山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

雲仙岳

2016-10-11 21:34:12 | 長崎県の山
2016年10月9日(土)雲仙岳

花の季節は終わりかけているし、紅葉にはまだ早い。
せっかくのこの連休はどこに行こうかな。
360度の展望が望まれる雲仙岳に登ろう!!

前日の土曜日はひどい雨でしたが、今日は晴れです!!
きっと良い一日になるに違いありません。

二年前の、ミヤマキリシマを見に来たときは池の原駐車場に車を止めたので、帰りが疲れましたが、今日はすんなり仁田峠に入れてもらえ、三番乗りです。


もっと晴れろーと願いながら8時40分にスタート。
咲き残っているのか、咲き急いだのか、ミヤマキリシマ


びっしりと青い実は秋のイメージ、サワフタギですよね。


妙見岳までの急登に足が慣れず、きつく感じましたが、展望所にあがると、ガスが流れて平成新山が見えました。
カッコいい!!


妙見神社にお参りをして、国見岳に向かいます。


新鮮な朝の空気を吸いながら振り返る。


前を向けば国見岳。


井原山洗い谷を制したのですから、国見岳の鎖くらいへっちゃらです!


嘘でした。


頑張って、国見岳山頂に着きました。山頂を独占です!


おーっ!!
青い空と白い雲がとても綺麗!!空と空の境は真一文字のライン。
空の青を見るのは久しぶりな気がしました。


昨日の雨で濡れているけど、今日は滑るわけにはいきません。
下りは特に慎重に下りて、普賢岳に向かいます。

鬼人谷分かれまではドシドシ下ります。


紅葉の名所らしいのですが、今日は時期が早すぎて残念。


西の風穴


美しいコケの岩と木々に囲まれ、気持ちよく歩けます。


ツクシミカエリソウ


初めて見るダイモンジソウは、雨風に打たれてか、綺麗な形を残していませんでしたが、嬉しい!
(もっと後で、霧氷沢ではたくさんのダイモンジソウを見ることになります)


ヤマグルマの木
説明によると、世界で一科一族一種の珍しい木だそうです。
岩から幹を張り、垂直に枝を伸ばしています。


根っこなのか、枝なのか、ぐにゃぐにゃです。


北の風穴


鳩の穴分かれから立岩の峰に向かいます
ダメですよ!!立ち入り禁止の中に入っては!
見えていますよ!


そこで夫殿が撮った写真がこれ!


霧氷沢ではたくさんのダイモンジソウを見ることができました。


浮き上がって見えると、さらに綺麗です。


後ろ姿はスナフキン。


普賢岳山頂に到着!


夫殿が何枚もシャッターを切っています。


少し風が強くなってきました。お昼ご飯を食べて下山しましょう。
下山路ではジンジソウがたくさん咲いていました。




もう、可愛いったらありゃしない。


こちらはフクオウソウ


下りは楽で、楽しくなってきたので、
歌いましたミュージカル「エリザベート」の死神の歌です。 

最後の~ダンスは~俺のもの~

誰もいないと思っていたら、すぐ後ろに若いお嬢さんが来ていました。
おー、恥ずかし。
道を譲りながら「ごめんなさい、きゃ、恥ずかしい」と言ったら
「いえ、私も一人の時は歌いますから~」とニコニコ笑っていかれました。

この後も夫殿とともに歌いながら歩きましたが、
シーッ! もう静かにしなくてはいけません。
なぜなら、近くに野鳥の水飲み場があったのです。
カメラを構えていらっしゃる方にお話を聞いているうちに、ヤマガラがやってきました。
お腹がオレンジ色の可愛い鳥です。見えましたよ!
夫殿もカメラを構えましたが、残念、映っていませんでした。


ロープウェイ乗り場まで下りて来たら、青空がまぶしいほどでした。


平成新山を振り返る。


秋の気持ちいい一日でした。
今日がずっと続いてほしくて、うろうろ散歩していました。


今日の軌跡



明日は九千部岳です。(^-^)







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雨・雨・雨(多良岳撤退、竹崎かに、土石流家屋、)

2016-10-11 08:52:52 | 長崎県の山
2016年10月8日(土)雨

楽しみにしていた連休一日目は雨・雨・雨

連日夫殿は忙しく連休の遊ぶ計画をゆっくり立てる余裕もない。

それでも遊ぼうと土曜日は多良岳に登ろうと思う。
何とか、曇り、何とか霧雨のつもりで登山口へ走るにつれ、雨脚がひどくなってきた。


11時20分、多良岳登山口にやってきたときには、もう土砂降り。


これでは登れない。登るにつれもっと強く降っているだろう。


気分を切り替えて豪華ランチと行きましょう!!
来る途中で見掛けた「竹崎がに」の看板に惹かれ昼食です。


カキ、サザエも注文して焼きます。




ゆでガニも来ました。
お店の方に食べ方を習って、美味しくいただきました。(^-^)


お腹もいっぱいになったので、今日の車中泊の予定地、道の駅「みずなし本陣」に来ました。
土石流に飲み込まれた家屋後を見学しました。






恐ろしい光景でした。

先日の阿蘇中岳もとても気がかりです。

ここでコーヒーを飲みながら、雨の様子を見ましたがますますひどくなるばかり。

それでもここに車中泊しよう。
まずは温泉に入って、それから食料などを調達して~~。
そう思いながらもひどい雨です。

こんな土砂降りの中では車中泊の準備さえできないので、どこか屋根のある駐車場はないものかと島原市内をうろうろ~~。
イオンなら屋内駐車場があるかと思っていけどもバツ!
でもありがたいことにエディオンがありました!ここは店舗の下が駐車場なので、濡れずに準備できます。
そこで駐車場の奥のすみっこに車を止めて、準備しました。

それでも外はどちゃんこ振り。
だんだん気分が落ちてくる。

温泉に入れば気分もアップするだろうと車のナビのとおりに行ったところは
島原駅の観光案内所。

この時点でもう車中泊はしたくなくなった。
こんなに強い雨では眠れはしないし、トイレに行くのに傘を差しても濡れてしまう・・・

と、あれこれ考えてーー。

近くのビジネスホテルに泊まることにしました。「花みずき」
館内に温泉もあり、家庭的なサービスに癒されました。
もう、濡れなくて済みます。

ゆっくり休んで明日は雲仙岳に登ります。

九千部岳から見るヤマボウシ

2014-07-06 11:36:40 | 長崎県の山


2014年 6月29日(日) 九千部岳 1062m

山肌をピンクに染めるのがミヤマキリシマなら、雪のように白く染めるのがヤマボウシ!
ミヤマキリシマのような派手さはなくても、初夏を迎える九州の山が、まるで残雪を抱えているような様子を見たい!!
見たい!見たい!!

九千部岳は5月に登った普賢岳や国見岳にも近い。
行こう!
行こう!!

山行の朝はいつもの4時起き。

登山口の田代原トレイルセンターの駐車場を8時30分出発。
遊歩道的な木道を快適に歩く。

でも気をつけないと、濡れた木道がつるっとすべりそう。
うれしくて飛び跳ねていると、おっとっと~~


杉木立の中から朝の光


少し単調とも思える山頂までの道のりで
ハッと目を引く青紫色の山アジサイ!私の背より高く茂って、たくさん花をつけていた。


こちらも背丈のあるシモツケ


山の花はいつも愛らしく、登る私を励ましてくれる


山頂に向かう途中から、ヤマボウシが見えてきた。


九千部岳山頂・1062m


霧が晴れる時にスーッと姿を現す山肌の白は、色っぽくて、ぞくぞくする!


うっわーー!
一面のヤマボウシ
これが、残雪かと見まごう初夏の白・白・白!


あんなところに人がいる。
あそこからだと、きっと素晴らしい眺めに違いない。
あの岩の上に私も立ちたい!
行ってみよう!     


さすがに胸のすくような眺めでした


下りはロープを使うところもあったけど、さほどこわくもなく、一気に下りてきた。

途中ではこんな珍しい木!幹の皮がめくれていて、それがきれいな模様になっている。
スタイリッシュなサマードレスを身に纏ってるみたいです。


登山口まで戻ってくると、牛さんたちがのどかに草を食んでいた。


九千部岳からのヤマボウシはさすがに綺麗でした!
今日の山行も満足、満足!


映画「春を背負って」を見てきました。
土曜日というのに、劇場館内はひっそり。観客はたった9人でした。
映し出される立山連峰はさすがにすばらしく、いつか私もあんな山を登ってみたいと思いました。

行けるかな~?
行ってみたいな~~!
私も、山に登りたい!!
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国見岳・普賢岳はドラマチック!

2014-05-26 10:01:06 | 長崎県の山
2014年 5月25日(日) 妙見岳1333m 国見岳1347m 普賢岳1593m

早起きして、長崎雲仙に向かう。
佐賀の天山から眺めたあの雲仙に行くのかと思うと、わくわくする。

8時前、仁田峠に差しかかると、すでに車が並んでいた。
渋滞かと思えばそうではなく、登山者は下の池の原駐車場に止めてくださいとのこと。
Uターンして池の原駐車場からスタートする。
ゴルフ場のそばを通って、妙見駐車場まで30分ということだったが、池の原駐車場は3つあって、一番下に止めたので、45分もかかってしまった。

前日に久住に登ってきたという方と、おしゃべりもしながら登り始めたのだけど、
この方とは妙見岳・国見岳・普賢岳でも山頂で「やあ、やあ!」「お早いですね。」と声を掛け合いました。
山での出会いはいつも心楽しい。

妙見岳駐車場に向かう道


こののぼりは結構きつかったのだけど、励ましてくれるのはやはりお花たち。
これはキランソウかしら?



コバノガマズミ



妙見岳駐車場に着くと、意外にも車は少なかった。

ミヤマキリシマは満開


濃いピンクや淡い色のピンク、オレンジがかったものまである。




さて、さて、登りましょう。
ミヤマキリシマのトンネルを抜けると妙見岳
ここから昭和新山が見えるはずなのに、ガスってて何も見えない。


ならば、国見岳へ!
と、張り切っているのに、こんな看板が~~


大丈夫!行けるはず!
花たちも応援してくれているのですもの。
白ドウダンが可愛い。


お花の名前をゆっくり調べなければ…
これはウツギですよね。


これもウツギの種類かな。


コバノガマズミ? もっと開くと、きっともっときれい!




国見岳に向かう途中、振り返ってみれば
あそこに人が見える!妙見岳から下ってここまできたんだ!


こんな景色も!
前を見、後ろを振り返って、次々と現れる景色に興奮する。


国見岳が見えてきた!




あの岩場を私も登る!
落ち着いて、よく見ていけば登れるはず!


登る人と、下る人と、道を譲りあい、山頂も人が多く、写真も順番っこ。

山頂から見る昭和新山。


国見岳の岩場を下りる時、おっかなかった。
私の足が足りないのだもの。
いや、足の数はちゃんと二本あるのだけど、長さが足りない
左足をどこに下ろそうかと困っていると、登りを待っていらっしゃる元気なお姉さまたちが「ここ、ここ!」
「はい、大丈夫!」とストックでつついて、足の置き場を示してくださる
にぎやかで元気のいいお姉さまたち、ありがとうございました。

国見岳を下って新登山道を普賢岳に向かう。
昭和新山がどーんと間近に迫って見えるらしいので、楽しみ!

あららーー!どんどん下るのねーー!
新緑の中、きもちいいけど、こんなに下るということは、また登るのねーー!!




分岐に戻って、鳩穴別れに向かうと、
西の風穴に到着。
風穴からは冷たい風が流れ出ていて、汗をかいた顔に気持ちいい。
久住黒岳下の風穴と同じく、蚕を育てるのに使われていたらしい。


この辺りは新緑が美しく、道もおだやかで歩きやすい。


しばらく行くと「ヤマグルマ」の木
世界で1科1属1種の珍しい木らしい。
岩から垂直に枝を伸ばしていて、それこそ力強く、珍しい。


柱状節理が見える北の風穴



普賢岳ももうすぐ。
立岩の峰展望所からは昭和新山の迫力を感じる


くるりと反対側は霧氷沢


歩くところ、歩くところお花の応援隊。
これはミツバツチグリかな。




普賢岳山頂。
夫殿の姿もここではなかなかカッコいい、、、、ですね。


やっぱりここもたくさんの人でにぎわっていた。
昭和新山もくっきり!


昼食をとって、かわいい声に振り向くと、
3歳くらいの男の子と、おじいちゃまらしき二人!
まだ筋肉もついていないような、細い足。
なんて可愛い、あどけない顔。


可愛いなあ!頑張り屋さんね~!

山頂でゆっくり休んだ後は、ひたすら下山。
ロープーウェイ駅まで戻ってくると、ほっとした。



今日は楽しかったなあ!
妙見岳、国見岳、普賢岳。
どこからどこへ行くにも、景色がドラマチック!
登って降りて、登って降りて。
前を見ても、振り返っても、右も左もぜーんぶ美しい!!
素晴らしい山行でした。

おまけがきつかった。
実はロープーウェイ駅から、池の原駐車場までが結構きつかった。
休み休み、一時間くらいかかってしまった。
駐車場で腰をおろしていると、近くの山を登ってきたという地元のご夫婦に声をかけられた。
「今日は、どちらまで?」
「はい、国見を登って、普賢岳へ。」
「ここから?」
「はい、仁田峠の駐車場は入れなかったので」
「あらあー、そりゃ、ここからは、遠かったでしょう。」
「ええ、もうへろへりろでーー。」
「そりゃあ、おつかれでしょ。ここから歩くのは、山の中よりきついですもの」
はー、うー、ふー、
そんなことを言ってもらえて、疲れも飛びました。
「福岡まで気をつけてお帰りなさいね。」
温かい言葉が身に染みました。
ありがとうございました

本当にいい山行でした。



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