14万4千人 第28回
そしたらこのような思いになりました。私が今から死んで、もし永遠の命へと蘇らせていただけるとするなら、これは100%神様の恵みによるものだと。もし死んで、永遠に失われるものとなるならば、それでも神様はすばらしいお方だと、そう言うことが出来る。神様は正義で公平なお方であると私は言える。たとえここで滅びたとしても、私はなおも神様を愛し、神様のみ名を讃えるだろう、私は心の底からそのような感情に満たされたのです。そのような中にあって、私は心から、主よ、私の魂をみ手に委ねますと言うことが出来ました。
その瞬間、今まで一度も知りえなかった平安に満たされました。本当に天からの平安に満たされたのです。天から平安が下りてきて、私の魂を満たしてくれました。本当に幸せでした。目から涙が流れましたけれども、私は幸福感に満たされていました。何の心配もなくなってしまいました。なぜでしょうか。
私の魂について、一つ確かなことを理解したからです。自分が罪人であったとしても、たとえ自分が今までいろんな過ちを犯したとしても、一つのことだけは確実でした。今自分にはもう、自分が追い求めている罪は一つもないと言うこと、もう罪なんか犯したくない、もう罪は繰り返したくない、罪はただ自分をみじめなものにしてしまうだけだ、そして神様のみ心を傷つけるだけだ、そんな罪はもはや繰り返したくない、私は心底そのように思ったのです。神様との間の平安を経験しました。
主の日は盗人のように 第25回
選民も惑わされる時代
この時代は、神様の選ばれた人々でさえも、誘惑に陥るほど危険な時です。信じていると言っても、居眠りばかりしているような人たちは、サタンの惑わしに簡単に乗せられてしまうようになることでしょう。私たちは、目を覚まして、用意しておく必要があります。
ローマ13章11節、「なお、あなたがたは時を知っているのだから、特に、この事を励まねばならない。すなわち、あなたがたの眠りから覚めるべき時が、すでにきている。なぜなら今は、わたしたちの救いが、初め信じた時よりも、もっと近づいているからである」。
ほかの翻訳では、「あなたたちは、今がどんな時か知るべきである」、と言っています。この時代はどんな時でしょうか。恵みの時です。今与えられている時間は、目を覚ましていなさい、と与えて下さった恵みの時なのです。眠りから覚めるべき時です。使徒パウロが手紙を送ったローマ教会も、実は居眠りをしていたようですね。最初は目を覚ましていたはずです。しかし彼らは居眠りに陥りました。終末的な感覚を失ってしまいました。ですから、あなたがたは、今がどんな時か知るべきである、と言われるのです。