平成24年9月30日(日)は中秋の名月です。しかし、「桜に嵐、月に叢雲」の言葉通り、無粋な台風17号が本土上陸を窺っており、明日は無月が予測されます。それではこちらも負けじと1日早い中秋の名月擬きを楽しみます。東の空の雲間に白く輝く月はいつもより荘厳に見えるから不思議です。
‘芋名月’とも言われていますので、ここで山形名物の‘芋煮’で一杯と行きたいところです。しかし、そんな我が儘はカカサマへ言えません。風流だけで我慢します。
20分過ぎた18時の月は漆黒の闇に孤高を思わせます。今夜の晩酌はいつもより芳醇な味に感じます。白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけれ(牧水)
今年は陰暦に閏三月があり一年が13か月。8月には1か月に満月が二度あるブルームーン。そして、秋分の日の9月22日は1896年(明治29年)以来116年ぶりと言う特異な年のようです。
念のため、これは中秋の名月+1日です。今夜も酒が旨い!