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my diary

高齢者における外国語学習の意味

2024年02月13日 | 日記
 ラジオ英会話を毎朝聞いているが、70歳にもなって、何故こんなことをしているのだろうかと考えることがよくある。しかし、それで思い出したのは、子どもの時に、あるSF小説の中に、言語における認知意味論的なことが書いてあったことであった。そこで、外国語を学習するということは、その外国人の思考のやり方を学ぶということにもつながるのではないかと思い出した。最近の私は、何か判らないことがあると、CHAT-GPSで検索することが多いので、「SF小説、認知心理学、言語」というキーワードで検索してみた。その結果、

 『科学的思考法にはいくつかの側面があります。これには、事実を謙虚に直視し、常識や既存の枠組みに対して懐疑的な思考を持つこと、新しい価値観に気づくことなどが含まれます。世界のリーダーやビジネスマン、科学者、技術者、政治家たちは、SFを通じてこの科学的思考法に注目しています。例えば、台湾の政務委員であり、IT技術者、かつトランスジェンダーのオードリー・タンは、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』をインスパイアされた作品として推薦しています。このSFは、言語をめぐる物語で、異星人たちとの対話を通じて主人公の考え方が変化していく過程を描いています。私たちが自身の人生を認知する枠組みの限界に気づくことができる作品です。また、アーシュラ・K・ル・グィンの作品も、社会のジェンダーの扱いに目を向けています。彼女は、両性具有人の社会を描くことで、私たちの固定観念を鋭く揺さぶるSF小説を執筆しています。SFは、未来の可能性を探求し、私たちの思考を広げる重要なジャンルであり、科学的思考法を通じて新しい視点を提供しています。』という内容が出て来た。

 認知心理学についても、昔、通信大学で少し学んだこともあるが、「認知心理学は、情報処理の観点から生体の認知活動を研究する学問」ということであったように覚えている。上記に考えると、何も、異星人と対話しなくても、外国語を学習するということは、単にワードを覚えるということだけではなく、外国人の思考方法になってみることではないかと、ふと思いついた。年齢を重ねて思うことは、私自身、固定観念の塊のようになってきたのではないかということで、世の中には、私の知らないような事が沢山あり、むしろ知らないことの方が多いのが当たり前で、年齢からくる固定観念もあり、それを壊すためには、新しい視点を絶えず求めてよくべきではないかと思いついた。その点では、うかうかと、この年齢になってしまったことも、少し悔しく思える。
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