本書は、東電福島原発事故後に書かれた文章の他、原発震災、科学者の責任、原発安全神話、そして現在の社会文化の見直しの必要性についての論文が収められている。
石橋さんは、「本質的な問題は、事業者・規制庁・御用学者を含めた原発業界の、活断層・地震・地震動・津波・地殻変動全般にわたる「値切り」(意図的過小評価)の体質だろう」という(22ページ)。この体質は現在も変わっていない。
過去に書かれた文章は、今回 . . . 本文を読む
著者の白石さんが、テレビ朝日の報道部門でビデオエンジニア、続いてMXテレビで番組制作に携わった後の2001年(911の米国同時多発テロ事件)に、OurPlanet-TVという名のインターネット放送局を立ちあげる経緯や、米国や欧州の市民メディアの状況、そして日本での市民メディアを立ちあげようとする各分野での動きを紹介している。
この本は、クレヨンハウスで購入して、白石さんのサインをもらった。 . . . 本文を読む
本書は、映画『311を撮る』の映像を撮った四名が「それぞれの視点から振り返ったもの」で(xページ)、四名がそれぞれ1章を書いている。最後の第四章の後に、特別寄稿として佐藤忠男さんの「災害を記録する映画とテレビ」と題する一文が収められている。
森さんは、「状況が悲惨であればあるほど、記事や映像は価値を持つ。だって人は人の不幸を見たいのだ。そして僕たちは、人のその卑しい本能の代理人だ。つまり鬼畜」と正 . . . 本文を読む