夜中の1時過ぎに、無事、半放浪の旅から戻ってきました。
旅先ではなかなかブログの更新ができず、ちょくちょく訪問してくださる皆様の中には、60を過ぎた “年寄りの冒険” に対して心配されていた方もいらっしゃったのではないかと… 。
何とか我が家に辿り着いたことをここにご報告させて頂き、旅の続きに戻ります。
飯塚でおよそ2年振りに友との再会を果たし、近くのインターから高速に入り大阪方面へと愛車を走らせました。
約3時間で広島の先にある小谷SAで小休止を兼ね、家から持ってきたおにぎりを食べて夕飯としました。
更に3時間ほど走り、神戸の手前の三木SAまでやって来ました。
三木SAは広くて設備が整っているので安心して車中泊できると考えたのです。
後部座席の背もたれを倒し、運転席との隙間にはお手製の支えの棚で寝床を整えます。
目隠しのカーテンも取り付け、リヤウインドウには段ボールで目張りをして完璧です。
これでグッスリと眠りにつけると思っていたのですが… 。
かなりの台数の大型トラックがそこら中でエンジンをかけたまま駐車していたのです。
おそらく仮眠中なのでしょう。
我が家も宅配便をよく利用しているので、長距離トラックの運転手さんには感謝していますが、数十台の大型トラックが一斉にエンジンをかけた中で眠りにつくことは私には無理でした。
駐車する場所を移動したりしましたが、どうやっても眠れません。
仕方なく、夜中の3時頃に三木SAを後にして一気に吉野山に向かうことにしたのです。
長い時間高速を走って短時間の仮眠もとれなかったことは辛いことでしたが、結果的にはこの選択が今回の旅の決め手になりました。
三木SAから吉野山まで約2時間半です。
空が白みかけた頃には吉野山の近くまで来ていました。
時間に余裕ができたのでこの日泊まるオートキャンプ場の場所も確認できました。
また、車や人で混雑する吉野山へは、本来の玄関口である吉野神宮方面からではなく、山の裏から歩いてアプローチするつもりでいました。
その山道(大変な悪路で、車もやっと通れるくらいに狭く、もし対向車が来ていたら万事休すのクネクネ道でした)を下見的に車で走ってみる時間の余裕もあったのです。
あわよくば、吉野山の上の方にある駐車場に停めることができれば2時間以上の歩きが無くなりかなり楽になります。
快晴の中、6時には上千本(吉野桜は標高の低い下千本から次第に標高を上げながら中千本、上千本、奥千本へと桜の開花が移っていきます)近くにある駐車場まで辿り着きました。
幸いにもそこの駐車場は空いていたのです。
『超ラッキー!!!』
天気も快晴、桜も満開です。
こんなにトントン拍子に “吉野桜リベンジ旅” が進んでイイのでしょうか…
小心者の私は、
『何か大きなドンデン返しがあるのでは』と、逆に不安になりました。