2014年 2月22日 英彦山にて
青と白のストライプ、ポンポン毛糸の帽子がよく似合う。
足長で色白の若者は坊ちゃんクライマー。
英彦山中岳の山頂小屋に、小さくお辞儀をして、ひょっこり入ってきた。
まだ少年といってもいいほどに、幼さが残る顔立ちである
ちょうどお昼時で、私たちは雑炊の準備を始めたところだった。
コンロに火をつけると、それだけでなんとなくプロっぽい気がして優越感を感じてしまう。(それこそ、とほほのど素人よね!)
雑炊の素と、溶き卵と、ネギとでちゃちゃっと美味しい雑炊の出来上がり!
卵の黄色とネギの緑が鮮やかで、見た目にも食欲をそそられるのよね~
山では何を食べても本当に美味しい!
とりわけ冬の雑炊は、誰かに食べさせてあげたいくらい。
誰かにって、誰に?
厚かましくも、その坊ちゃんクライマーにうっふ
ところが、
坊ちゃんクライマーは、自分のザックからあれこれ取り出し始めた。
コンロ、いくつかのコッヘル、フォークとスプーンさえいかにもアウトドア用。
水筒だって、いかにも山専ボトルが大小2本。
手際よく、準備を始めるとさらにザックから食料を出してきた。
若者だから、どうせコンビニのおにぎりかカップラーメンくらいだろうと思いきや、
お湯を沸かしたコッヘルに、山用のラーメンと鶏飯おにぎりをぶち込んだ。
ぐちゃぐちゃにかき混ぜて、湯気が立ちあがる。
ありゃ、おいしそう!
なんだ、
私の出る幕ないじゃん。
とあれ、小屋での食事は楽しくおしゃべりもはずむ。
私達より年配の男性方二人とも、山の話で盛り上がる。
クライマーズハイとは登山時の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことだが、そこまでなくても、山では普段とは違う心の高揚がある。
さて、食事を終え、坊ちゃんクライマーより一足お先に北岳へ出発。
坊ちゃんは優雅にコーヒータイム。
ところが、
若者は健脚ね~!
北岳の手前で追いつかれてしまった。
中岳からの下りは雪が深く、傾斜も急でかなりの注意が必要だと思ったのに。
足が速いのね~。
坊ちゃんクライマーは、広島から仕事の都合で一年間だけ九州にいるのだという。
久住も雲仙にも登って、最後には開聞岳に登りたいと話していた。
あー、しまったなーー
聞けばよかったな--
「今度はいつ、どこの山に登られますか。」って。
「うちにご飯食べに来ませんか。」って
青と白のストライプ、ポンポン毛糸の帽子がよく似合う。
足長で色白の若者は坊ちゃんクライマー。
英彦山中岳の山頂小屋に、小さくお辞儀をして、ひょっこり入ってきた。
まだ少年といってもいいほどに、幼さが残る顔立ちである
ちょうどお昼時で、私たちは雑炊の準備を始めたところだった。
コンロに火をつけると、それだけでなんとなくプロっぽい気がして優越感を感じてしまう。(それこそ、とほほのど素人よね!)
雑炊の素と、溶き卵と、ネギとでちゃちゃっと美味しい雑炊の出来上がり!
卵の黄色とネギの緑が鮮やかで、見た目にも食欲をそそられるのよね~
山では何を食べても本当に美味しい!
とりわけ冬の雑炊は、誰かに食べさせてあげたいくらい。
誰かにって、誰に?
厚かましくも、その坊ちゃんクライマーにうっふ
ところが、
坊ちゃんクライマーは、自分のザックからあれこれ取り出し始めた。
コンロ、いくつかのコッヘル、フォークとスプーンさえいかにもアウトドア用。
水筒だって、いかにも山専ボトルが大小2本。
手際よく、準備を始めるとさらにザックから食料を出してきた。
若者だから、どうせコンビニのおにぎりかカップラーメンくらいだろうと思いきや、
お湯を沸かしたコッヘルに、山用のラーメンと鶏飯おにぎりをぶち込んだ。
ぐちゃぐちゃにかき混ぜて、湯気が立ちあがる。
ありゃ、おいしそう!
なんだ、
私の出る幕ないじゃん。
とあれ、小屋での食事は楽しくおしゃべりもはずむ。
私達より年配の男性方二人とも、山の話で盛り上がる。
クライマーズハイとは登山時の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことだが、そこまでなくても、山では普段とは違う心の高揚がある。
さて、食事を終え、坊ちゃんクライマーより一足お先に北岳へ出発。
坊ちゃんは優雅にコーヒータイム。
ところが、
若者は健脚ね~!
北岳の手前で追いつかれてしまった。
中岳からの下りは雪が深く、傾斜も急でかなりの注意が必要だと思ったのに。
足が速いのね~。
坊ちゃんクライマーは、広島から仕事の都合で一年間だけ九州にいるのだという。
久住も雲仙にも登って、最後には開聞岳に登りたいと話していた。
あー、しまったなーー
聞けばよかったな--
「今度はいつ、どこの山に登られますか。」って。
「うちにご飯食べに来ませんか。」って