朝方は、日経株価が300円余り反落していたが、radioyaziのSNSを見ていたら「今日の反落は大したことは無い。今日の後場の相場は戻ってくる。」というようなことを言っていたので、「当たり屋にチョウチン」の格言に従って、むしろ強気で大塚HDの株を100株買ったところ、買った直後は反落していたものの、少し戻ってきた。でも、日経株価は200円余りの反落であった。どうやら日銀が円安を容認しているようで、その結果が、現在のような株高となっているのだろうが、庶民の実感としては、円安基調となってから消費者物価が高騰していて、昨年以後では 20%以上の物価高になっているようにも思えてならない。自民党や内閣の支持率が低下しているのも、何も裏金問題などの自民党の不祥事だけではなく、円安放任からくる物価高に庶民の生活が痛んできているのが最も大きい原因ではないだろうか。これについては、セレブ生活を満喫している代議士先生方は気が付いていないのだろうか。
昨日の日経株価は千円高となり、バブル時の最高値に迫る勢いとなっている。しかし、米国の株価が下落して始まっており、今朝の日経株価も下落する懸念がある。見出しの言葉は株式取引の格言の一つである。予想される今日の下落が大きなものになるか、更に続くものかは正直言って分からないが、昨日の株価高騰には、円安の影響、中国経済の不振による日本の株式市場への振り替え的投資資金の流入、日本の大手企業の高業績、人件費や輸送費高騰による国内インフレ、新NISAによる新投資家の参入、などの構造的な要因があるとするならば、もう少し日本の株高は続くような気もする。念のために買い価格を少し下げて、押し目買いのチャンスを待ちたい。しかし、三月以降についは、国内外の政局の流動化等もありそうで油断はできないと思う。
「和を以て尊しとなす」というのは、聖徳太子の十七条憲法に書かれていたとされているが、このことは決して日本人の長所ではなく、例えば、日中戦争から太平洋戦争の敗戦に至るまでの、誰が決めたものか分からないままに同じ誤りを繰り返し失敗するという、特に指導幹部の無責任体質がある。最近のことで言えば、それは、関西・大阪万博の開催準備にも現れているのかもしれない。建築費の増加はともかくとして、建築工事や準備作業に当たる人材難がある。特に今年からは、建築・運輸などの従事者不足が言われている。それに加えて能登半島地震もあった。これの復興にかかる建築作業はこれからのことであり、また、折から、建設・輸送労働者の長時間勤務の制限も始まる。これらのことを、政府の最高学府出で極めて優秀な官僚達が、そのことを事前に予想できなかったはずがない。それなのに、ほとんど何の対策もせずに、万博の延期や中止というのは国の威信にかかわるとして、そのまま進めている。極めて日本的で無責任ではなかろうか。この国では、政治腐敗も含め、成り行き次第ということで、全てが行われているようでもあり、極めて近い将来には、人口減少→労働力不足→インフラの老朽化→移民の増加→治安の悪化など、不安要素が満杯ではなかろうか。将来を担うべき若者も、何故、これらのことに対して立ち上がろうとしないのか不思議でならない。それとも、反発するだけの行動力のある人材は、既に海外に出てしまっているのだろうか。狡賢くて、狡猾な高齢者指導層には、一刻も早く交代を言い渡すべきだ。