山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

いざ、初陣!南アルプス北岳(その4・下山)

2015-07-24 22:55:30 | 九州以外の山
2015年7月22日(火)
肩の小屋→小太郎尾根→右俣コースで二俣→大樺沢→広河原

クライマックスは神様がくれた山と人!

ちょっとキザな言い回しですが正に言葉通りの一日でした!
今日が最終日、ご来光と朝焼けの富士山が見れるかどうかが一番の気がかりです。

この日の朝のことはこちらを見てくださいね。
北岳肩の小屋HPの「宿泊者の声」をクリックすると、そこに私がいます。(顔写真ではなく、お手紙です。)
肩の小屋宛にお礼のメールを送ったら、掲載されました!イエイ!(*^^)v

神様がくれた朝焼けと富士山です。
シルエットが浮かび上がる。4時7分


ここまでしか見れないかと思っていました。


ところが、小屋のご主人のご厚意で美しい世界を見ることができました。
黒い空をオレンジ色が支配していきます。


太陽が顔をのぞかせてきました。


お日様おはよう!!


富士山も明るくはっきり見えてきました。


一瞬たりとも見逃したくなくて、瞬きも息もできません。(ん?)


時間の変化とともにいつまでも眺めていたいのですが、帰らなくてはなりません。
ストレッチをして、5時45分出発です。もちろん今日も元気いっぱい!(^^)
ありがとうね、北岳!


富士山、さようなら。


名残惜しくて北岳バットレスを振り返る


今回の「ゆったり花の北岳」は危険なところもなく、通常なら一泊二日で(日帰りも)行けるところを、二泊三日で高さに体を慣らしながら、ゆっくりのコースでした。
それでもやっぱり3000mの高い山です。
登りはずーっと登り続き。フラットなご褒美歩きはありません。
お花や美しい樹林帯、胸のすく景観は素晴らしくても、きついのはきついんです。
ましてや、今日は一気に1500mも下ります。


急な下りもある右俣コースを歩いて約2時間。二俣で休憩のときです。
ザックを降ろしていると、前の方が少し騒がしくなって丸く人だかりができています。
どうしたのだろう…。
何かあったのかな。

それは…ガイドさんのすぐ後ろを歩いていた女性が動けなくなってしまったのでした。
足に全く力が入らず、立つこともできないようです。
昨日北岳には登らず、肩の小屋でお留守番をしていた81歳の女性でした。
20数年前から山に登り、今もあちこち登っておられるそうで、今回もずーっとお元気でしたのに。
白根御池小屋では一枚のお布団で一緒に寝た方なのです。強くて可愛らしい方です。
心配です。大丈夫でしょうか。

ガイドさんと添乗員さんが声を掛けながら、大姉様たちがタオルを濡らしてその方の頭を冷やしたり、「ツムラ68」を飲ませたり、好物のバナナを食べさせたりとお世話をされます。
それでも、歩けないようです。

「よし、かつごう。大丈夫だから!」と、ガイドさんの頼もしい声!

女性のザックはそばにいた男性が分け持ち、女性はガイドさんのザックと共に背中へ担ぎ上げられました。
ここで拍手が起こり、「がんばってーー!」の大合唱。
ガイドさんは照れながら、「あとからゆっくり行くから大丈夫!抜くかもしれんよ。」とさらに頼もしい言葉!

そして、ここにもう一人素晴らしい方がいらしたのです。
山行中に皆さんから「先生、先生」と親しまれていた、内科医で国内外の登山経験も豊富な大兄様です。
この方がガイドさんをサポートして一緒に下りるそうです。
こんな時にお医者さまがいらっしゃるというのは本当に心強い。

「さあ、出発しますよ!バスに乗り遅れたらいけないのでねー。」と、今度は添乗員さんが先頭です。
どうしても後ろを歩きたいという女性とともに、私たちは後方へ。
みんなで新たに元気を出して下りました。
おしゃべりもしながら歩きましたが、やはり下りは注意が必要です。


広河原まであと1時間くらいかな~と思われたころ、前を歩いていた女性が横向きに転倒。
手を貸そうとしたご主人も一緒に転倒してしまいました。
幸いにも打ち身だけで済んだようで、ほっとしたのですが…私も気をつけなくては。

と、その時です!
「だいじょうぶですかあ~~。ザック持ちましょう!」と大きな声!
まあ! ガイドさんです。ガイドさんが目の前にいます。
ええええ~~っ!
いつのまに?どこから現れた?
見てないよ、追い越されてないよ。
もしかして、さっき頭上でヘリの音が聞こえたけれど…?!

「違いますよ、僕はヘリなんか呼んでませんよ。あれは違います。追い越したんですよ。」
ですって!!
はひ?

ガイドさんとサポーターさんは、休憩の後雪渓のそばを歩いて、すぐに私たちを追い抜いたのだそうです。
そして広河原まで下りて女性を降ろし、また登り返してきたのだそうです。
さすが!
さすがに山のガイドさんです!
感服しました。

ガイドさんの頼もしさに心強く、幸せな気持ちになって足が進みました。
渓流は水量が多く勢いがあります。気持ちいい。


11時頃に広河原山荘まで戻ると、ガイドさんの背中に乗って下山された女性もニコニコ待っていらして、すっかりお元気そうでした。
もう大丈夫、歩けるとのこと。
よかったですね。本当によかった!

美味しいカレーを食べて、ゆっくり休憩。
広河原まで下りてきたので、これで北岳への山旅はおしまいです。
後はまた林道バスを乗り継いで仙流荘まで戻り、お風呂に入ってすっきり、さっぱり!!
名古屋からは新幹線で博多には午後9時39分着。
灯りがにぎやかな下界に戻ってきました。

山!!終わってしまうと寂しい。寂しい。

神様がくれた壮大な山と、人々の温かさを忘れません。
山を知りたいから登れたし、支えてくださる人たちがいたから、元気でした。

もう一度、「北岳さん、ありがとう!」


ガイドさん、添乗員さん、ツアーの皆さん、大変お世話になりました。

そして、
また山に登りたい!!


追記
「ツムラ68」って初めて知りました。
大姉様たちが「ああたも68持ってきたとね。あたしゃぁ、46も飲みよっとよ。」
そんな話をされていましたが、さっぱり意味が分かりませんでした。
誰かが足が痛いというと、すぐに「これ飲みんしゃい。すぐに効くけん。」と差し出されていました。
そして飲んだ人は「あー、よおなったー。」と笑顔です。
お話を聞いてみると、病院で処方してもらった漢方薬だそうです。筋肉痛にききめがあるとか。
山では元気にしていた私も、家に帰ってからはさすがに疲れたのか、足が痛い痛い。太ももが筋肉痛です。そこで薬局でツムラ68なる「芍薬甘草湯」を買ってきて飲んだら、あれま、あれま、本当に痛みが引いていきました。即効性もあるようです。
大姉様たち、貴重な情報をありがとうございました。

追追記!!
「ツムラ68」
足がつりそうなときに効き目を発揮。
登山の前に予防的に飲んでおいてもいいそうです。
筋肉痛は普通にどうしようもないそうです。(~_~;)(^_^;)
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いざ、初陣!南アルプス北岳(その3・北岳登頂)

2015-07-23 22:15:29 | 九州以外の山
2015年7月20日(日)晴れ 北岳3193m

胸いっぱいの感激、
などでは済まされない
お腹の底からドドーンと感動!

白根御池小屋で3時40分起床。
贅沢にも蛇口から冷たいお水が出ます。南アルプスの天然水ですね。(^^)
山だから日焼け止めとリップクリームでいいやと、さっさと身支度を整えていると、大姉様の中にはばっちり濃厚なフルメイクの方もいらして、この時点で私、負けています。

4時半に朝食の列に並んで5時にいただきまーす。
小屋の外へ出て、みんなでストレッチをして6時に出発です。
いよいよ北岳に登るのです!
それっ、行くぞ!
今日のルートは
白根御池小屋→草すべり→小太郎尾根→肩の小屋→北岳→肩の小屋に戻って宿泊。


草すべりを見上げると急です。あんなところを登るんだ!


雨も上がり、いいお天気!


お花畑の中を進みます。


見たかったハクサンイチゲ




シナノキンバイ
花びらのように見えるのは咢だそうです。


空の向こうまでお花畑が続いている


タカネヤハズハハコ


タカネツメクサ


小太郎尾根に出た頃でしょうか。ワーッと歓声!!
見えたのです!!富士山が!


もう、きゃあきゃあ言うばかり。見えた、ホントに富士山が見えた!
そればかりではありません。
甲斐駒ヶ岳


仙丈ヶ岳


山の名前、間違っていませんか?

あの尖ったところを越えていけば肩の小屋です!


見えてきました!!ほっとします。


肩の小屋到着、9時17分。白根御池小屋から3時間ちょっとでした。


残念ながら、ここでメンバーの女性二人がリタイヤ。(私ではありませんよ・笑)
やはり疲れますよね。
トイレ休憩などして、不要の荷物を小屋に預けて北岳へ登ります。

イワベンケイ


タカネマンテマ
日本では北岳の極限られた場所にしか咲かない大変貴重な花だそうです。
花をつけるのもたった五日間だけだと添乗員さんが教えてくださいました。
写真ではわかりにくいのですが、咢筒の先にピンクの小さな花が咲いていました。
しかし、やはり盗掘や踏み荒らしの被害もあるそうです。


北岳の山頂が見えます!人がたくさんいます。
私もそこへ行く!!


ヤッホーッ!ヤッホ、ヤッホーッ!!
山頂です! 10時30分。
登りはきつかったけど、怖いところはなく高山病にもならず元気です!


仙丈ヶ岳


地蔵岳のオベリスク


いつまでもそこに立ってぐるりと360度眺めていたかった。
いや、肩の小屋に戻るのでなくそのまま歩き続けて北岳山荘に行き、翌日は間ノ岳への稜線を歩きたかったなあ。行きたかった。行きたかったよお~~!!


肩の小屋まで戻って、熱いココアを飲んでお花探し。
ミヤマオダマキが綺麗。


タカネシオガマ(かな?合っていますか?)


不思議な黒い花だと思ったのは、ハクサンイチゲの花が落ちた姿。


小屋へ戻り、夕飯を終えて夜7時ころ外に出てみると美しい世界が広がっていた。


ラピュタの世界


光る月


うっすら富士山も


外は風が冷たく寒かったけれど、部屋に戻ると消灯の8時半まで熱風が吹き荒れていました。
今夜は男女混合の部屋ですが、もうすっかり仲良しになっていたメンバーは何の遠慮もなく爆笑トーク合戦!!
ムードメーカーの大兄様が場を盛り上げて、誰かがひとこと言っては、みんなで大笑い。
まるで宴会のよう。私も今夜はキャラキャラ笑って大参加!

やはり二人で一つのお布団でしたがコトンと眠りました。

明日はご来光見れるかな。
富士山見れるかな。
無事に下山できるかな。 ん、、、ん、、、。

その他の今日のお花
ハハコヨモギ


チシマギキョウ(多分)


名前がわかりません…


オヤマノエンドウ


他にもキバナノコマノツメ、ヤツガダケタンポポ、ミヤマカラマツ、マイヅルソウ、コイワカガミ、クララ、などが咲いていました。
ガイドさんが名前を教えてくださるのですが、すぐに忘れてしまいます。とほほ~。



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いざ、初陣!南アルプス北岳(その2・白根御池)

2015-07-22 21:01:00 | 九州以外の山
2015年7月19日(日)曇りのち雨

今日からいよいよ北岳に向かいます。
仙流荘の横が南アルプス林道バスのバス停です。
6時前に宿の窓からのぞいてみると、もうすでにずらーっと並んでいます。


何だか申し訳ない。
団体予約の私たちは、2時間以上も待っているという人達の横を抜けて、8時5分発のバスに乗り込みました。
乗り換えの北沢峠まで約1時間。開けた窓から朝の冷たい空気が流れ込みます。
北沢峠に咲いていたクリンソウの群落。
今回初めて出会うお花です。




北沢峠からは9時45分発の路線バスに乗り換えて広河原へ。
この広河原から登山開始です。
ルートはこれ。4時間半の予定です。
広河原 → 御池分岐 → 大樺沢 → 二俣 → 白根御池小屋


あんなに遠くに北岳が見える。あれに登るんだ!


つり橋渡って


初めはゆっくり登ります。
不遜にもマイペースで歩きたいな、などと思ってしまいましたが、ゆったりコースなのでちょうどいいようです。(^^)
急登が続きますが、ガイドさんによるとほんの序の口だそうです。


水量が多く今日は沢登かしらと思うところもあり


黄色のヤマホトトギス?→タマガワホトトギスのようです。


バックシャンのクロユリ(間違い)クルマユリさん、こっち向いて~~


タカネグンナイフウロも後ろ向き


ガイドさんによると、花の種類においては北岳がどこよりも多いそうです。
とくにこの大樺沢で珍しいお花がたくさん見れるのですね。(^^)

ミヤマハナシノブ


3時間も歩くと雪渓が見えてきました。


雨も降り始めました。


二俣です。ここまで来れば白根御池小屋はもうすぐ。


ゴゼンタチバナ


ハクサンフウロ(もっとピンク色でしたが…)


午後2時40分、テントが見えてきました。


御池です。


そして、今夜の宿、白根御池小屋です。午後2時20分到着。


山小屋体験はこれが初めて。法華院にさえ泊まったことがなかったので楽しみでした。
着いてすぐにレインウエアの水切りをして、ストーブの炊いてある乾燥室につるしました。
泊り客が多いので、すっかり乾きはしないのですがありがたいですね。
美味しく夕飯をいただいて、今夜は一枚の敷布団に二人で寝ます。部屋は男女別。
明日の荷物の整理をしながら、またまた熱き山武勇伝の爆裂です。
私も少し慣れてきて、合いの手くらいは入れて「すごーい!!」の連発。(*^^)v
本当に大姉様たちは凄いのです。
穂高、とか、常念岳、白馬とか私は聞いたことがあるだけの山々に皆さん「あー、それはこうだった。」「そう、そう、あのときはこうだった。」とか、よく登っていらっしゃるのです。
さらにはキナバルがどうだの、やっぱりヨーロッパよねなどなど…!!
この旅行社(トラベルギャラリー)の常連さんのようです。
隣の男子部屋をも突き抜ける大声でのおしゃべりは続きましたが、そろそろ眠くなりました。
8時消灯ですが、私は7時半くらいから一番先に寝ていたようで、翌朝「あんた、早よーからよう寝とんしゃったね。なんであげん早よー寝れるとやろか。」などと笑われました。
くぷっ(~_~;)

今日出会った花たち
こんなに可愛いのに名前がわかりません。どなたか教えてください。→シオガマの仲間のようです。


鹿がこの花だけは嫌って食べないので、しっかり残っているというマルバダケブキ


えーと、これは?


そしてこれは?クガイソウ?


ミヤマハハコ


他にも、ミヤマシシウド、イチリンソウ、ミヤママンネングサ、などでした。
名前が間違っているものはご指摘ください。^_^;

名カメラマンは夫殿。
何しろ団体行動なので、ゆっくりカメラを構えることができません。
また、雨も降っていてお花がしっかり開いてくれませんでした。
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いざ、初陣!南アルプス北岳(その1・仙流荘)

2015-07-22 18:00:35 | 九州以外の山
2015年7月18日(土)曇り
運動とか、アウトドアから一番遠くにいた私。
山に登るようになってから心も体も強くなってきました。

憧れのアルプスにいざ初陣!
といっても「ゆったり花の北岳」ツアー登山に参加です。
まずはツアー参加して、様子がわかったら、次からは自分たちで計画準備しようと思ったのです。

7月18日(土)博多発7:32の新幹線で名古屋まで。
名古屋からは旅行社のバスに乗って長野県伊那市の「仙流荘」まで行き前泊。


ツアーはイケメンのガイドさんと美人の添乗員さんを含めて男女9名ずつ総勢18名です。
添乗員さんから「今日は一人に一枚布団があるから御殿泊りですよ~。明日からは条件が悪くなりますからね~」と言われました。
はて、さて~?

設備の整ったきれいなお部屋でゆっくり寝ました。
いえ、
寝る前に経験豊富な大姉様たちの山武勇伝がさく裂しました。
新参者で、年少の私はただにこにこしながらお話を伺うばかり。
皆さん国内外あちこち登られていて、素晴らしい経験の持ち主でした。

いよいよ、明日から二泊三日の北岳登山です。
ワクワク、ドキドキ。
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正面から宝満山

2015-07-13 21:20:11 | 福岡県の山
2015年7月12日(日)曇り 宝満山829m

まいったなー、まいった、まいった。

よわったなー、よわった、よわった。

正面からの宝満山。
楽勝のつもりがきつくてきつくて~~ひーっ
どうしたんだろね。全く。

「宝満に登れたら富士山でも、アルプスでもどこでも登れるったい!」
とはよく聞く言葉です。
実際にキャンプ場で出会った人からも聞いたし、富士山を目指すお友達は山ショップでも聞いたそうです。
本当かなあ~~??
以前に登った時は格別そんな気はしなかったけど。
それなら、正面から宝満山に登ってその気分を味わおう!!

ところが、ところが、
まいった、まいった。
きつかったよおーーー。

湿度は高く、登り始めから汗だくだく。
足が重くて体も重い。
え?
いつのまにか太ってたのかなあ、私。それで重い?

5合目あたりの見晴らしの利くところで一息。ほっ。
いえ、いえ、これまでにもなんども一息入れながらの登りでしたが。


百段ガンギの標識が新しくなっていても、ちっとも慰められない。
きついのは変わらないもの。


中宮跡には、やっとお花。
きつさのせいでオカトラノオもピンボケ。


ヤブカンゾウの勢いが憎らしい。




袖すり岩を抜けて


頂上直下、最後の石段を上がっていると、
 熱いー、熱いー、
 痛いー、痛い、痛いー、
の声が聞こえます。
どうしたのかしらと、上がってみると高校生くらいの女の子が痛そうに顔をゆがめています。
見ると、右足のふくらはぎからかかとに向けて、ところどころ火傷をしています。
ひどくはないようですが、水ぶくれができていたり、つぶれたものもあります。
5人グループでお昼ご飯を食べようと、ガスバーナーで沸かしたお湯が誤って足にかかってしまったそうです。
火傷は痛い痛い。
火傷はとにかく冷やすのが一番。
ペットボトルのお水をかけて冷やしていましたが、すぐに水は尽きてしまいました。
グループの中の元気のいい子が、キャンプ場まで行って水を持ってくる、と駆けだしていきましたが、
やっぱり火傷は痛い痛い。
私と夫殿の余分のお水を分けてあげました。
この日はお水をたっぷり持っていたのです。
包帯やガーゼ、三角巾もあげました。
落ち着いてからも登山靴を履くのは擦れて痛いだろうと、踵を折って履ける新品の軽シューズも「返さなくていいよ。」と、あげました。
この日はそれもザックに入れていたのです。うふ

あんまり世話を焼きすぎて、おせっかいなおばちゃんになるのもいやなので、その場を離れて休憩です。


おやつを食べてコーヒー飲んで、
今日の登りはきつかったなあ~~と何度も思いながら下山です。
さっきの女の子たちのところに寄ると、他の方からストックを借りたようで「~~に返しに行きます。」と話していました。元気そうです。
「大丈夫? ゆっくり下りてね。」
と声を掛けましたが、山ではこんなアクシデントもあるのですね。
私自身、気をつけないと。

登りでは目に入らなかった、3合目休堂跡の水場に咲いていたキンシバイ


ヒーハー、フーフー下りながら、もうすぐ竈門神社に戻るという頃、後ろからにぎやかな声がしてきました。
道を譲ろうと振り返ると、さっきのお嬢さんたちです。
あれっ?一人足りない。
火傷をした子は父親に連絡がついて車で迎えに来てもらったそうです。
ほー、よかった。よかった。頼るべくはお父さん!
「ありがとうございました!!」と明るく元気な声にかえって励まされたのは私達。


それにしても今日はきつかったなあーーー。
疲れちゃった。
背中のザックが重いとこんなにも、足が重くなるものでしょうか。
山頂でハプニングがあったとはいえ、今日の山行は登りがきつくて、時間がかかりました。
少しは体力がついてきていたと思っていたのに、自分自身にがっかりでした。

しかし、しかし!!
めげてはいられない!

ザックの中身を見直して、
来週の連休は遠くの高い山に登るじょん!
行くじょん! 登るじょん
不安もいっぱいだけど、頑張れ、私っ!!

それにしても気がかりなのは台風!!どうなるのでしょう。

今日の軌跡




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