東鳩会芋煮会は平成28年10月29(土)、山形の芋煮迎賓館・馬見ヶ崎川唐松観音前で開かれました。夜来の雨は止んだものの気温が下がったように思われます。バスには35名のエントリーです。
「雨やんでいがったね~」「あの位天気祭りしたら晴れっべ~」薄日が差し幹事一同ホッとします。
「皆さん!おりますね。これから山形市内を観光して、芋煮会会場までと進めて参ります。本日ご案内させていただくガイドはハチヤです」
最初に降車したところは霞城公園です。「イチョウとドウタンの綺麗な紅葉をバックに写真撮って~」「綺麗さに負けて紅葉が葉を落とすから止めよう」「解った」
ボランテアのまちなみ案内人から自己紹介とご説明がなされます。
次は、母校山形東高等学校へお邪魔します。菅間学校長が玄関まで迎え出ていただきます。
阿部先生のご案内をいただきます。「そんなに緊張しなくともいいのよ。もう落第ないんだから・・・」
百周年記念事業として同窓会から寄贈された千歳講堂です。「杮落しにおらだ第九歌ったんだぜ!」とチバちゃんが胸を張ります。今日の午後から創立記念式典があり、準備の最終点検をしているようです。
そして、山形県護国神社に立ち寄ります。喜寿のご祈祷を受けます。
皆さんいつになく神妙です。「腹蔵ある人皆祓うてもらえよ。芋煮食べらんねぐなっからな」
祝詞あげられ「喜寿祝い代表蜂屋某・・・延命を願い・・・」ここまではよかったのですが、このあと「七五三の祝い山形市〇〇町〇丁目の何某・・・安産願い山形市〇〇町〇丁目の何某・・・」と続き、予定の時刻を大幅に遅れます。
「川原で待ってるの寒いから早く来て~」の催促の電話に漸く芋煮会の会場に着きます。
一人前セットです。風が出てきて体感温度が下がります。酒よりも芋煮を食べ身体を温めます。「フー、あたまった!」
それから、乾杯です。
燗酒はなかなか温まりません。
ビールに手を付ける方はおりません。寒さのせいか芋煮が大好評です。
「芋煮旨かった~都会ではあの味出ないものな~」「芋もさることながら、野趣に富んだ場所で大勢で食べるのが隠し味かもしれないな~」満腹の腹を抱える‘ツンツン仲間’です。
お別れの会は風の寒さを避けて車中に移します。カナムラくんの進行で始まり、「みんなで‘ふるさと’を斉唱しましょう。なに、昨日歌った?昨日のは練習、これからが本番ね」
「バスの出発時間までもう少しあります。別れを惜しみましょう。喋っだい人~サカグチく~ん」
「ヨーコちゃん!」
ハチヤ会長のお別れの挨拶です。
チバ事務局長の総括談話です。
「楽しかった!」の参加者の一言に幹事の顔が緩みます。二日間に亘った東鳩会の大興行は幕を閉じたのです。「気を付けてお帰りなさ~い。元気でいればまたの機会はきっとありますよ~」幹事の皆さんご苦労様。それにしても、天気も味方してくれました。 [完]
「唐松観音」を駆け上がりました。