、サクラタデが嬉しかったです。
どうぞまたよろしくお願いいたします。

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