道の駅「大芝高原」を出て、コンビニで次の日食べるパンを調達し、先ずは高遠を目指しました。
高遠までの道は昨日通っていたので快適なドライブです。
朝の天気は曇りでしたが、中央アルプスの山並みも見え始めてきました。
再度、高遠に寄ったのは、40数年前にお世話になった町のプールが、今はどうなっているか自分の目で確かめたかったからです。
予めカーナビで町にあるプールの場所を調べ、川沿いにある総合運動公園へ続く狭い道を車で下って行きました。
そこには長いスライダーが付いた流水プールがありましたが、40数年前にお世話になったプールかどうか判断が付かないのです。
私の記憶では、もっと周りが開けていたように思っていたのですが… 。
私はプールの全景写真を40数年前に一緒にはしゃいだ旧友にも送りましたが、その旧友も記憶は曖昧で、果たしてそこのプールであるかは確信が持てなかったのでした。
そんな時、たまたまカーナビのテレビニュースで、台風15号が熱帯低気圧に弱まった事を伝えたのです。
『青空が広がり始めたのは、そういう訳だったのか!』
私は高遠の総合運動公園の駐車場で1時間程かけ、第二の目的地である甲斐駒ヶ岳に登るための準備を完了させたのでした。
バスは戸台口からも出ていますが、広い駐車場がある「仙流荘前」に向かいました。
10時台のバスにも間に合いましたが、昼食を摂ったり、荷物の最終確認を入念に行うために12時台のバスに乗ることにしました。
北沢峠の天気が気になり、バスの運転手さんに尋ねると、
「北沢峠はガスで真っ白ですよ!」
との返事…。
「そうですよねー、台風が近くまで来てたんですから当然ですよねー… 」
と、言いながらも、
『天気は絶対に回復する!』
と信じていました。
私は、次の登山バスに乗るために乗車順を示す「1」の数字が書かれたベンチに自分のザックを置きました。
私は、次の登山バスに乗るために乗車順を示す「1」の数字が書かれたベンチに自分のザックを置きました。
バスが出る直前には、私と同じ思いをもった登山者のザック達がズラリと並んでいました。