山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

浮嶽・女岳・二丈岳(周回)

2017-04-25 20:23:02 | 福岡県の山
2017年4月22日(土) 快晴

糸島の浮嶽・女岳・二丈岳に隊長と登ってきました。

ゆらりんこしない「ゆらりんこ橋」を渡って8時にスタートです。


水の流れが冷たい風を運んできます。


家の石
「昭和30年代頃までは、真名子地域の子ども達が佐波分校の通う道でした。雨が降ってくるとこの石の下で雨宿りをした処です」と説明版があります。

ズックを履いた小さな足で、こんな山道を通っていたなんて、偉いねーというか、強いというか、切ないです。

新緑の美しい二条渓谷・明神の滝


ホウチャクソウ? 横着草? ヌンチャクそお? ナルコユリ?
と、おとぼけの三人です。


賀茂神社に着いて女岳を見ると、何と手前の真名子ダム湖の底が見えています。
以前に来たときは、満々と水を湛えていたのに。


八重桜が綺麗に咲き残っていて嬉しいからパチリ!


舗装路を歩いて、


浮嶽への分岐を地図で確かめ、さらに隊長がGPSで確かめてくれます。


これ、タラの芽ですよね!
「見つけたよ」って喜びましたが、違うようです。
Wikiによると「高さは2〜4m程度、あまり枝分かれせずにまっすぐに立ち、葉は先端だけに集中する。樹皮には幹から垂直に伸びる棘が多くある」とあります。
またその他を調べるとやはり、タラにはトゲがあるのが特徴で、葉柄や小葉の軸にもトゲがあります。タケノコ掘りの時の写真を改めて見直すと、やはりそうです。トゲですね。
なので、この写真のものはタラの芽ではない、とわかりました。
では、この~芽、何の芽、気になる芽~
それは…、わかりませんでした。(*_*) トホホー



登山道を30分ばかり歩いて、また舗装路に出ました。
あれが浮嶽!いい形ですね。
右斜面を登るそうで、傾斜は急な気がします。


このまま舗装路を歩けば近いそうですが、それだと面白くないので、山道を歩きます。


途中で伐採地を見ると、ため息が出ました。
何のための伐採だろう? 


やはり浮嶽への登りは急ですが、そこを頑張ってー。


白龍神社の鳥居を頭を下げてくぐります。


白龍神社
赤いお社の屋根に大岩が乗かっているみたいです。
押しつぶされないのかな。


畏れ多くもこの大岩の上に上がるとーー。


いい景色です!!


風もなく気持ちいいので、休憩して深呼吸。いい気持ち!

大岩からはすぐに浮嶽山頂。
初めての山なので、隊長が先を譲ってくださいました。


浮嶽神社上宮


「亀がいるよ!」と隊長。
いました!!木彫りの亀ですね。
守り神でしょうか、縁の下の力持ちでしょうか。
きっと「亀のようにゆっくり登っておいで」と言っているに違いありません。
違う??


ホー、いい眺めだよー。


浮嶽を下りてきたところでお腹がすいた~~
女岳に向かいながら、どこかで食べるところがないかと思いましたが~~


お昼ご飯は女岳の山頂でいただきましょう!!
ガマン、ガマン、ゴハン、ゴハン!


隊長殿はぐいぐい登ります。


もうすぐだよーーー!!
ゴハン、ゴハン!


分岐から30分で女岳山頂に着きました。

ゴハンを食べて、お喋りして、ゆっくり休んだら「つばき橋」に向けて下山です。

この大岩は目がパッチリのイルカのようですね。クジラかな?


新しい葉っぱを太陽に透かして見ると、黄緑色が鮮やか!


お茶目な隊長は新緑の傘さして~。(^-^)


なーにかないかな、珍しいお花が咲いてないかな~

ねいね、ないね~、
と歩いていたら、突然隊長の声!
「あったー!!シュンラン!」


ここにも!


もう、三人とも大喜びです!!


俄然うれしくなって、足に力が戻りました。(^-^)
「隊長!、二丈岳へ行けます!元気です!」

実は隊長は三座は無理かと心配してくださっていたのです。

長い長~い舗装路歩きも、お天気のよさと、景色の良さに退屈しません。


おや、これはどこかで見た標識。

野河内で、3月の植樹祭の時に見たのでした。なんだか嬉しい。

タニギキョウ


このスミレは八重? 花びらがくっついただけ?


「見てー!これ!」
二丈岳への、最後の登りにさしかかる時に見つけたのは~。


フデリンドウでした。


そして、ついに二丈岳山頂に着きました! 14時54分。


胸のすくような景色です!
イエイ!!


ここまで楽しくよく歩きました。
もう下るだけです。

ゆらりんこ橋まで戻ってきました。16時30分。
(夫殿が後ろで何度もジャンプして橋を揺らしました。)


浮嶽・女岳・二丈岳の三座を登ることができ大変うれしかったです。
一つずつ山を登り、舗装路歩きも結構ありましたが、お天気も良く、おとぼけお喋りばかりして楽しく歩けました。
隊長殿、大変お世話になりました。

本日の行程
ゆらりんこ橋(8:00)~賀茂神社(8:49)~荒谷峠(9:39)~白龍神社(10:45)~浮嶽山頂(11:12)~女岳山頂(12:32)~つばき橋(13:57)~二丈岳山頂(14:55)~ゆらりんこ橋(16:30)

本日の軌跡 




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タケノコば掘りな祭

2017-04-18 20:07:54 | 往還の会
2017年4月16日(日)晴れ 野河内にて

「鉄塔尾根登山口の伐竹跡地の整備を兼ねて
この春に伸び出すタケノコを残さず食べてしまいましょう!」
(野河内往還の会)

 「イノシシより先に若いタケノコを取ってしまおう!」という食べるボランティアです。
食いしん坊のお友達を誘って参加してきました。

野河内無料駐車場に集合し、想山会の会長から挨拶をいただきます。9時40分頃。
自己紹介もあり、のっけから冗談が飛び交って楽しいスタートです。


お昼用の食料などを分け持って、まずは野河内渓谷まで運びます。


ここで野河内林道へ行く組と、鉄塔尾根に登り上がる組とに分かれました。
どっちがたくさんタケノコをゲットできるかな?
ワラビやタラの芽も見つかるかな?

私達は、鉄塔尾根へ。
ニリンソウは昨日より数を増していました。嬉しい。


先月植樹したミツバツツジも蕾をつけていました。
「これが俺様のミツバツツジ!」とニコニコ夫殿。(^-^)




鉄塔まで来ましたが、タケノコや山菜は見当たりません。
スキー歴十数年のお友達は「山はきついね~」と早くもバテ気味です。


でも、夫殿が「ほら!!」と見せてくれたのは何と「コシアブラ」です。
島田さんがゲットしたものです。スッとして柔らかそうな葉ですね。


「山菜の女王」といわれるコシアブラは、タラの芽と同じように新芽を食べることができます。
コシアブラの名前の由来は、昔この木からを採って(濾して)漆のように塗料として使われたことによるそうです。

この写真の右のものは、芽が出たばかりで筆の先のような形をしています。
この状態を「筆葉」と呼び、最も美味でありがたい物なのだそうです。(旬の食材百科参照)

タラノキよりもコシアブラの木は背が高いようですが、この貴重なコシアブラの芽を、島田さんどこから採ってきたのでしょうね。

ここまでの尾根沿いでは、タケノコや山菜を見つけることができなかったので、先へは進まず、下りて野河内林道へ行ってみることにしました。
途中、ワラビが見つかりお友達が喜びました。

野河内林道を歩き始めたところで、下りてきた林道組の人が重そうな袋を提げています。
「道の両脇にたくさんありましたよ~~」ですって!


これは負けてはいられません。
今からでも、何としてもゲットしなくちゃ!

おや~! ここに~!
鉄塔尾根組が集まって見ています。


どこ?どれ?


ここで鍬を振るえなかった夫殿は悔しがり、さらに先に進みます。
「タケノコ掘りたいな~~」
今年は裏作だそうで、あまり見つからないようです。

ないかな、ないかな~~。

ありました!!


Tさんがあらかた掘り起こしてくださり、夫殿はいいとこ取りさせてもらってゲットできました。

よかったね~~。

そのあと、今度は夫殿が最初から鍬をふるって、もう一つ掘りあげました。
嬉しい、嬉しい!よかったね。


戦利品を袋に入れて野河内のベンチに戻ってくると、お昼ご飯の準備が進んでいました。


早速、川で手を洗い私達もお手伝いして、ご馳走になりました。

たくさんのタラの芽は天ぷらにします。


タラの芽だけでなく、クレソンやマイタケ等の天ぷらをずっと揚げてくださったこの腕の持ち主は、実は尾根道の休憩用の丸太7本のうち4本を担ぎあげた方です。
優しくて逞しい山の男の腕です。(#^.^#)


そうそう、掘りたてタケノコのてんぷらは、それはもう香り高い絶品でした!

みんなが群がっているのは


高級黒毛和牛の焼肉です。美味い!


お酒のお振舞いも。(持参したHさんが一番酔っぱらってしまったみたい~


車を運転しなきゃいけない夫殿は「いいなー、飲みたいなー」と羨ましそう。

さらには盛り盛りの焼きそば、冷たいソーメン、サラダ、果物~~と、豪快なパーティとなりました。
会の方だけでなく、一般参加の方も多く、大盛況です!
どれもみんな美味しい!
ワイワイおしゃべりして、たくさん笑って、たくさん食べてーー。
楽しくて仕方ない。

お腹いっぱいで動けない~、と思った頃にお開きとなりました。
片付けも手際よく済み、駐車場へと戻りました。

今日掘ったタケノコは、全部地元のTさんが皮をむき、ゆでてくださいました。
→(訂正です)タケノコの皮むき、茹で上げ、ヒゲ剥き、釜揚げ、冷却までは島田さんがしてくださいました。
大変な手間ですよね。至れり尽くせりで申し訳ないです。
さらにはご厚意で出荷用のタケノコを地元のTさんから分けていただきました。

想山会、野河内往還の会の皆さま、大変お世話になりました。
とても楽しい一日でした。


ご挨拶をして散会した後、お友達にニリンソウを見せたくて、水無道に行ってきました。


お花、可愛いねーと歩いていると、S・TAROUさんに会い、トウゴクサバノオを教えていただきました。
こんなにたくさん!


もう夕暮れ時で、ほとんど閉じていましたが、何とかーー。


良かった!見たかったのです。
小さな小さなお花ですね。
S・TAROUさんに会えてよかったです。(^-^)

今日も一日よく遊びました。
楽しい楽しい一日でした。



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シャクナゲ植え替え

2017-04-17 21:45:53 | 往還の会
2017年4月15日(土)野河内

先月、野河内に植樹したシャクナゲが、雨による土砂流失のためか、幾つか落っこちてると聞き、じっとしていられません。
朝、行ってみました。
倒れているのを見るととても悲しい。


3本のシャクナゲを場所を変えて植え直し、一本はもとの場所に植え直しました。
できるだけ深く掘って植え、石を置いて流れないようにしたつもりですが、どうでしょう。
強い雨は降らないでほしい。


大切なシャクナゲです。どうかしっかり根付いてくれますように。
蕾も出ていますよ。綺麗な花を咲かせてね。


ここに来るたびに、整備が進んで少しずつ綺麗になっています。(*^^*)
植樹した桜は新しい葉を空に向けていました。


さらに嬉しいことに、ニリンソウが咲いていました!
ここにニリンソウが咲くとは思っていなかったのでとても嬉しい!!
増えていくといいなあー。(*^^*)


喜んで、満足して帰ろうとしていたらーーー。
痛い目にあいました。
イラクサの襲撃を受けて、痛いよ、痛い。

棘に触って胞嚢がやぶれ、液体が皮膚につくと強い痛みを感じるそうです。
こんな植物もあるのですね。
山菜にもなるようですが、こんなに痛いのは嫌です。
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鹿嵐山(かならせやま)

2017-04-11 20:01:00 | 大分県の山
2017年4月9日(日)曇り

前日は大分でおチビの入園式。
lovelyでhappyな時間を過ごしました。  

翌朝、おチビ達にバイバイして、鹿嵐山へ。
娘の家から登山口が近いのです。
のどかな田園の中、次々と現れる桜に歓声をあげていましたが、急に道が狭くなったかと思うと、とんでもない酷道となりました。
運転しない助手席の私が緊張しましたが、1時間足らずで第一登山口に着きました。
やれやれ。ほっ。

第一登山口にはトイレもあり、先着の車が1台ありました。

準備をして出発です。9時47分。

登山届を書いて、桜の中を歩き始めました。


日なたにはカンスゲ、日陰にはサツマイナモリがたくさん咲いていますね。


可愛いお地蔵さんに朝の挨拶をしていよいよ登ります。


第一登山口から雌岳までは「いきなりの急登」ということですが、正にそう!


いきなりの急登でずっとずっと急登。


シャクナゲの群生地だそうですが、開花はまだ先ですね。
アオキは花を付け始めていました。


「先輩さん達と登るときはせっせと歩くのに、二人だとちっとも歩かんね」
と言われながら~~ 本当にそうね  歩かんね 

登って登って、汗かいて、足が止まって、お水を飲んで、やっとの雌岳。

ここまできつかったなあ。

眺望もきかないので、雄岳へと行きましょう。
ぐっと下って鞍部まで来ました。


鞍部から登り返します。あと5分よ!


着きました!!
鹿嵐山、雄岳山頂です!


もうね、休んでいいよね。
ご飯食べようね。お茶も飲もうね。 11時42分。

うっすらですが、山肌に桜の淡い色がぽつぽつ見えます。
もっとくっきり見えたらどんなに綺麗だろう。晴れるといいのに。


風が出て来たらもっと見えるようになるかもしれないと、ここで風を待つことにしました。
コーヒーも飲んでお菓子も食べてのんびりしましたが…、相変わらずの曇り空です。

仕方ないですね。
ゆっくり休んだので地蔵峠に向けて下りましょう。

っとっととーー!
急な下りです。


ロープにつかまったり、木の枝につかまったり。

何しろ昨日の雨で落ち葉も土も滑りやすいのです。

激下りのさなかにスミレが!
ホッと嬉しく元気が出ます。


雄岳から1時間ちょっとで万里の長城と言われるところに来ました。


ヤセ尾根を夫殿が先に行きます。


どんどんお行きになります。


さほど狭くないので平気でした。大丈夫!


あ、シキミの花!


登り上がると、ほーっ!
絶景ですね。


地蔵峠の景と言われる絶景です。
あの先の岩場に登る人もいるのでしょうか。

晴れていたら、あるいは紅葉の時期ならば、胸のすくような景色に違いありません。

晴れていたらきっと「桜咲く耶馬溪アルプス!」と言えると思うのに…。


あっ!夫殿が!!
あわや、滑落!
と思いましたが、崖下の景色を撮ろうと、端ににじり寄っていこうとしていました。
「もおう!ヤメテー!」


しばらくキャアーキャー言って遊んだので、お地蔵さまに会いに行きましょう。
ゆるやかに下って


こんにちは
安全に楽しくここまで来ました。ありがとうございました。
台座を見ると天保十四年とあります。古いのですね。
そのころからずっとここにいらしたのでしょうか。ずっといいお顔して。(^-^)


もう緊張しなくていいので、ゆっくりお花探しをしながら下山です。

ぐっと襟を抜いたような、色っぽいマムシグサ。


第二登山口へ出てくる頃には、もう足は止まりっぱなし。
シロモジはキャンドルのよう。(もしかしたらクロモジ?)




溝に嵌ったままの夫殿、動きません。


ツクシショウジョウバカマです!!
色っぽい。


黄色は初めて見ました。


私はこのピンクが好き。




「もう、い~~く~~よ~~お~~。」

舗装路でもお花を探してキョロキョロしていいると、地元の方に声をかけられました。
今まで誰にも会わず、初めて人に会ったので嬉しくてしばらくおしゃべり。(^-^)
もう、お年を召されているその女性は、手を当てた腰を伸ばして、
「はいー、若いころは何べんも登りよったよー」
と山を見上げていらっしゃいました。

桜もこっくり頷いていました。




楽しい一日でした。
来週は「食べるボランティア・タケノコば掘りな祭」です!
たくさん掘ってこよっと。タラの芽もゲットできるかな?

今日、そのほかの花達
コショウノキ キブシ
モミジイチゴ タネツケバナ


フウロケマン カキドオシ
キランソウ ヤマルリソウ


ムラサキケマン キンポウゲ
キジムシロ レンゲソウ


本日の軌跡
第一登山口(9:53)~雌岳(11:11)~雄岳(11:42-12:20)~万里の長城(13:46)~地蔵峠(14:16)~第二登山口(14:37)~第一登山口(15:23)

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男池~かくし水まで

2017-04-04 19:58:53 | 大分県の山
2017年4月2日(日)晴れのち雪

男池からかくし水まで行けば、早春の可愛い花に会えるかもしれない……。
ソババッケまで歩こうかな… 。

スタートでは青い空!
こんなに晴れています。10時35分


ウキウキ気分で歩いていたら~~
まずはイワネコノメソウ


ホッとうれしく歩いていたら~
きっとこれはユキワリイチゲと思うのに~
寒そうで、葉の様子もよく写ってなくて~


風が冷たくなってきました
ハルトラノオ


水玉つけて


開くといいのにね~~


パラパラ、パラパラーと音がすると、小さな雹粒が垂直に落ちてきました。
真っすぐに落ちている様子が、線のように写っています!


雹はやがてボタン雪に変わり


かくし水も冷たかろう


お花を探そうにも

雪に埋もれて見つかりません

太陽の下では勢いを見せつけるバイケイソウも雪かぶり


寒い、寒い
先に進む気が無くなりました

もう、ここで戻りましょう

男池へと向かう頃にはまた青空が出てきました


限りなく透明に近いブルーって言葉がありましたね

正にそんな男池のブルーを見ることができたのでうれしい。

満足しながら、名水の滝へ向かいます。
雪は降ったり止んだりで相変わらず風は強いです

とどろくような轟音の名水の滝


そして優しいヤマルリソウ


やっとシロバナネコノメソウ


やっと、やっとのツクシショウジョウバカマ


変なお天気でした。
冷たい雪に負けましたが、ほんの一つ、二つでもうれしいくじゅうの花達でした。
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