TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

意を決っして、旅に出る …【第12話】

2022-10-07 17:16:00 | 夢実現に向けて
九州の我が家を出たのは9月20日の16:15でした。

21日の夕刻には剱岳を目の前にする劔沢キャンブ場のテントの中で夢にまで見た剱岳を肴にビールを飲んでいました。

22日は剱岳に無事登頂し、夕方はズブ濡れになりながらも長い長い石段を登ったところに建つ雷鳥荘に辿り着きやっと緊張から解放されました。

23日、台風15号が近畿から東海にかけて上陸の恐れがあるとの予報があり、南アルプスの北沢峠まで上がることはせず、平湯温泉または伊那市まで移動することにしました。

立山駅前にある無料駐車場から愛車のスバルXVを出し、飛騨街道を目指します。

飛騨街道に入る手前で昼食をとることにし、スマホで調べると美味しいお蕎麦屋さんがあることが分かりました。



民家に手を入れた感じのその店はすぐにみつかり、野菜と海老の天ぷらが付いた手打ち蕎麦を頼みました。

蕎麦ができる前に出汁巻き卵も食べたくて注文したのですが、その美味しさは感動モノでした。



『地元の美味しいモノを食べることができるのも、旅ならではの楽しみなんだなぁ』

と、しみじみ感じました。

また、お膳を運んできてくれた女性がとても良い感じの方で、

『娘と信州旅行をした時の子どもたちの行儀の良さが印象的だったけど、北陸もまた古き良き日本の姿がそこに住む人々の中に残っているのだなぁ… 』

と、感心ました。

香りと食感の良い蕎麦をお代わりしてお腹一杯になったので、再び元気が湧き、最後は蕎麦湯まで出してもらいました。

飛騨街道を南に進み奥飛騨温泉郷を過ぎ平湯温泉まできましたが、雨が強く道が通れなくなる心配が出てきました。

そこで、安房トンネルを抜け、沢渡を過ぎて野麦峠方面への道に入り伊那を目指しました。

ところが、突然、カーナビが道路崩壊による通行止めを伝え始めたのです。

事前に伊那に通じる道は幾つかルートは調べていたので、木祖村方面を示した標識を見つけると山奥のクネクネ道を木祖村へと降って行ったのでした。



その後も、ナビは何ヶ所かの通行止めを知らせましたが、私と愛車のスバルXVは北アルプスを南側から抜け、中央アルプスは権兵衛トンネルて潜り抜け、無事、伊那市へ出ることができたのでした。