東鳩会古希を祝う会は平成21年9月3日(木)・4日(金)の両日にわたり、県内外遠くは広島県からの参加者82名に恩師の先生を来賓に迎え、上山温泉月岡ホテルおいて盛大に開催されました。今年は古希を迎えたほか高等学校卒業50年にもあたる記念の年です。
このブログはいつもより少々長いので、取り敢えず御用を済ませてからご高覧下さい。
遠来の友を温かく迎えるには遅れてはなるまいと早目に家を発ちます。迎えてくれたのは‘東鳩会古稀祝いの会様受付’の案内板です。私は一番乗りです。学生時代縁のなかった一番に満足します。程なくして定刻前に東鳩会‘姫御料’御一行様が到着します。私は早い出迎えの労を‘姫御料’の方々からねぎらわれます。一番の満足よりこちらのほうの喜びを優先させます。
いよいよ遠来の友を迎える受付の準備が始まります。チバ事務局長の指示に従い、ノリちゃん、ミサワ君、カキザキ君が段取りどおりテキパキと事を運びます。と思いきや眼鏡を外したり、掛けたり、眼をしばたたかせ、指を舐め舐め資料の調整も思うにまかせません。それに加え想定外のことが飛び出します。傍らで今か今かと待つ‘姫御料’一行もプレッシャーになります。「何かにこだわっているの?」「こだわっているのはラーメンだけです」などと会話をしているうちに準備完了。定刻前に受付を開始します。
会は‘古希奉告祭’で始まります。東鳩会専属宮司イイダ君の準備も整ったようです。私はイイダ君に訊ねます。「ご利益のあらたかさは前の席?それとも後ろの席?」「それは勿論前の席です」と答えます。続けて「あなたのお祓いは霊験あらたかです。だって、還暦の時御祈祷を受けて以来十年この通り元気で古希を迎えることができました」と言うと「それはありがとう!喜寿を迎えたとき元気で会えるよう今夜は特に気持ちを込めてお祓いさせていただきます」と言ってくれました。ですから今回の御祈祷は賞味期限が7年後までの期間限定です。
御祈祷の前に‘人形(ひとがた)’を使って穢れを祓う説明をイイダ宮司がします。「人形を右手に持って左の身体の頭から肩、腕、足とさすってください・・・」そして全部を回収し「全員の人形を明日最上川に流し穢れを除きます」私は明日は最上川が汚れるかななどと余計な心配をします。この後、祝詞奏上に続きハチヤ会長が東鳩会を代表して玉串を奉奠し、古希奉告祭は恙無く終わります。
次は‘健康講話’です。まずイタサカ君が「がん集団検診を受けるべきか」という題で話します。現在の医学においてがんは早期に発見すれば治癒できる病気である。検診で精密検査を指示されてもがんで無い可能性が高い。恐れずに精密検査を受けなさい。精密検査を受ける気持ちがなければ鼻から検診は受けるな。税金の無駄遣いになる。と手厳しいお話です。
続いて、キクチ君が担当するのは「世界の平均寿命と健康寿命」についてです。日本は戦後急速に平均寿命を伸ばし今や世界第1位になります。と年ごとの平均寿命を示し、その年に生まれた芸能人の名前が次々と飛び出し笑いを誘います。これからは喫煙、肥満などの疾患の危険因子を取り除き、人の助けが不要な‘健康寿命’を如何に平均寿命に近づけるかにあると結びます。少ない時間でしたが皆さんに好評で大きな拍手が送られます。
昔青年の勢ぞろいです。皆さん当時の面影を残しているようですが、私には2割ぐらいの方の名前と顔が一致しません。姫は若くあって申し分ないのですが、殿は喜寿の再会までには顔を変えないようにお願いしたいものです。「それ、そこの人!」「私ですか?」
ハチヤ会長が「還暦の参加者を超える82名の会員から参加いただき、企画した我々としても喜び一入です。健康に留意して同窓会の喜寿の祝いに再会しましょう」と挨拶し、祝う会の開会です。会長の話にヤッサンが感涙にむせんでいるようです。カズちゃんの胸は喜びに輝いています。「いただきま~す」「あらあら、タカヲちゃん乾杯までチョット待ってね!」
恩師ライジ先生の挨拶です。「私はあなた方が高校に入学した当時32歳でした。17歳の年違いは今も変わりません」と洒落ます。待てよ、今夜はライジ先生の米寿のお祝い?そしてソウマ先生は「亡くなって妻の有り難さが分かります。奥さんを大事にしてください」と身につまされるお話です。
司会者ヤスエちゃんの晴れ姿です。話すヤスエちゃんよりも後ろのモギ君が緊張しています。モギ君は会場責任者として浴衣に着替える時間もなく活躍します。
「え~毎度馬鹿馬鹿しいお話を・・・」失礼しました。ライジ先生の宝生流のお謡いです。東鳩会のお祝いにと季節のものと高砂の二つを謡って華を添えていただきました。声の迫力には圧倒されます。前の仲居さんが鼻にハンカチを当てるほどの感激です。
乾杯の御発声は前会長のアラタ君です。朱塗りの大杯を掲げ会員皆のご健康を祈念して乾杯します。乾杯の後の大杯を受け取る役がスタンバイして「よ~い!」と腰を上げます。
余興としてカズヒコ君がシャンソンを披露します。サークルで日頃研鑚してるとあってなかなか堂に入ったものです。白い服に白い帽子も歌に彩りを添えます。(馬子にも衣装なんて言ったら怒られるでしょうね)と思いながら言っているのです。
ツカザキ君はカズヒコ君のシャンソンに夢中です。歌は耳から、食事は口からと割り切り、箸を持つのがタカヲちゃん、イチロー君、ケンちゃんです。
「お~い幹事!この方たち‘古稀’と‘金婚’を間違えたみたい?」「・・・」「同じ東鳩会会員でしたか?どうも失礼しました」私はそっとイチロー君とショウコちゃんのツーショットを撮っていたのに何とも無粋なことです。
ショウコちゃんがイチロー君に囁きます「越の寒梅持って来たから二次会で飲んでね」「そりゃ楽しみだな!」と相好を崩します。それが聞こえたのかどうか分かりませんが、イシグロ君が「ショウコちゃん元気!」と隣に座ります。両脇に殿方を侍らせたショウコちゃんのこのご満悦な顔!!
校歌斉唱です。いつもの通り指揮はツカザキ君の専管事項です。♪羽前の三山虚空を凌ぐ~ 「え~と」「キヨハル君、歌詞忘れたか?無理もないな~50年も経つものな~」
続いて、応援歌「おお、勝利」の斉唱です。この指揮も半ばカナムラ君の専管事項です。顔が見えません。私が意識した訳じゃありません。悪しからず!
この歌詞を忘れる方はおりません。だってたった三行半(みくだりはん)の歌詞です。そして力強い手拍子がつきます。この元気な笑顔を見てください。やっぱり応援歌です。
副会長ノリちゃんが登壇します。「宴たけなわですが・・・」中締めの挨拶です。司会のヤスエちゃんは私の役目もこれまでと最後の緊張をします。
続けてノリちゃんが言います「一本締めで閉めます。一本締めはハラチュウ君で~す」突然振られたハラチュウ君、少しも騒がず「ハ~イ!お手を拝借!」「ぱん!」この阿吽の呼吸は月例会で培われるものです。
宴は二次会場へと移ります。ここでもライジ先生が気炎を上げています。この元気さにオノデラ君もタジタジと言うところです。数学の授業をするんじゃないからアラキ君逃げなくてもいいのよ!
そしてもっと元気なのが姫様です。「ウ~ン、今夜の酒は美味しいな~」ドサクサに紛れにショウコちゃんを脇息代わりにしているのはヒロコちゃん?
驚きはライジ先生だけではありません。姫様も驚くべき怪人です。この絵だけでは古稀の会に見えないでしょう!!
姫様に手招きされ包囲されます。ヤッサンは顔を赤くして上気しています。私は脂汗して心臓が早鐘を打ちます。(胡麻手を擦りながら)「まだまだ、魅力があります!」と言うのが精一杯です。
「今夜はこのぐらいにしとうございます・・・」二次会閉会の弁をヨネムラちゃん述べます。写真のピントが差しのべた‘愛の手’に合い、ヨネムラちゃんがボケてしまいます。教訓「‘愛の手’も時には邪魔になる」のです。
‘東鳩会古希祝いの会’開催のため、8月の開催を凍結延期した‘東照会’は11月の第4週を予定に準備するそうです。
・・・2につづく
このブログはいつもより少々長いので、取り敢えず御用を済ませてからご高覧下さい。
遠来の友を温かく迎えるには遅れてはなるまいと早目に家を発ちます。迎えてくれたのは‘東鳩会古稀祝いの会様受付’の案内板です。私は一番乗りです。学生時代縁のなかった一番に満足します。程なくして定刻前に東鳩会‘姫御料’御一行様が到着します。私は早い出迎えの労を‘姫御料’の方々からねぎらわれます。一番の満足よりこちらのほうの喜びを優先させます。
いよいよ遠来の友を迎える受付の準備が始まります。チバ事務局長の指示に従い、ノリちゃん、ミサワ君、カキザキ君が段取りどおりテキパキと事を運びます。と思いきや眼鏡を外したり、掛けたり、眼をしばたたかせ、指を舐め舐め資料の調整も思うにまかせません。それに加え想定外のことが飛び出します。傍らで今か今かと待つ‘姫御料’一行もプレッシャーになります。「何かにこだわっているの?」「こだわっているのはラーメンだけです」などと会話をしているうちに準備完了。定刻前に受付を開始します。
会は‘古希奉告祭’で始まります。東鳩会専属宮司イイダ君の準備も整ったようです。私はイイダ君に訊ねます。「ご利益のあらたかさは前の席?それとも後ろの席?」「それは勿論前の席です」と答えます。続けて「あなたのお祓いは霊験あらたかです。だって、還暦の時御祈祷を受けて以来十年この通り元気で古希を迎えることができました」と言うと「それはありがとう!喜寿を迎えたとき元気で会えるよう今夜は特に気持ちを込めてお祓いさせていただきます」と言ってくれました。ですから今回の御祈祷は賞味期限が7年後までの期間限定です。
御祈祷の前に‘人形(ひとがた)’を使って穢れを祓う説明をイイダ宮司がします。「人形を右手に持って左の身体の頭から肩、腕、足とさすってください・・・」そして全部を回収し「全員の人形を明日最上川に流し穢れを除きます」私は明日は最上川が汚れるかななどと余計な心配をします。この後、祝詞奏上に続きハチヤ会長が東鳩会を代表して玉串を奉奠し、古希奉告祭は恙無く終わります。
次は‘健康講話’です。まずイタサカ君が「がん集団検診を受けるべきか」という題で話します。現在の医学においてがんは早期に発見すれば治癒できる病気である。検診で精密検査を指示されてもがんで無い可能性が高い。恐れずに精密検査を受けなさい。精密検査を受ける気持ちがなければ鼻から検診は受けるな。税金の無駄遣いになる。と手厳しいお話です。
続いて、キクチ君が担当するのは「世界の平均寿命と健康寿命」についてです。日本は戦後急速に平均寿命を伸ばし今や世界第1位になります。と年ごとの平均寿命を示し、その年に生まれた芸能人の名前が次々と飛び出し笑いを誘います。これからは喫煙、肥満などの疾患の危険因子を取り除き、人の助けが不要な‘健康寿命’を如何に平均寿命に近づけるかにあると結びます。少ない時間でしたが皆さんに好評で大きな拍手が送られます。
昔青年の勢ぞろいです。皆さん当時の面影を残しているようですが、私には2割ぐらいの方の名前と顔が一致しません。姫は若くあって申し分ないのですが、殿は喜寿の再会までには顔を変えないようにお願いしたいものです。「それ、そこの人!」「私ですか?」
ハチヤ会長が「還暦の参加者を超える82名の会員から参加いただき、企画した我々としても喜び一入です。健康に留意して同窓会の喜寿の祝いに再会しましょう」と挨拶し、祝う会の開会です。会長の話にヤッサンが感涙にむせんでいるようです。カズちゃんの胸は喜びに輝いています。「いただきま~す」「あらあら、タカヲちゃん乾杯までチョット待ってね!」
恩師ライジ先生の挨拶です。「私はあなた方が高校に入学した当時32歳でした。17歳の年違いは今も変わりません」と洒落ます。待てよ、今夜はライジ先生の米寿のお祝い?そしてソウマ先生は「亡くなって妻の有り難さが分かります。奥さんを大事にしてください」と身につまされるお話です。
司会者ヤスエちゃんの晴れ姿です。話すヤスエちゃんよりも後ろのモギ君が緊張しています。モギ君は会場責任者として浴衣に着替える時間もなく活躍します。
「え~毎度馬鹿馬鹿しいお話を・・・」失礼しました。ライジ先生の宝生流のお謡いです。東鳩会のお祝いにと季節のものと高砂の二つを謡って華を添えていただきました。声の迫力には圧倒されます。前の仲居さんが鼻にハンカチを当てるほどの感激です。
乾杯の御発声は前会長のアラタ君です。朱塗りの大杯を掲げ会員皆のご健康を祈念して乾杯します。乾杯の後の大杯を受け取る役がスタンバイして「よ~い!」と腰を上げます。
余興としてカズヒコ君がシャンソンを披露します。サークルで日頃研鑚してるとあってなかなか堂に入ったものです。白い服に白い帽子も歌に彩りを添えます。(馬子にも衣装なんて言ったら怒られるでしょうね)と思いながら言っているのです。
ツカザキ君はカズヒコ君のシャンソンに夢中です。歌は耳から、食事は口からと割り切り、箸を持つのがタカヲちゃん、イチロー君、ケンちゃんです。
「お~い幹事!この方たち‘古稀’と‘金婚’を間違えたみたい?」「・・・」「同じ東鳩会会員でしたか?どうも失礼しました」私はそっとイチロー君とショウコちゃんのツーショットを撮っていたのに何とも無粋なことです。
ショウコちゃんがイチロー君に囁きます「越の寒梅持って来たから二次会で飲んでね」「そりゃ楽しみだな!」と相好を崩します。それが聞こえたのかどうか分かりませんが、イシグロ君が「ショウコちゃん元気!」と隣に座ります。両脇に殿方を侍らせたショウコちゃんのこのご満悦な顔!!
校歌斉唱です。いつもの通り指揮はツカザキ君の専管事項です。♪羽前の三山虚空を凌ぐ~ 「え~と」「キヨハル君、歌詞忘れたか?無理もないな~50年も経つものな~」
続いて、応援歌「おお、勝利」の斉唱です。この指揮も半ばカナムラ君の専管事項です。顔が見えません。私が意識した訳じゃありません。悪しからず!
この歌詞を忘れる方はおりません。だってたった三行半(みくだりはん)の歌詞です。そして力強い手拍子がつきます。この元気な笑顔を見てください。やっぱり応援歌です。
副会長ノリちゃんが登壇します。「宴たけなわですが・・・」中締めの挨拶です。司会のヤスエちゃんは私の役目もこれまでと最後の緊張をします。
続けてノリちゃんが言います「一本締めで閉めます。一本締めはハラチュウ君で~す」突然振られたハラチュウ君、少しも騒がず「ハ~イ!お手を拝借!」「ぱん!」この阿吽の呼吸は月例会で培われるものです。
宴は二次会場へと移ります。ここでもライジ先生が気炎を上げています。この元気さにオノデラ君もタジタジと言うところです。数学の授業をするんじゃないからアラキ君逃げなくてもいいのよ!
そしてもっと元気なのが姫様です。「ウ~ン、今夜の酒は美味しいな~」ドサクサに紛れにショウコちゃんを脇息代わりにしているのはヒロコちゃん?
驚きはライジ先生だけではありません。姫様も驚くべき怪人です。この絵だけでは古稀の会に見えないでしょう!!
姫様に手招きされ包囲されます。ヤッサンは顔を赤くして上気しています。私は脂汗して心臓が早鐘を打ちます。(胡麻手を擦りながら)「まだまだ、魅力があります!」と言うのが精一杯です。
「今夜はこのぐらいにしとうございます・・・」二次会閉会の弁をヨネムラちゃん述べます。写真のピントが差しのべた‘愛の手’に合い、ヨネムラちゃんがボケてしまいます。教訓「‘愛の手’も時には邪魔になる」のです。
‘東鳩会古希祝いの会’開催のため、8月の開催を凍結延期した‘東照会’は11月の第4週を予定に準備するそうです。
・・・2につづく
きっと羨ましがっていることと思います。
本当に楽しかった。懐かしかった。これまで一生懸命頑張ってくれた事務局幹事の皆さん、ありがとう。それにしても、私の歌を真剣に聴いてくれているのはツカザキ君だけとは。トホホホホ ハズカシイ-------