2016年3月20日(日)晴れ 小石原行者堂~大日岳~釈迦岳
長い一日でした。
心に残る一日でした。
こんな体験、初めてでした。
皆さんありがとうございました。
峰入り古道四回目は小石原から大日岳~釈迦岳を歩いて深倉峡に下りてきます。
今日のメンバーはポンちゃん、信ちゃん&俊ちゃん、higetias さん&mamatiasさん、風来坊さん、Kさん、五百枝さん、ふぃずランドさん、とけいこたん&じゅんパパの12名です。
深倉峡に車を数台デポして、小石原焼伝統産業会館の駐車場へ。
ここでいつものように、信ちゃんから温かい紅茶とクラッカーをいただき、元気よくスタートです!6時35分。
行者堂に向かいます。
役(えんの)行者が修行したと伝えられるところです。
宝満山への金剛界と、英彦山への胎蔵界との接点にあたる大切な場所だと、ポンちゃんから説明を受けました。
護摩壇
霊泉「香水池」の案内板
いよいよ登山開始です。
初めのうちは、木を見て嬉しい!
コショウノキも際立って綺麗!
花を見て嬉しい!
これ、何でしょう?ヒトリシズカのようでもあり、葉っぱが違うような~
→ ヒメカンスゲだそうです。風来坊さんに教えていただきました。
ツチグリも顔を出して
スタートから1時間ほどで陣尾に到着しました。
小石積みかと思われるところも通り~~。
眺望のきくところで一息入れます。
水墨画のように美しいですね。
初めて見るクチベニタケ(おちょぼ口がほんのり紅色)
信ちゃんから教えていただいたキジョラン。
アサギマダラの食草で、卵も産みつけるそうです。
花を見ているときはホッと嬉しいのですが、緊張の場面は貝釣りです。
ロープを下してもらい、緊張しながらヒーッと登りました。(お尻アップの写真省略)
笙の窟(観音岩)へは急な下りです。
信ちゃんが用意してくださったロープをhigeさんが木につなぎます。
テレビではなく、実際にロープをつなぐところを見るのは初めてです。
斜面で踏ん張って手際よく、higeさんカッコいい!
観音岩から笙の窟までは古いロープにつかまって~~。
笙の窟は今は天井が崩れ落ちて狭いのですが、山伏たちの修行の場であり、笙の笛を吹いて踊りも舞ったそうです。(ポンちゃんに紹介して頂いた小石原歴史回廊より)
観音岩の横顔・高さ20メートル
観音岩の背中・根っこがむき出しでしわだらけ
そして次は~これが糸が峰ですか?
進まなきゃですか?
大きな木も越えて
勇気ある人々
車道へ出て、大日岳へ向かいます。
太いロープを頼りに、きつい登りを頑張ります。
女岩(愛嬌の瀬戸・生まれ岩)
修行僧は腰に縄を付けてここから吊り下げられたとか・・・
厳しい修行の場所ですね。
話を聞いただけで卒倒しそうなので(本当は体力温存)、私は待機。夫殿が見に行きました。
男岩と爽やかふぃずランドさん。
気持ちのいい陽だまりで、のんびり昼食のあと、大日岳に向けて出発です。
大日岳に到着したのは12時前。
木札に宝満山修験道の文字が見えます。
それでもまだまだ急な下りや、痩せ尾根とか岩尾根とかが続きます。
おどおど~~
しょぼりん
「もうだめです、歩けません。」と百回思い、
「あともう少し。」と百一回自分に言い聞かせ、
「どうしてこんなに頑張らなきゃいけないの!?」と百回誰かを恨みたくなり、
励ましの言葉や具体的なアドバイスに「あともう少しだけ。」と百一回思い・・・
やっと着いた釈迦岳山頂!
空は青く、英彦山遠く~~
これまでどれほどの上り下りを繰り返したのでしょう。へろへろ~。
緩やかに気持ちよく歩けるところではシキミの花にも励まされ
英彦山の中岳上宮が見えた時は歓喜の声をあげ、
後は深倉峡に向けて下るだけだと思っていたら~~
この下りがとても苦しかった。
信ちゃんに先導していただき、俊ちゃんには手足の置き場を一つ一つ教えていただき、とにかく必死で、夢中でした。
なのでこの先写真はなく、心の音声による実況中継です。
わわわ、
落ちる、死ぬ、
こんなとこ、どうやって、
はひ、真っ逆さまやん、
落ちる、滑る、もう行けない
後ろから神の声(五百枝さん)
「滑らないよ!大丈夫!ちょっとはまるだけだから、少し足に任せて!」
へ? は? あい?
そ、そうなのね? (謝)
でも、だって、でもでも~~。(泣)
深倉峡のしめ縄が見えた時には、本当にあと少しと思ったのに、
本当はまだ先だった。泣
それでもそれでもなんとか深倉峡に下りてきました。
やっぱりここで俊ちゃんの「がんばったね~。」と包み込むような笑顔。
そして信ちゃんが大笑顔で「やったね!」ですって!!
やったね!!
本当に私、やったね!!
百回以上きつい思いをしましたが、達成感はその百万倍でした!
もちろん、楽しさも百万倍です。(ちょっと苦)
みなさん、ありがとうございました。
私の後ろをサポートしながら歩いてくださった皆さん、遅くなってごめんなさい。
ありがとうございました。
愛らしくて、引き込まれてしまう春の花。
ミスミソウ
ツクシショウジョウバカマ
でも、これで終わりではありません。
峰入り古道はあと一回。最後に英彦山につながるのですね。
その最終回も甘くはないですね。私にとっても修行の登山であり、喜びの登山です。
是非参加させてください。
また、迷惑と心配をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
そして今回は最後の最後にご褒美がありました。
わざわざ差し入れに来てくださった山帽子さんの、コーヒーゼリーのおいしかったこと!
冷たくてつるんと喉を流れ、気持ちもさっぱりしました。
ごちそうさまでした。
今日の軌跡
長い一日でした。
心に残る一日でした。
こんな体験、初めてでした。
皆さんありがとうございました。
峰入り古道四回目は小石原から大日岳~釈迦岳を歩いて深倉峡に下りてきます。
今日のメンバーはポンちゃん、信ちゃん&俊ちゃん、higetias さん&mamatiasさん、風来坊さん、Kさん、五百枝さん、ふぃずランドさん、とけいこたん&じゅんパパの12名です。
深倉峡に車を数台デポして、小石原焼伝統産業会館の駐車場へ。
ここでいつものように、信ちゃんから温かい紅茶とクラッカーをいただき、元気よくスタートです!6時35分。
行者堂に向かいます。
役(えんの)行者が修行したと伝えられるところです。
宝満山への金剛界と、英彦山への胎蔵界との接点にあたる大切な場所だと、ポンちゃんから説明を受けました。
護摩壇
霊泉「香水池」の案内板
いよいよ登山開始です。
初めのうちは、木を見て嬉しい!
コショウノキも際立って綺麗!
花を見て嬉しい!
これ、何でしょう?ヒトリシズカのようでもあり、葉っぱが違うような~
→ ヒメカンスゲだそうです。風来坊さんに教えていただきました。
ツチグリも顔を出して
スタートから1時間ほどで陣尾に到着しました。
小石積みかと思われるところも通り~~。
眺望のきくところで一息入れます。
水墨画のように美しいですね。
初めて見るクチベニタケ(おちょぼ口がほんのり紅色)
信ちゃんから教えていただいたキジョラン。
アサギマダラの食草で、卵も産みつけるそうです。
花を見ているときはホッと嬉しいのですが、緊張の場面は貝釣りです。
ロープを下してもらい、緊張しながらヒーッと登りました。(お尻アップの写真省略)
笙の窟(観音岩)へは急な下りです。
信ちゃんが用意してくださったロープをhigeさんが木につなぎます。
テレビではなく、実際にロープをつなぐところを見るのは初めてです。
斜面で踏ん張って手際よく、higeさんカッコいい!
観音岩から笙の窟までは古いロープにつかまって~~。
笙の窟は今は天井が崩れ落ちて狭いのですが、山伏たちの修行の場であり、笙の笛を吹いて踊りも舞ったそうです。(ポンちゃんに紹介して頂いた小石原歴史回廊より)
観音岩の横顔・高さ20メートル
観音岩の背中・根っこがむき出しでしわだらけ
そして次は~これが糸が峰ですか?
進まなきゃですか?
大きな木も越えて
勇気ある人々
車道へ出て、大日岳へ向かいます。
太いロープを頼りに、きつい登りを頑張ります。
女岩(愛嬌の瀬戸・生まれ岩)
修行僧は腰に縄を付けてここから吊り下げられたとか・・・
厳しい修行の場所ですね。
話を聞いただけで卒倒しそうなので(本当は体力温存)、私は待機。夫殿が見に行きました。
男岩と爽やかふぃずランドさん。
気持ちのいい陽だまりで、のんびり昼食のあと、大日岳に向けて出発です。
大日岳に到着したのは12時前。
木札に宝満山修験道の文字が見えます。
それでもまだまだ急な下りや、痩せ尾根とか岩尾根とかが続きます。
おどおど~~
しょぼりん
「もうだめです、歩けません。」と百回思い、
「あともう少し。」と百一回自分に言い聞かせ、
「どうしてこんなに頑張らなきゃいけないの!?」と百回誰かを恨みたくなり、
励ましの言葉や具体的なアドバイスに「あともう少しだけ。」と百一回思い・・・
やっと着いた釈迦岳山頂!
空は青く、英彦山遠く~~
これまでどれほどの上り下りを繰り返したのでしょう。へろへろ~。
緩やかに気持ちよく歩けるところではシキミの花にも励まされ
英彦山の中岳上宮が見えた時は歓喜の声をあげ、
後は深倉峡に向けて下るだけだと思っていたら~~
この下りがとても苦しかった。
信ちゃんに先導していただき、俊ちゃんには手足の置き場を一つ一つ教えていただき、とにかく必死で、夢中でした。
なのでこの先写真はなく、心の音声による実況中継です。
わわわ、
落ちる、死ぬ、
こんなとこ、どうやって、
はひ、真っ逆さまやん、
落ちる、滑る、もう行けない
後ろから神の声(五百枝さん)
「滑らないよ!大丈夫!ちょっとはまるだけだから、少し足に任せて!」
へ? は? あい?
そ、そうなのね? (謝)
でも、だって、でもでも~~。(泣)
深倉峡のしめ縄が見えた時には、本当にあと少しと思ったのに、
本当はまだ先だった。泣
それでもそれでもなんとか深倉峡に下りてきました。
やっぱりここで俊ちゃんの「がんばったね~。」と包み込むような笑顔。
そして信ちゃんが大笑顔で「やったね!」ですって!!
やったね!!
本当に私、やったね!!
百回以上きつい思いをしましたが、達成感はその百万倍でした!
もちろん、楽しさも百万倍です。(ちょっと苦)
みなさん、ありがとうございました。
私の後ろをサポートしながら歩いてくださった皆さん、遅くなってごめんなさい。
ありがとうございました。
愛らしくて、引き込まれてしまう春の花。
ミスミソウ
ツクシショウジョウバカマ
でも、これで終わりではありません。
峰入り古道はあと一回。最後に英彦山につながるのですね。
その最終回も甘くはないですね。私にとっても修行の登山であり、喜びの登山です。
是非参加させてください。
また、迷惑と心配をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
そして今回は最後の最後にご褒美がありました。
わざわざ差し入れに来てくださった山帽子さんの、コーヒーゼリーのおいしかったこと!
冷たくてつるんと喉を流れ、気持ちもさっぱりしました。
ごちそうさまでした。
今日の軌跡